こんにちはRYUです。47都道府県制覇をいったん完了した後、2周目の訪問を紹介するこの企画、今回は長崎県の２日めです。

▼長崎県初日はこちら。

初日は早朝から夜まで、軍艦島→大浦天主堂→グラバー園→めがね橋→思案橋→稲佐山夜景・・・と一気に名所を巡ったのですが、今夜は20時の便で熊本空港から帰途につかねばなりません。長崎から熊本に戻る途中で、何か見るべきものは無いか？調べてみたのですが・・・。

島原＝熊本のフェリー航路発見

島原港から熊本港へフェリーが出ている！じゃないですか。これなら、往路のように有明海を大回りして対岸の熊本に帰る必要がないですし、移動時間も大幅に節約できます。

※赤線が島原港→熊本港ルート

・・というわけで、まずは島原港周辺にある「島原城」「雲仙普賢岳」を見て、その後フェリーを利用して帰ることにしました。

長崎出発前に２箇所をフォロー

まずは長崎を出発する前に、前日見ていなかった２箇所をフォローすることにしました。最初の訪問地はこちら。

「日本の３大ガッカリ観光地」にランクインしている「オランダ坂」です。幕末の外国人居留地にできた石畳の坂なんですが、皆さんそんなにガッカリします？。当時としては珍しかったでしょうし、景観は悪くないと思うのですが・・。ただ、雨に濡れると滑ります。ネット上の観光情報には「雨で濡れると風情が増す」なんて書いてありますが、そんな事より足元にご注意ください。

続いては、市内を北上してこの場所へ。

８月になると見るあの風景、平和公園です。前回、広島でも平和記念公園を訪問したんですが、長崎に来た以上、日本人として一度は足を運ばねばならない気がしました。この平和記念像、今日中に「まさかの再会」をすることになるのですが、それは後ほど。

爆心地に近いこの場所は、被爆当時「刑務所」だったそうです。起伏のある丘陵地にあるので、広島の平和記念公園ほどの広大な面積はありません。また、平和祈念像のすぐ後ろまでが住宅地になっています。実際に行ってみると、テレビで報道されない事までわかりますね。

人生初の島原へ

さて、長崎市内の２箇所を訪問した後は、いよいよレンタカーで島原へ向かうことに。思ったよりは早く、1時間半くらいで島原城に到着しました。1964年に再建されたRC（コンクリート）造ですが、５重５階！の立派なお城です。

再建城ではありますが、「島原の乱」の際にここで実際に戦闘があったかと思うと・・歴史のリアリティを感じてしまいます。

ちなみにこの島原城、内部が展示室になっており、「潜伏キリシタン」関連の所蔵が充実しています。関心がある方はぜひご覧になってください。

人生初の雲仙普賢岳

島原城の天守閣からは、目の前に雲仙普賢岳！が見えます。50代以上の方は、1991年の火砕流噴火を覚えているかと思います。

一見静かな姿ですが、今もなんとなく「不穏なエネルギー」を湛えている感があります。何度も噴火しているこの火山、1991年の火砕流の際はこんな状況でした。

噴火すると恐ろしい普賢岳ですが、硫黄の煙が立ち込める「雲仙地獄」のような観光地や温泉地もあります。次回はゆっくり行ってみたいと思います。

有明海側の景観はこちら。対岸の佐賀～熊本がよく見えます。脅威を感じる普賢岳の景観とは真逆の、穏やかな海の情景が美しいです。良いところだなあ・・

そして予期せぬ再会

島原城には彫刻家「北村西望」さんの展示室が併設されているんですが・・・ここになんと、今朝見たばかりのあの作品が。

長崎平和公園の「平和の像」です。作者は島原出身の方だったのですね。全く知らなかったのですが、午前中に見ておいてよかったです。

鯉が泳ぐ城下町

島原城、雲仙普賢岳に続く島原のもうひとつの魅力が「城下町」です。きれいな湧水が随所に流れる島原市内には、なんと住宅街に鯉が泳ぐ！清流が流れています。ここには生活排水を出さないんでしょうね。

その後はYoutubeで長崎の情報を発信するYoutuber品川さんの情報を参考に、島原のアーケード商店街を街ブラしてきました。シャッター商店街になりかかってはいますが、元気に営業中のお店も多く楽しめました。

私が気に入ったのは、「鶏の白石」の唐揚げです。目の前で二度揚げされた塩味の唐揚げは、衣も薄めで素揚げに近い食感。表面パリっ！中がジュワっ！で旨かったです。

島原～熊本航路を初体験

時間があれば南島原にも行ってみたかったのですが、そろそろ時間・・・なので島原港に向かいます。フェリーターミナルは近代的でキレイ。どちらかというと観光客より地元の方の利用が多いみたいです。

わずか30分ほどの乗船でしたが・・・普賢岳と有明海が一望できるので飽きません。船旅もいいですね。

下船後は時間調整がてら、「金峰山」に寄って山頂から島原方面を眺めてみました。ちょうど夕暮れでドラマチック！な画像に。最後にまた良い景観を見られてラッキーでした。

そんなわけで、熊本～長崎の４日間があっという間に終了しました。強行日程で動きましたが、景観も食も豊富で、かつ鎖国時代やキリシタンの遺構も多いこの地域は、短い日程ではとても回りきれません。次回は潜伏キリシタンの聖地、平戸や五島列島にも是非行ってみたいと思います！（RYU）