ホテル・旅館・ペンション・民泊の部屋をADDressに。

多拠点コリビングサービス「ADDress」は住まいを提供しています。新型コロナウイルス感染予防のため、提供個室の制限やスペース内の利用制限・ルール化を実施していますが、「住宅自体」の利用は、自宅を解約してADDressを生活の本拠としている会員の住まいを締め出してしまうことになるため、禁止できません。今後、中長期的な影響が予想されるコロナ時代を生活する上でも、利用者一人一人の「健康的で安全で他者への思いやり」に配慮した生活マナーを呼び掛けています。

活発なADDressコミュニティ

ADDress会員の中には、地方から首都圏へ仕事のために上京している方もいます。東京を含む首都圏のインフラ工事のために滞在している会員からは、こんなメッセージが届きました。

こういう状況だから早く自宅に戻りたいけれど、仕事のためにやむなく滞在しています。いつもなら、会員同士の交流を楽しみに滞在しているけど、家の中では個室にこもって休むしかないです。他者との接触を控え、ソーシャルディスタンスを取ってくださいと運営側がアナウンスしてくれているので、ほっとしています。一切の接触・交流がないADDress生活は不自然な感じもしますが、今はしょうがないですね。一人一人が感染予防に取り組んで、これからもADDressが利用できるようにしていきましょう。

不要不急の外出自粛が続いていますが、ADDressコミュニティは今も活発です。どの家にもwifi環境が整っているので、「オンライン交流会」を開催して、ADDress生活をもっと充実させるためのアイデアを募ったり、インターネットで繋がる交流が盛況です。

新年度からの生活環境にあわせて、ADDressで新生活をスタートさせる新規会員もいます。通常であれば、ADDressの家や地域でさまざまな人や体験に触れることができるのが特長ですが、この時期はそれが叶いません。しかし、実際に出合う機会が減少しても、利用者同士の繋がる場があるのがADDressです。

観光産業の危機に直面して

コロナ禍においても、「コミュニティ」の要素はADDressに欠かせないものですが、住居そのものの物件開拓も続けています。コロナ収束が見えない中、感染予防に配慮しながら検討しているのが「ホテル・旅館・ペンション・民泊」との連携プランです。

日々、観光産業の休業・廃業のニュースを目にします。また、コロナ感染の軽症者を受け入れるホテルも増えています。

この記事の中で、北海道のHATANO観光グループ・市野浩美セールス＆マーケティングマネージャーの言葉が印象的でした。

宿泊施設は固定資産税、電気料金、設備のリース代など多額の固定費が発生し、休業して売り上げがゼロでもこれらを払い続けなければならない。コロナウイルスが収束した時点で生き残れているか、多くの宿泊施設が戦々恐々としているのではないか。

ADDress提携プランの概要

コロナ時代を乗り切るために、緊急時におけるホテルの対応力が求められていますが、ADDressは「観光目的だけではない滞在の形＝新しい時代の住まい」を一緒に目指せるホテル・旅館・民泊施設との連携を模索しています。連携内容については、施設側ニーズもヒアリングしながら進めますが、ADDressが検討している概要は以下の通り。

▼ホテル・旅館・ペンション・民泊施設連携プラン
1. 個室単位(1部屋～、民泊の場合は1棟借り)でADDressが１か月毎の固定料金を支払う
2. コロナ収束までの限定期間(最短3か月。両者協議により延長可能性あり)
3. ADDress会員は1か月単位の長期滞在の利用想定

賃料については、施設の立地条件などを考慮し、両者協議の上で決めさせていただきますが、ADDress会費が月4万円〜提供しているため、この金額をベースに想定稼働率を算出します。相場感として参考にしてください。

ADDress提供物件も個室の利用制限を設けるなど、通常運転とは異なる措置を実施している状況です。住まいを求める会員に対し、宿泊施設の個室に長期滞在できる環境を提供することで、快適な住空間と移動リスクの軽減による社会不安の払拭を目指していきたいと思っています。

民泊施設については、提供物件が戸建でオーナー同居しているか、近所にお住まいであること(または清掃を担当できる方が近所にお住まいでも可)が条件になります。これは、以下で説明しているADDress家守制度に関連します。

ADDressコミュニティの形成で欠かせない「家守」は、連携プランの実施においてもADDressサービスの重要ポイントです。家守の顔が見えず、アパートやマンションの一室を遠隔から提供している民泊施設は対象外となります。この点はご了承ください。

提携エントリーの受付先

この度の施設連携プランに関する条件をまとめます。
まずは最短期間の「お試し」で実施することも可能です。コロナ収束期間限定で、最小限の連携でも構いません。
この非常事態社会における新しい住まいの可能性を、ADDressとともに実現したいと思ってくれる施設からのエントリーをお待ちしています。

▼ADDress宿泊連携プランの条件まとめ
1. 不要不急の外出自粛が続く中、長期滞在しながらリモートワークを試みる人たちの生活を支援したい
2. 個室単位での賃貸提供が可能である（コロナ収束期間のみ限定可、最短3か月〜受付）

※旅館業の営業は継続しない前提で、「住まい」のサービスとしての可能性を検討される事業者も対象となります。

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