趣味は？

最近、よく聞かれる質問だ。この質問には毎度、困らせられる。
趣味とは仕事以外で夢中になるものや休日にすすんで取り組むものだと私は考えているが、趣味と改めて言われると私は何が趣味だろうかと首を捻る。
強いて言うなら写真撮影だろうか。しかし、これは仕事に7割方仕事に類する。趣味と答えるには仕事に組すぎている。
では他に好きなことはなんだろう。
そう考えたとき、思い付くのはいくつかある。運動することは好きだ。スポーツならテニスやバスケが好き。しかし、休日に自発的に、積極的に取り組むかと問われると否だ。テニスもバスケも相手がいなければ成り立たず、友人内にそれらに積極的に取り組んでいるものはいない。
では他には？
私は昔、和太鼓をやっていた。しかし、親元を離れ上京してか、こっち和太鼓に触れていない。趣味とは違うだろう。

そして思う。

あれ、趣味なくね？

結局、無難に読書やカフェ巡りとか答えることになる。これらも趣味というものではないような気がしてならない。(もちろん、これらが趣味としては成り立たないと言っているわけではなく、私には当てはまらないという意味だ)
ということで、私は毎度この質問に頭を悩ませ、趣味ねえ、と首を傾げるのだ。

つくづく、自信が写真のことしかしてきていないのだなぁ、と実感するに至るわけだが、イコール写真の上手さや仕事に繋がるわけでもないので、なんともいえない。

そんなこんなを考えた、月明かりの下だった。
まあ、こんなことを考えるのは暇潰しでしかないのだけど。