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1年ぶりに九州に行ってきました(DAY3 門司港)

こんにちはRYUです。1年ぶりの九州旅行の3日目、この日は宿泊した小倉から、さらに足を伸ばして門司港に行ってきました。期待通りなかなか良かった!ので、今回はこちらの報告をしてみたいと思います。

小倉から約15分

門司港駅は小倉駅から在来線で3駅。近いので簡単に行けます。但し門司港に行く前に!行かねばならないところがありました。それがこちら。

旅先で路線図を見るのって楽しいですね

小倉駅の在来線ホームにある「かしわうどん」です。一度食べてみたかったので、朝食代わりに試すことにします。しかし、地元・名古屋駅ホームの「きしめん」もそうなんですが「駅のホームのうどん屋」って美味しそうに見えますね。

惹かれる!佇まいです

熟練?と思われる女性が手際よく調理していました。特徴的なのは、麺を湯通しする熱湯の槽が大きく、湯が透明であること。これならスープに雑味も入らないでしょうね。そして女性の手前のタッパに入っている茶色の物体が、「かしわうどん」のメインである鶏肉です。スライスしたモモ肉を、醤油と砂糖で甘辛に仕立てたものらしいです。

ワンオペ用の調理場は超機能的です

そして1分待たずに着丼。九州うどんの文法通り麺は柔らかいんですが、甘辛の鶏肉と、これに合わせた甘めのスープが美味しいです。スープまで完飲しました(汗)。また食べたいです。

肉もスープも甘め

腹ごしらえも済んだところで、いよいよ在来線で門司港へ。終点が門司港です。

乗客は殆どが外国人旅行者でした

レトロタウンに到着

そして予定通り15分ほどで門司港駅に到着しました。見るからにレトロなこちらの駅、なんと国の重要文化財に指定されています。2019年に復元工事を終えて大正時代の姿に戻したらしいのですが、レールの鉄材を使った支柱も、木造の屋根も、看板のレトロな書体も良い感じ!。特に「鉄」ではない私から見ても素晴らしい駅です。

大正~昭和初期にタイムスリップした風景(電車がなければ)

こちらも復元された切符売場。昭和40年代くらいまで全国の国鉄の駅に残っていた、窓口で駅員から買うスタイルです。私が幼少の頃に最寄り駅だった、関西本線の蟹江駅も同じような売り場でした。

レトロな美しさ!で修復されてます

そして圧巻はこちらの駅舎外観。映える!駅ですね。国の重要文化財になっている駅は、こちらの門司港駅と東京駅だけ!だそうです。貴重です。

さてキレイになった駅を見ると、修復前の駅舎がどうだったのか?気になりませんか?興味が湧いたので調べてみたら・・・1970年代の門司港駅はこんな姿でした。

これは・・・幽霊出そうですね(汗)。

ご覧の通り、風雨にさらされて屋根・外壁の痛みが大変なことになってますね。目の前が海なので、潮風の影響も大いにあるのでしょう。駅前には無骨な車寄せの屋根やロータリーも増設され、「レトロ」どころか「廃墟」の雰囲気です。修復されて本当に良かったと思います。

そして・・・駅前を出ると、目の前にある埠頭は飲食店やお土産の店舗、ホテル、遊覧船、展望台で賑わっていました。天気が良かったこともあり、なかなか楽しめるスポットです。

埠頭には飲食店・土産物店が多くあります

ちなみに門司港は「バナナの叩き売り」の発祥の地とのことで、キャラクターも、飲食店のメニューも「バナナ推し」が多いです。まあ「叩き売り」自体、平成以降は見なくなりましたけどね・・・。

バナナ推しです

こちらの赤いレンガのレトロな建物は「旧門司税関」、隣の高層ビルは「門司港レトロハイマート」です。レトロハイマートの最上階は展望台(門司港レトロ展望室)になっています。

風景が美しい!港です。

関門海峡が一望

せっかくなので展望室に登ってみました。目の前に関門海峡が見える絶景!そして関門海峡の山口側の橋桁のあたりは、源平の合戦で知られる「壇ノ浦」です。

対岸は山口県。関門海峡も一望!

関門海峡の北側の画像がこちら。ちょうど門司港から下関へ連絡船が通過していました。雄大な風景ですね・・・

手の届く距離です

こちらは門司港駅側。画面中央あたりに門司港駅があります。ホントに駅の目の前が海!なのがわかります。

埠頭では、ちょうど可動式陸橋「ブルーウイング」がパフォーマンス中でした。本来は船の往来のために動かす橋ですが、現在は観光だけのために動かしているそうです。

90度近く上がります

さて、ランチは門司港エリアの推しメニュー「焼きカレー」を試してみました。埠頭周辺には、焼きカレーを提供する店が沢山あります。まあカレー+チーズですからそれだけで美味しかったですが、チーズ以外の具が少ないのが少々寂しかったです。

具の多いメニューを選択すると良いと思います

めずらしく鉄道見物

カレーを食べた跡は、「九州鉄道記念館」を除いてみました。前述の通り、私はいわゆる「鉄」ではないのですが・・・こちらは車両に実際に乗れる!ので楽しめます。

入場料わずか300円!さらにJAF会員20%オフです

こちらの「にちりん」は、1960年代に登場した481~485系の特急電車。突き出たボンネットが何のためにあるのか?疑問に思ったので調べてみたら・・・「三相交流440V/60Hz/定格容量150kVAを出力するMH93-DM55A型電動発電機(MG)と容量2950L/minのMH92B-C3000A型空気圧縮機(CP)」だそうです。聞いてもピンと来なかったです。

博多=宮崎間を走った「にちりん」

こちらは「にちりん」車内。すっきりクリーンで良いデザインですが、現在の基準で見るとちょっと狭いかも・・・。確か初代東海道新幹線(0系)のシートもこんな色でした。

長時間は厳しそうなシート

こちらは博多=大阪を結んだ寝台特急「月光」。海外では珍しい、客車ではない電車型の寝台車です。

博多=新大阪間を走った「月光」

まだ飛行機や高速バスが一般的ではなかった時代、寝台特急は大人気で、「月光」は連日12両編成で運用されたんだそうです。「鉄」な方は詳細をこちらでどうぞ。

https://www.toretabi.jp/railway_info/entry-8242.html

この車両も実際に乗れる!ので、寝台列車体験もできます。なんとか足は伸ばせますが、これで長時間揺れることを考えると・・・快適とは言い難いです(汗)。

「はしご」は収納式

こちらの九州鉄道記念館、特に「鉄道マニア」じゃない方も楽しめるので、門司港に行った際にはぜひお試しください。

ではそろそろ、帰りの飛行機の時間なので「門司港ビールと門司港プリン(合わないですが)で締めて帰途につくことにします。

そんなわけで2泊3日の九州旅行、毎年来ている福岡に加え、初めて来た小倉、門司港も十分以上に楽しめました。ぜひ福岡旅行の際は、小倉や門司港にも足を伸ばしてみてください。きっと楽しめますよ! (RYU)

さほど大きくない関門海峡