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文化、文化というけれど

「この夏はできるだけ(毎日に近い頻度で)noteを書きたい」などとほざいて書いた前回のnoteは、オリンピック開幕の日。

オリンピック終わっちゃった翌日の今日、ようやくnote再開。
・・・ 出来ないことは言わないほうがいいと痛感しました。

さて、上でも書いた通り昨日でオリンピックも終わり、さっそく今日からJリーグも再開。

せっかくの夏休み中なので子ども達にはぜひスタジアムで生観戦してほしいし(無観客じゃないしね!)生が無理ならば、せめてDAZNでたくさん試合を観てほしいなって思います。

やはり「観る」ことの影響力は絶大。
「スペインの子ども達は毎週リーガを観てるからサッカーをよく知ってる」という言説はもう聞き飽きたくらいに100億回聞いたけれど、これはきっと正解なのだろうと僕も思う。

今回のオリンピックに関して言えば、スケボーを始める子どもは間違いなく増えるだろうし、バスケを始める女の子も絶対に増えるはず。
小さくてもバスケができる、世界に通用する!ということを証明した町田瑠唯選手は、多くのバスケ少女にとって、きっと憧れの存在なんでしょう。
彼女のプレー、観ていてとてもワクワクした!

「観る機会」といえば
バスケット女子の決勝戦は日曜の11:30~。まさかこの時間に、試合や練習をしていたミニバスクラブはいないっすよね。

きっとたくさんいたんでしょうけど(泣)

思い起こせば7年前⋯
2014年ブラジルW杯での日本の初戦・コートジボワール戦が日曜の10時半kickoffでした。

あぁそれなのにそれなのに、その時間に試合や練習をわざわざ組んでいたチームが本当に多かった。

せっかく夜更かしも早起きもせずにリアルタイムでワールドカップでの日本の試合が観られる時間帯なのに、しかもそのスケジュールは組み合わせが決定した数ヶ月前からわかっていたことなのに、わざわざその時間帯に子どもの試合や練習をぶつける大人。

いったいこの人達は何をしたいんだろうと思って、SNSやメディアを巻き込んで「子どもにワールドカップをリアルタイムで観せよう」キャンペーンを仕掛けました。

多くの賛同もしてもらったけれど、それと同じくらいの反発も食らいました。会ったことないのに、某お偉いさんから「お前」呼ばわりもされて罵倒されたり。

あー怖かったよー😮‍💨

「お前は運営の大変さをわかってない」
「会場を押さえてあるんだから今さら替えられない」とか。

そんな理由は「知らんがな」のひと言で解決なんですけどね。大人なら知恵を出してそれを何とかしろよ、と。

なるほど、この人達は額面上は「子どものため」と言いつつも、結局は「自分のため」「試合したい」「自分の週末の時間を潰したくない」「休んだら死ぬ」「運営第一」なんだなと、諦めに近い境地に陥った記憶があります。

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スペインとメキシコに敗れてメダルを逃した日本サッカーについて、そしてブラジル対スペインの決勝戦が地上波で放送されないことについて「日本はサッカーが文化として根付いてない」というコメントを多数見かけました。

出ました文化論。100万年前から言われてます。
サッカーが文化として根付いてない、論。いや、これはその通りだと思います。

でも「本当に文化として根付かせたい」って、それ、本気でそう思っているのならば、例えば地元のJクラブの試合がある時間帯は子どもの試合や練習を組まないとか、反面、J側もデーゲームではなくナイターのみにするとか⋯
そういう大人同士の「本気の歩み寄り」も必要ですよね。

他にも、出来ることはたくさんある。

でもそれ、絶対にしないでしょう? 変えようとしないでしょう。
何か、自分で動いてますか。
いや、変えとうとして本気で動いている人のことは、本当に心から尊敬します。

何でも文化のせいにして、結局は何も変えようとしてない。指導者の人は現場でやれることだってもっともっとたくさんあるのに、自分では絶対にやらない。
そんな人が多いので、僕は「サッカー文化論」は大っ嫌いです。もちろん文化の差はあれど、それと同じくらい、いやそれ以上に、まだまだやれることが目の前にはたくさんある。やれる立場にいるのに、その機会もあるのにそれをしないで机上で何言ってんだと、個人的には思ってます。やれる立場にない人ならば、言うだけでも全然構わないとは思います。

そもそも「サッカーの決勝なのに(ブラジル対スペインなのに)地上波でやらないなんてけしからん!」なんて、サッカー人の思い上がりも甚だしいのではと。

また怒られそう(怖)

以上
オリンピックに反対しつつも、スケボーの値段を調べ始め、町田瑠唯さんのSNSをフォローしまくっている久保田なのでした。

スケボーうまくなりたい。

【 お知らせ 】
これから、定期的に有料記事を書いてみようと思いました。自分の頭の中だったり独自のアイデアだったり、そういう特別なものはやはり本当に読みたい人にだけ読んでほしいなと思ったのと、自分の描いたものに一杯のコーヒー分の価値がある、と思ってくれる人がどれだけいるのか、を知りたくて。皮切りに、過去に書いたのをひとつ有料に切り替えました。よかったら。



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