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天橋立(後編) 雪舟筆の誤り⁈ 伊根でヒスクを食す

昨日アップした天橋立の後編です。
自宅に帰ってゆっくりかけます

天橋立(前編) 天橋立ビューランド|東熊猫 #note

たんてつ天橋立駅

天橋立ビューランドから降りてきました
踏切の先には、たんてつ天橋立駅。
ちょうど列車が停車中。観光客で、どっと混む。

知恩寺へ向かう

天橋立にある寺院、智恩寺です。
観光客でごった返すメインストリート。
外国人観光客もかなり多い。ツアーの🚩もちらほら。

知恩寺は観光客から外れて静かな境内。
「智恵の文殊」と呼ばれ、日本三文殊のひとつとされます。あとの2つは奈良県の安倍文殊院、山形県の大聖寺。

山門

智恩寺入り口にそびえ立つ、大きな山門が見えます。


この山門は、細部に至るまで本格的な禅宗様になる山門として、丹後地方最大のもので足掛け7年に及ぶ工事を経て、明和4年(1767年)完成。
杉田 玄白、伊能 忠敬 、与謝 蕪村 あたりが活躍した時代。
大工はなんと8780人を要したと言われており、その人工でクラクラきます。

多宝塔

多宝塔は1501年のもので丹後地方では唯一の室町時代のものになります。関ケ原の前ですよ。


さてこの多宝塔、面白い話がありまして、
京都国立博物館にある、国宝・天橋立図。
雪舟(1420~1506頃)筆とみなされている見事な作品です。


図にはほぼ中央に天橋立の白砂青松と智恩寺が書いてある。書いてあるのですが、なんと多宝塔の形が異なる。えっ?晩年の雪舟が書き間違えた? 多宝塔の前に単層の塔が建っていた?
論争がおきています。

なにせ国宝の絵と、室町時代の重要文化財の文化財の食い違いですからね。興味深い話です

伊根の舟屋

クルマなので、足を伸ばして伊根町へ。
海際に立ち並ぶ家々。まるで海に浮かんでいるようにも。伊根湾の沿岸には舟屋と呼ばれる建屋が約230軒も軒を連ねている場所。

ウミャー堂

ちょいと観光バス渋滞も起きていたので、お腹もすいていたし、さっくり方針転換して、道の駅 舟屋の里伊根へ。

ヒスク ひもの、スティックだそうな
塩味がなかなか美味いウミャーでした

なかなかの丹後半島な1日でした。

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