私はADHD歴50年、今も現役ADHDです。

結論から言います。
「治りません。」

専門家が「大人になればADHDが治る」と言う理由

それは、
「ADHDの症状が年齢とともに変化していくから」です。

子供の頃は、落ち着かなくて、いつもそわそわしていて、明らかに
「ADHDだね〜」
という症状が表に出やすいので、
専門家でなくても、誰が見てもすぐに判断できるでしょう。

しかし人間は、年とともに変化していきます。
それは、発達障害、有る or 無しに関わらず、
みんな、子供の頃より落ち着いていきます。
そして、社会でどのように振る舞うべきか、日々学習していますので、
ADHDとて、流石に不適切な言動を慎めるようになっていきます。

発達障害の人は、社会で生きていくためにそれなりの努力が必要になるので、それぞれが自分なりの処世術を身につけていき、
それらを駆使して、社会で生活しています。
そのため
「典型的なADHDの症状が表れていないので、治ったんだ」
と思われやすいのかもしれませんね。

実際は

日本では専門家でも
「ADHDは大人になれば改善する」
と言う人がいます。