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2019年、旅と住まいの融合が始まる。ADDress始まりました。/ 佐別当 隆志


2018年12月20日のADDress始動の発表から3ヶ月が過ぎました。1200件以上の住人・物件提供・家守の問い合わせを頂きました。また2月18日の戦略発表会では11か所の拠点とパートナーの紹介、同時にスタートしたクラウドフンディングでは目標の633%となる1261万円の支援を頂きました。期待を寄せて頂いている皆様、本当にありがとうございます。

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(サーファーの聖地、千葉県一宮のADDress拠点近隣の朝日)


リクルートホールディングス社が発表した2019年トレンド予測「デュアラー」や、マツコ会議やWBSなど様々なメディアで紹介されている「アドレスホッパー」など、新元号にあわせて新たな時代の到来を予言するようなライフスタイルに関心が高まっています。

事業者もタイミングをあわせたかのように次々と個性的な多拠点生活向けのサービスが続々と登場。ゲストハウス使い放題の「Hostel Pass」や、共遊別荘・共遊スペースの「ハンモサーフィン」、世界を舞台にした定額制住居サービス「HafH」や「トークンハウス」、そして都市向けに敷金・礼金・仲介手数料なしスマホだけで1か月から契約で家具・wifi付きマンションの「OYO LIFE」。

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(パートナーのコアラマットレス、クイーンサイズで家族は無料利用可)


ADDressはその中でも都市や海外ではなく、都市から1-2時間で行けるような自然や歴史豊かな地方に注力し、空き家や別荘、古民家や保養所や民宿など一軒家を中心に水回りなどをリノベーション、都市部に居を構える方々に快適な自然、日本の豊かな歴史を体験してもらえるように拠点開発しています。また各拠点には家守という地域住民や会員のハブ役になる方々が地域との交流、会員同士の交流を価値として提供します。

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(ADDress南伊豆の温泉付き別荘。24時間入り放題)


スマホやSNS、テクノロジーの進化によって、働き方、ライフスタイルは大きく変わりました。日本でも終身雇用が終焉を迎え、正社員比率が過半数を割り、少子高齢化と人口減少がとてもつもないスピードで地方を襲っています。世界中で民泊やライドシェアなどシェアリングエコノミーが広がり、20-30代のミレニアル世代が選択肢が豊富でクリエイティブな手段としてシェアサービスを楽しんでいます。その中で、住まいだけがアップデートされていない状況の中、2019年は「旅と住まいの融合」が始まります。ADDressが始めます。定額制の住居。クラウド型の住居。日本全国におかえり、ただいまと言える自分の拠り所としてのADDress拠点。都心の仕事を捨てずに、地方の田舎暮らし、地方ならではの仕事や教育の両立を目指します。

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(庭でゆっくりコーヒーを飲みながら仕事も。ADDress南伊豆)


新たな元号が始まる今年、日本の古き良き歴史や文化、里山や離島、日本は世界的に本当に恵まれた資源、歴史を有しています。少子高齢化、2000万軒を超える空き家問題を逆手にとって、若者が牽引するこの多拠点生活、旅と住まいが融合した暮らし、歴史や文化を大切にしてきた年配の方々との交流、都心と田舎の人口のシェアリングは、この国を大きく変え、結果として世界中が注目するモデルになる可能性にを秘めています。

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(ADD北鎌倉の素敵な一軒家。固定のドミトリーも個室も広いリビングも)


僕たちは移住定住ではなく、全国住み放題の多拠点コリビング。関係人口とテレワーク、シェアハウスとサテライトオフィスを融合し、都心でも地方でもシェアする暮らしと仕事場を提供していきます。シェアリングエコノミー協会で得た知見を活かして公共政策としっかりと連携し、日本の自治体や国策として展開する動きもし、旅館や地域交通、飲食店など既存業界と連携、さらに大企業とも連携した日本型シェアリングエコノミーを実践します。

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(自社管理の拠点は、調味料や炊飯器も完備で自炊可能。ADDress南伊豆)

ADDressは今年50-100軒の拠点を開発し、2030年には100万会員、20万拠点、100万室を目指します。住民税の法改正は時間がかかると予想されるため、ADDressが税金の代わりに素敵な歴史的な空き家をリノベーションして利活用、地域の2次交通の開発や、お祭りや地域でのイベントに協賛や協力、積極的に会員のみなさんと主催、参加します。

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(4月以降も順次新規の拠点利用できるようになります)


できるだけ身一つで多拠点コリビングを楽しんでもらえるように家具・家電やwifiはもちろん、こだわった職人・企業の製品をパートナーとして導入させて頂いています。アメニティは松山油脂のオーガニックのLEAF&BOTANICS、洋室のベッドはオーストラリアのコアラマットレス、そして新たなにパートナーになってくれたのが今治タオルのIKEUCHI ORGANIC。会員の皆様にはタオルを1人1枚プレゼントするので、持ち歩いて各拠点で使ってもらい、置いてあるタオルを持って使ったタオルは洗濯に置いていってもらうようにします。食器もまずは、波佐見焼のカラフルで可愛らしカップを導入していくことに決めました。

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一方で、会員のみなさまとは賃貸借契約で自分の住まいとして利用してもらい、自分が利用した部屋は自分で掃除、シーツの交換も自分でやっていただきます。月4万円で全国住み放題、家具・家電・wifiからこだわりのアメニティや家守のサービスを維持するためにも、またそのプロセス自体を楽しんでくれる方々に会員になって欲しいと願っています。ともにつくる、ともに暮す。地域や会員との交流を楽しんでもらいたい。

さて、本日よりADDress第一期会員の利用が始まります。近日中に追加会員の募集もしますので、お楽しみに!

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(南房総でKUMIKI PROJECT運営による会員・家守・スタッフとDIYワークショップを実施した際の一コマ。今後もDIYワークショップ開催します)




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