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一乗寺(川西市) 臙脂色

一乗寺(いちじょうじ)
西国三十三所第26番札所

こっちも京都にあるやつではなく、兵庫県加西市にある法華山一乗寺です。

一乗寺は、兵庫県加西市にある天台宗の寺院である。山号は法華山。本尊は聖観音菩薩。西国三十三所第26番札所。国宝の三重塔は平安時代後期を代表する和様建築の塔であり、日本では屈指の古塔である。境内は、春は桜、秋は紅葉の名所として知られる。

ウィキペディア

紅葉の名所でたいへんに美しい、しっとりとした赤でです。
黒みをおびた深く艶やかな紅色、
臙脂色(えんじいろ)

加西市周辺は「きたはりま」
毎年、秋になると秋色スタンプラリーをしてます

一乗寺の大提灯 6尺丸(180×240cm)

普通に成人男性より大きい提灯。
すごい迫力

紅葉のタイルを壁に貼り合わせたような、不思議な構図

放生池 ( ほうじょうち ) 仏教で、捕獲した魚介を購い,生かし放つ池を称していい,慈悲行の表れを意味するそうです。

鏡面のように反射する水面
パレットみたい。

水面に反射する社、差し込む光
水の精が「落とした斧はこれですか?」と現れそう

ただ、
ただ、
美しいリフレクションでした。

池に反射する朱色、柔らに差し込む光など、この世とは思えない美しさ。

三重塔

逆にニ、三層だけで紅葉を入れた構図。
上の飾りが意外と長い

国宝です

十分な距離が取ずフレームに入らなくて四苦八苦したその結果がこの写真。

紅葉と三重塔はセットでしょ、せっかくだから組み合わせたいと歩き回る。
一乗寺は斜面の狭い場所に寺院が配置されていて、これがなかなか。

なので、三重塔は思い切って三重塔を二層まで、紅葉を入れた構図。
木造建築に紅葉は合いますね

大講堂の周り縁からみる三重塔。
暗い室内から明るい外を見る感じ、好きです

この三重塔は1171年 (平安末期)に建てられたもので、日本でも10指にはいる古塔です。852年前というはるか昔の平安時代の木造建築。
上の層ほど屋根や軒出が小さくなる調和美。奥州平泉の中尊寺金色堂と同様の平安末期建築の特徴がみられます

もう900年くらいこの景色だと思うと年月に驚く
木造の建物を長い間維持するのは並大抵でない さすがは国宝

大講堂の天井

天井の模様のようなものは木札(今の千社札)でがたくさん張られています。面白い模様になってます

千と千尋の神隠しの中盤で、ハクを追いかける紙の式神みたいだよね

鐘楼

珍しいのですが、鐘楼の鐘がよく見える。大講堂の縁側廊下がちょうど鐘と同じ高さ。刻まれた一乗寺の銘も読めます。

鐘楼はだいたいどこもこの形で、スカートを履いたみたいな一階、回り縁の2階。スカートがふわっと外側に広がっていて安定感があります。

護法堂(重文)
本堂裏手、石段上に建つ、一間社春日造の社殿。鎌倉時代。

室町や鎌倉時代の建物を見てから江戸時代の建物をみると『江戸時代って最近やん』と錯覚してしまう不思議。

鎌倉幕府は1333年まで。
約690年前。

妙見堂(重文)

メインのデカい三重塔より構図が決めやすく助かる。広角レンズ持ってないからねぇ。

斜めから紅葉の葉に光があたり、影の中で浮かび上がる感じ。晴れた日は気持ちいいな

一乗寺のイチョウリフレ

光がキラキラ✨💦

見上げたら『わぁー』としか言えないやつ
視界全てが真っ赤。


どこを撮っても絵になる一乗寺。
ゆったり見るにも良い場所です。

ではこのへんで。おしまい。

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