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ブラリ有馬温泉・まち歩き

前回がB面とすれば、今回はA面。
一般のブラリ有馬温泉・まち歩きの記事、はじまりはじまりー。

兵庫県神戸市、有馬温泉。
都市近郊の温泉で、そのアクセス性は抜群です。
そのへんは前回の記事でも書いた通り。

一方で、太閤豊臣秀吉も愛用した古い温泉地であり、見どころもたくさんあります。

では個人的な見どころの紹介です。

太閤橋とねね橋

有馬温泉駅を出てすぐ有馬温泉なのですが、玄関ともいえるのが 「太閤橋」 です。

太閤橋
五七桐紋

その右手には「ゆけむり広場」 があり、太閤さんの座像があります。

太閤さん、になった頃は秀吉晩年なのですが、この像はちと若めですね。

そして、太閤橋から上流のほうに見える朱塗り の橋。 「ねね橋」です。秀吉の正室・ねねにちなんだ橋ですね。女性的な曲線の赤い欄干がひときわ美しい小ぶりな橋です。

橋のふもとにある、ねね像。
この目線の先を辿ると、先ほどの太閤秀吉像
ちゃんと2人が向き合うように建てられています。

ねね様像

ただ、ねねは口元を結び、笑顔がない。

あー、これはあの人たらし、女たらしの秀吉ですからねー、仲睦まじくではなく、ねねさん見張ってる?

「お前様、分別はおありですか?」
c/v 佐久間良子さんでおねがいします

「おかかー、わしはおかかがいちばんだで」

金の湯、銀の湯

有馬温泉は温泉街なので、旅館に宿泊しなくても温泉に気軽に入れる外湯があります。有馬温泉には " 金泉” と “銀泉” と呼ばれる2種類の温泉があります。
ここ金泉には足湯もあり、手軽に温泉を楽しむことができます。

ここの温泉には塩分と鉄分が多く、湧出時は無色透明に近いものが空気に触れることで鉄分が酸化して赤茶色に変化します。

これが金泉と呼ばれる所以なのですが、この赤茶色が赤味噌の味噌汁の色にそっくりなのです。
お風呂につかると、どうも味噌汁の具になったようで落ち着かない。

湯船を写真に撮るわけにいかないので、路地裏の配管を撮りました。こんな色です。

アシリパさん「う、杉本、これはオソマでないのか⁈」

ゴールデンカムイ

続いては銀の湯。ここ銀の湯は銀泉に入れる外湯です。 炭酸泉とラジウム泉の無色透明な温泉を指して、銀泉と呼んでいます。

有馬は、地下からラジウムやラドンが地表に出てきていると言われている場所です。

ラドンといっても大怪獣とは間違えないように、注意が必要ですね(さすがに古い)。

湯本坂

古くから有馬本街道(ほんかいどう)とも呼ばれ、有馬温泉でも特に古い街並みを今に残す場所、湯本坂です。

狭い通りの両側に木造の店舗が建ち並び、人通りが多く、有馬温泉らしい場所です。

外国人観光客も多いのですが、意外にも若い20代とおぼしき人が多い。温泉街をいくつか行きましたが、一番歩いているひとが若いかもしれません。

さすがは有馬温泉かなと。

天神泉源

有馬の温泉は地下60kmのプレートから湧き出る世界でも唯一の温泉です。

泉源の案内プレートによれば、地下200mから100℃近い温泉が湧いていることが記載されています。 この天神泉源の温泉は神戸港の海水の1.5倍から2倍にも相当する塩分濃度があるそう。

温度は高いわ、塩分は高いわ、炭酸ガスは含まれてるわ、金属を腐食させるフルコース。
技術者泣かせですね。

湯気がモクモクと立ち上る泉源
なんかやべー感じがして良い。
高場で街を見下ろす、人がいない穴場です。

芸妓カフェ 一糸

漢数字の一と糸と書いて“いと”と読みます。


湯本坂の通りから、わずか一本上がった場所にある明るい和風音色が聴こえてくる場所、有馬温泉のゲイシャさん直営のお店です。

芸妓(ゲイシャ)もゲイのモノと書くのではなく、ゲイに女偏に支えると書いた妓 (ギ) でゲイコさんと呼びます。

江戸時代から続く湯女。明治16年まで続くのですが、 浴場を洋館に建て替えた時に廃止されました。
有馬の芸妓 はこの湯女の伝統をつぎ、 有馬の伝統行事やイベントで欠かせない存在だとか。

ここ一糸では、 気軽にお茶やお酒を楽しみながら芸妓さんの歌や踊りを見る事ができます。

2015年に有馬検番1階を常設舞台のあるカフェバーにリニューアルし、「芸妓カフェ 一糸(いと)」としてオープン。
現役の芸妓が常駐し、敷居の高いイメージがあった芸妓の踊りやお座敷あそびを楽しめる場として、多くの観光客が訪れています。

土日限定12:00~14:00はお手軽な料金で珈琲を飲みながら芸妓の踊りをご覧いただけます。予約は必要ありません。お気軽にお越しくださいませ。

芸妓カフェ 一糸

土日限定12:00~14:00は、観覧料お一人様  1000円 ※ワンオーダー制 ※席料・写真撮影料金含む
ドリンクもリーズナブルでケーキセットが1500円。 ビールが1000円。

最大2時間で2000円ほどで芸妓さんの歌や踊りは、はっきり言って超お得。

残念ながら時間がなく、今回は見送りましたが次回はぜひ入店したいわー。

なお夜はお一人様 15,000円(税込)90分で2名様から、要予約。
ドリンク飲み放題でお座敷あそび付きなら良心的かと。

温泉寺

有馬で一番象徴的なお寺である温泉寺です。

写真撮影が出来ないのですが、寺本堂には、左手に薬壺を持っている薬師如来が祀られています。 薬師如来の左右にはガッコウ菩薩とニッコウ菩薩があり、 背後には左右12の仏像が建っています。

大変に美しい像で、光り輝く如来様です

如来様は御利益ありそうでよいのですが、賽銭箱の横には、、、

温泉寺普茶料理・体験座禅。
コース¥5,000/1名 要予約(3名様〜)

なんと営業時間が昼のわずか2時間のみ。

なんか俗世に塗れていてたいへん素晴らしい👍

今回の記事はこのあたりでおひらき。

あと、炭酸せんべい(三ツ森本店)、一日15食限定有馬蕎麦、温泉まんじゅう、汸臼庵(ほうきゅうあん)あつあつたこてん、クラフトビールRIMA BREWERYで有馬ビ-ルでホワイトエール
などなどは機会があれば。

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