僕らには地元がない。だから安心できる地元をつくりたい。/ 佐別当隆志

内閣官房のシェアリングエコノミー伝道師を拝命しています。全国でシェアリングエコノミーの普及促進を目的に、地方で登壇やシェアリングエコノミーの社会実装に向けて全国を回っています。

その中でよくご一緒させていただくのがANA・デジタル・デザイン・ラボのチーフディレクター、津田さんです。津田さんのプレゼン資料に衝撃を受ける1枚があります。

1950年には東京・大阪・名古屋で生まれた人は31%で、多数が地方出身者でした。都心は田舎者の集まりと言ってもおかしくありません。それが、1980年には47%が、2010年にはついに過半数を超える52%が都心で生まれているのです。もはや、東京生まれ東京育ちが当たり前になりつつあり、田舎をもっていない世代が増えています。しかも出生者数は半減。高校や大学が田舎ではないので、子供たちは中学や高校を出ると都心に行ってしまいます。そしてほとんどは都心で結婚し、子供を生み、地方に戻るひとはごくわずかです。この傾向は今後も続いてしまい、少子高齢化していくにも関わらず、都心部に若者が、人口が集中していく構図ができあがっています。

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先日、知人の田中さんがADDressのリリースを見て、とても共感するコメントを書いてくれたので、紹介させていただきます。

私には、「地元」がない。
田中家のルーツは佐賀県有田町だが、私自身は、東京都小平市で生まれ、1歳から10歳までは足立区で育ち、千葉県柏市に転居して15歳まで過ごした。
16歳で親元を離れてからは、都内を転々と。
だから、私には、「地元」と言える場所はない。

それでも、柏市には未だに友人が暮らしているし、2012年~2014年を過ごした佐賀県有田町・唐津市・佐賀市・武雄市・嬉野市・鹿島市にも同志がいるし、伊万里市には先祖の墓もあるし、福岡県福岡市や三重県伊勢市・志摩市・福島県福島市・山形県山形市、北海道札幌市、ポートランドやニューヨーク、バンクーバーやアムステルダムにも逢いに行きたい人がいる。

もちろん、長野県川上村や広島県庄原市にも数多くの同志がいて、最近では、地方創生に関連した仕事をしていると、逢いに行きたい同志が全国で暮らしている。

だから、私自身は、これまで家を買って根を張るという発想を持ったことがないし、シェアハウスに暮らしてみて、これからは賃貸住宅でさえも、必要ではなくなるのだと確信した。

でも、私にだって必要不可欠な環境条件はある。
WiFiが安定していて、電源が豊富にあり、少し広めのお風呂があって、静かに眠れるベッドと、車か電車で30分以内に美味しいお店があること。

そして、逢いに行きたい人がいること。
世界中に、そんな環境があったら、ずっと移動しながら暮らしていきたい。

世界中が、「地元」になる。「地元」がない私にとって、こんな嬉しいことはない。登録しよう、「ADDress」に。

そう。僕らは地元を失い始めている。実家がある人も、都心に出てきて実家に帰る度に違和感を感じていませんか?小さな頃に通っていた商店街に空き店舗が目立ち、人通りが少ない。駅前やちょっと人が多いところには、都会的な立派なスーパーやデパート、公共施設が並んでいる。年々、田舎が田舎じゃなくなってきている。

自然豊かな地域にいくと、廃墟となった旅館やボロボロの空き家、飲食店を探すのも大変で、タクシーすら駅前にはいない。バスもほとんど来ず、電車も1本逃すと大変なことになる。日本の田舎が、僕らの地元が失われていっていいのだろうか?解決策は人口減少、少子高齢化の時代において、移住促進や企業誘致ではない。多拠点居住であり、都心と地方の人口のシェアリングが必要だ。来年、日本は元号が変わります。平成とは何だったんだろうか?昭和のルールをまだもっていくのか?新たな時代には新たなルールを。そして日本の大切な未来、大切にしたい地方を、僕らのやり方で、今の時代にあったアプローチで、ADDressの住民、オーナーたちとつくっていきたいと思います。

キャンペーンのお知らせ

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