映画の感想『完全なる報復』ほかーー復讐モノ

復讐系の作品が好きなので、いくつかの作品の感想を書いていこうと思います


完全なる報復

2009年のアメリカ映画です。
この復讐はちょっと変わってて、司法の融通の利かなさを復讐対象としてます。

あらすじ
初っ端から主人公(クライド)宅に強盗が入って、クライドが殴られ意識を失いかけてる間に妻と娘が酷い殺され方をします。
クライドは体が動かないけどそれを見てる状態。
犯人はダービーとエイムスという2人組。すぐに捕まります。
だけど、実際裁判で死刑判決が出たのはエイムスのみ。主犯格のダービーは5年くらいで出所という軽いもの。
というのも、ニックという検事が普通に裁判した所で証拠不十分で不起訴になる可能性を憂慮し、ダービーに罪を告白させるかわりに減刑するという司法取引を行ったから。
クライドは納得いくわけもなく、証拠ならある!血液とかのDNA鑑定の結果があるじゃないか!って訴えるんだけど、何故か証拠として採用されない(どうも警察の初動捜査がよくなくて、”違法収集証拠”となってしまって採用されなかったらしい)
クライドは現場を目撃してるので誰が殺したか分かってるからそれが証拠になる!って訴えるけど検事のニックは弁護士に突っ込まれたら覆される可能性が高いので(覆されると不起訴になっちゃう?)司法取引でエイムスだけは確実に死刑に追いやるのが一番いいって提案ーーというかすでに司法取引済み。
もう無茶苦茶。主犯のダービーはエイムスを売って自分は軽い刑で終わろうとしてる。
クライドは反論する事無くその場を離れます。
ーーってな感じで、10年後。
実はクライドは優秀なエージェント(殺し屋)
用意万端で司法に反撃に出ます。
もちろんダービーへの報復はきっちりやってる。(アレです。拷問ソムリエの伊集院並みの事をしてます)
クライドがやってる司法への復讐ってのが普通に見てると「関係ない善良な人まで巻き込んでるー」って思ってしまいます
まあ一応当時の裁判に関わった人や司法関係者が死んでいくんですが。

検事のニックがそれに立ち向かう感じです。
最終的にクライドはニックに報復を阻止され死にますが、これは単純にクライドの負けーーではないって思えたりもします。
もともと法律に則って動いていた皆(法律を遵守するが故に誰が見ても人殺しの凶悪犯ダービーを死刑にせず数年で外に出した)は、凶悪犯(クライド)の犯行を停める為に法律を無視して動いた。
善良な市民を守るために市長や検事は皆法を犯した事になるのだから
って思った作品でした。


96時間

2008年の映画
これって復讐なのかな?
まあ娘が攫われて助け出す系の映画です。
お父さんはとんでもなく強くて、ギャングの痕跡を辿って関係者を殺しながら娘を救出しに行きます。
まさにスカッとする復讐モノーーってか救出ものです。
ハラハラする事無く見れる&「とりあえず殺しておこう」の行動が悪人よりも躊躇ないのでお勧め!

イコライザー

2014年アメリカ映画。
これも復讐かな?って気はしますが、勧善懲悪。
96時間を紹介したらこっちも絶対紹介するべきなので書いておきます。
復讐というよりは正義の味方系ですね。
とにかく強い!!
ホームセンターでの戦いはゲリラ戦なのか?!って感じで圧倒的です。
こちらもちょっとでも悪なら容赦なく殺します。この容赦のなさは悪人よるもえげつないので楽しく見れます!
何度も見てしまう映画です。


復讐映画をまとめようと思ったけど、なんか復讐ではないなーって感じになってしまいました。
また次回、面白かった復讐映画を思い出したら感想書きます。

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