自分を大切に

仁塾では、毎回の授業で確認テストをしています。

10問程度で、前回の授業と宿題にしっかりと取り組んでいれば誰でも100点が取れるレベルで作っています。

小さな合格(成功体験)を積み重ねることは、大人になってからも大切な要素ですよね。

思春期の子どもたちであればなおさらだと思います。


さて、その確認テスト、先生が回収し、その日のうちに丸つけをします。

塾生の解き方は正しいか、そもそも、しっかりと普段の宿題に取り組んでいるか。

採点をしていると、色々なことがわかります。

そんな中、私は特に厳しい目線で見ている部分があります。

それは、『文字』です。

その人の性格や環境、その日の感情や調子など、文字は実に多くのことを語ります。

これは、ある塾生が書いた『自分の名前』です。

皆さんは、この生徒にどのような印象を感じますか?

恐らく、少なくとも良い印象は持たないでしょう。


実際、この塾生は宿題・確認テストへの取り組みが甘く、先日はクラスの中でただ1人だけ、宿題を提出できませんでした。

次の授業までに出せばいいよ、ということで猶予を与えたのですが、結局提出できず。

今は守られている学生という立場ですが、この子は、社会人になったらどうなってしまうのだろう・・・

本気で心配になってしまいます。


こんな時、塾生のダメな部分を放置したほうがラクですが、それは単なる『責任逃れ』だと思っています。

ですから私は、時に鬼になって叱咤することもあります。

塾長面談を実施し、泣きながら帰る塾生もいます。

かわいそうと思いながらも、心を鬼にして叱咤激励するのは本当に辛いですね。(40過ぎて丸くなったのもあると思いますがw)

一番ラクなのは、何も言わないこと、つまり、放置することです。
だって、誰が好きこのんで生徒を叱るでしょうか?叱咤激励には、異常なほどの体力を使い、精神的苦痛を伴います。(ぶっちゃけ、仁塾はそれに見合う授業料設定ではありません)

でも、塾長面談後に『変わる』生徒が多いのも事実で、「勉強するようになった」「忘れ物がなくなった」「成績が上がった」等、保護者さまにおっしゃって頂けることも多いです。

ただ、上記のような「自分の名前を雑に書く生徒」には、私の本気も伝わらないことが多いですね。


そんな時はどうするか?


もうしゃーない、あきらめますm(_ _)m


私は、人の性根を言葉で諭して変えることはできませんし、『叩き直す』という言葉通り、ゲンコツのひとつやふたつ使って強制的に直すのが当たり前だった時代は、もう遠い昔の話です。


ということはつまり、子どもたちの今を取り巻く環境下では、ダメ人間はさらにダメ人間化が加速し、忍耐力を持って努力できる人間との『差』がとんでもなく大きくなる時代になっているということではないでしょうか。


まぁとにもかくにも、親から頂いた大切な名前は、一生のお付き合いです。

それを雑に扱う(書く)ということは、自分はもちろん、一生懸命考えてくれた親の気持ちを踏みにじるのと一緒です。

だんだんと字を書くことが少なくなった昨今ですが、生徒の皆さんには、親の思いのこもった自分の名前だけはしっかり書けるように、そして、自分を大切にして欲しいと、切に願います。


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JinJuku

「成績の上げ方」「合格力の付け方」のアドバイスは当然しますが、成績や進学先で人生が決まるわけではないということも伝えています。大切なのは「眼の前の目標や目的から逃げない」こと。逃げずにとりあえずぶつかってみたからこそ見える景色がある。その景色に納得がいくような努力をしましょう!

仁塾NOTE

桐生・伊勢崎に教室がある学習塾『仁塾 JINJUKU』での出来事を紹介していきます。
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