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【ADDress清川菜園プロジェクト】東京から一番近い村、清川村で開催された農園づくりの様子をレポートします!

朝晩がしっかりと冷えるようなった12月15日。
野外でのイベントを歓迎するかのような澄み渡る青空の下、神奈川県唯一の村である清川村にあるADDress清川の家にて、農園づくりのイベントが開催されました!画像3


(写真:ADDress清川の家の玄関先から見える景色)

清川の家ではこれまでも数回、会員向けに農園づくりのイベントが開催されていましたが、一般募集してのイベントは今回が初めて。
今回はその時の様子を、ADDressで絶賛多拠点暮らし中の会員久米がお送りいたします。

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ADDress清川菜園プロジェクトってなに?

ADDress清川は神奈川県で唯一の清川村にある古民家を改修し、ADDressの拠点となった、まるで田舎のおばあちゃんちに帰ってきたような趣のある一軒家(下記写真)。画像5

家の裏には小さな農園スペースがあり、ADDressアンバサダーの佐藤 飛鳥さん監修のもと、清川の家守である河野 潤さんと共に、清川産のオーガニック野菜づくりを目指すプロジェクトです。

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ADDressアンバサダー 佐藤 飛鳥さん
1994年、秋田県生まれ。青山学院女子短期大学出身。
大手健康食品メーカーおよび食品専門商社での経験を経て、 2017年AIfrece composition株式会社を設立。秋田県産の農作物を都内マーケットやマルシェにて店頭販売を行うゴロクヤ市場の立ち上げ、自らも栽培、収穫、出荷に携わりトレーサビリティの可視化を目指した卸売事業を主なプロジェクトとしている。同年、アメリカ・ニューヨークへ留学。国外の食品のプロモーションに関して学ぶ。現在は、自社プロジェクトの傍、他社のフードに関する商品開発、新業態店舗の立ち上げ、実店舗のマネジメントも受け持つ。

これまでも毎月1回、会員向けに開催されており、前回はエンドウ豆の苗を植えました。しかし…その後イノシシに全て食べられてしまったとのこと…(涙)作業前の農園には、イノシシの足跡らしきものが残され、作物は何も残されていませんでした…。

そのため、今回はイノシシと鹿対策のネットで農園全体を囲って作物を荒らされないようにし、新たに小松菜ルッコラの種を植えるための農地づくりと、キウイを栽培するためのキウイ棚づくりをみんなで行っていきます。

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まずは自己紹介

今回は一般の方からも募集していたため、ほとんどのみんなが初めましての状態。そのためイベントは簡単な自己紹介からスタート!

みんなが胸につけている付箋にはそれぞれ、『今日呼んで欲しいニックネーム』『住みたい場所』が書かれています。
住みたい場所も国内海外とそれぞれでしたが、そこはさすが農業体験に来るみなさん!『自然の多いところ、山の近く、海の近く』といった場所が多く、さっそく共感する声が挙がり、和やかな雰囲気で自己紹介は進んでいきます。画像1

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イベントの募集内容に興味をもって集まったメンバーは、お一人で参加された方だけでなく、ご家族で参加された方、カップルや友人と参加された方など、年齢層も職業も様々。

この状況はまさに今のADDress会員コミュニティそのもので、共通のキーワード(下記のイベント参加対象者参照)でつながるフラットで居心地の良い空間がそこにはありました。

■■■イベント参加対象者■■■
多拠点居住に興味のある方
清川村に興味がある方
ADDressに興味のある方
農園づくり、家庭菜園に興味のある方
みんなでおいしい秋田野菜を食べて楽しみたい方

ADDress取締役桜井氏からも清川村と清川の家ができた背景や軌跡、想いが語られ、今日ここで集うことができたことに感慨深い気持ちになりました。
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いよいよ農園づくりの作業開始!!

自己紹介を終え、本日の顔ぶれがわかったところでいよいよ農園づくりの作業がスタート!
アンバサダーの飛鳥さんから本日の作業について一通りの説明を聞き、数人ずつ役割を分担していきます。
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(写真:「土を耕すのをやる人!」「はい!」の図)

ここで農園のビフォーをご覧いただきましょう!(下記写真)画像44

土はある程度耕されてはいるものの、今はまだ何も植えていない空き地の状態です。これが、今日集まった18人の手によってどのように変化するのでしょうか?

まずは、先ほど手をあげたメンバーが中心となって、耕運機や鍬を片手に土を耕していきます。はじめての耕運機に戸惑いつつも、作業は順調に進んでいきます。
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みんななかなかの鍬捌き!明日腕や腰にきそうなことは覚悟しつつ(笑)、あっという間に畑が耕されていきます。

以前からこの農園作りに関わっていたアンバサダーの佐藤さんや家守の河野さんが、「いつもは3人くらいでやっていたけど、やっぱり人数がたくさんいると進むスピードが全然ちがう!」と驚いていました。

自然とチームワークが生まれていく

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前回植えたエンドウ豆の苗が、イノシシに荒らされてしまったため、今回は獣対策をしっかりと行うことにしました。農園の周りをぐるっと囲むようにネットを張っていきます。

写真の支柱を等間隔に差し込んでいき、ネットが絡まないように、ネットを複数人で持って一緒に歩きながら支柱に沿ってネットを張っていきます。今日のメンバーのチームワークが試される重要な場面です!!

ここでおもしろかったのが、ある人は効率よくできるようにみんなをディレクションしたり、ある人は率先して力仕事をしたり、ある人は参加を促すようにこれやってみますか?と声をかけたり、自然と役割分担がなされていたことです。

いい感じだなぁと思いながら、ネットも絡まることなく順調に張り終えました!画像23

試行錯誤の連続で距離が縮まる

キウイがつるを巻いて順調に芽を伸ばすように、キウイ棚を設置します。こちらの組み立ては主に男性陣が担当をしました。画像26

私は別の作業をしながら端から見ていましたが、長さや幅を微調整しながら何度もやり直し、簡単にはうまくいかないこともあって、チームが一丸となっている様子が伺えました。

ずっと笑い声が聞こえていて、戯れている(作業している)男子たちを、微笑ましく見守る女子たち(笑)
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試行錯誤の甲斐あって、最後にはビシッとキレイな形のキウイ棚に仕上げてくれました。

みんなでやればあっという間!

男性陣が戯れる(失礼!笑)のを横目に、分担しながら作業を進めていく女性陣たち。
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無事に育ちますように

いよいよ種まきと苗を植えるところまできました!
小松菜ルッコラは、先ほど作った畝に溝を掘り、種を撒いて、土をかぶせていきます。画像39

キウイは、キウイ棚の端2箇所にそれぞれ穴を掘って、苗を植えていきます。画像40

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ここでアンバサダー飛鳥さんからの豆知識!
キウイフルーツには雄木雌木があり、私たちの食べる実は雌木に成りますが、受粉のためには雌木と雄木の2本植える必要があります。
でもこの『スーパーエメラルド』という品種は、1個の花に雌雄が存在する両性で、1本で実が成るめづらしい品種なんだそうです!
また、キウイを植える理由は、キウイが苦手な鹿対策の意味もあるそうです。

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そして最後にたっぷりと水やりをして…画像48

ADDress清川農園の完成!!!!!

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(写真上:after、写真下:before)
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すてきな畑になりました!
数ヶ月後には今日植えた野菜が育っている様子が見れるかな?野菜たちの成長の様子も楽しみです。

そして最後は、本日畑仕事を共にしたみんなでパシャリ。
ひと仕事を終えたみんなのいい笑顔!!画像50

今日植えた、小松菜とルッコラは2月に収穫予定、キウイは2年後(!)とのこと。収穫に合わせて、またイベントを行う予定です。

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清川ポークのソーセージと秋田野菜のBBQ

さてさて、本日のプログラムはまだまだ終わっていません!
動いたのでお腹もぺこぺこ。本日2つ目のメインプログラム、清川ポークのソーセージと秋田野菜のBBQです。画像51

清川村のブランド豚「清川恵水(めぐみ)ポーク」のソーセージ
清川村への移住者でつくる「地域おこし協力隊」の松田桂一さん(58)が開発・製造している、清川村のブランド豚「清川恵水(めぐみ)ポーク」を使ったソーセージ。先日、本場ドイツの業界団体が主催した食肉加工品のコンテストで金賞に選ばれたばかり。

清川ポークのソーセージはまだ一般販売はされていないのですが、今回はこの日のためにご厚意で譲っていただけたとのこと!家守さんが日頃から地域との関係を築いてくださっているおかげです。
今回は試作品の様々な味のソーセージや、ベーコン、生ハム、スモークチーズなども用意してくださっていて、みんなでいろいろな味を試しました!画像52

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(写真:野菜の下ごしらえやソーセージを焼くのを担当してくれたみなさま。ありがたや…。)画像54

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(写真:ジューシーなソーセージとぴちぴちの秋田野菜!)

秋田野菜の、さつまいも、山芋、ねぎは、アンバサダーの飛鳥さんが持ってきてくださいました。ねぎは本当に甘くて、山芋もホクホクでとてもおいしかったです!

ソーセージも野菜も美味しすぎて、一瞬でみんなのお腹におさまりました。他に、焼きそばやナスを使った一品も。筆者もはらぺこだったので、ひたすら食べてしまい、この時の写真があまりありません(笑)画像56

BBQをしながら、ひきつづきみんなで談笑タイム。話も尽きず、連絡先なども交換しつつ、気づいたらあっという間に夕方になっていました。

大人になると、新たな出会いが少なくなるといわれるけれど、こうして人と人は出会い、繋がっていくんだなぁと…。あらためて今日は集まれてよかったな。

さてさて、辺りも暗くなってきたので、会もそろそろお開き。次回は収穫イベントを2月くらいに行う予定!とのお話があると、まだ日にちも決まってないのに「エントリーの予約しときます!!」との声が(笑)
帰り際にも、また収穫のときに来ます!次のイベントで会いましょう!と話しながらお別れしました。

一緒に参加したみなさま、食材を快く提供してくださったみなさま、ありがとうございました!!

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あなたもADDressのイベントに参加してみませんか?

今回のイベントの様子はいかがでしたか?
ADDressでは、全国にある家で、その地域に根付いたイベントが随時開催されています。私もその少し前には、茅ヶ崎でのDIYイベントにも参加しました!画像57

(写真:ADDress茅ヶ崎の家でのDIYイベント時の1枚)

ADDressのメンバーだけでなく、家守さんやその地域のみなさん、同じ興味に集まるみなさんが集まって、フラットで和やかな雰囲気が味わえるのがADDressのイベントのいいところ♪

清川での収穫イベントも2月頃開催予定なので、次にあったら参加してみようかな?と思うあなたはぜひ、こちらの案内をフォローしてみてくださいね!

ADDress会員も募集中!

私はイベントの前日と翌日、清川の家にそのまま滞在していました。今回の清川の家のような、日本全国の空き家を改修した家に、気の向くまま月額制で滞在できるのがADDressの素敵なところ。
説明会も随時開催されているようなので、ADDress公式サイトもぜひチェックしてみてくださいね!

(取材・記事・撮影:久米 恵)
(写真:ADDress)



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