5歳児と1歳児と家事と私

長男5歳、次男が1歳9ヶ月です。男兄弟です。洗濯物が多いです。

ママが専業主婦の我が家では、洗濯はママの仕事なんですが、男兄弟の子育ての負担が大変大きいので、パパも少しは家事を手伝う事にしています。簡単なものということで、タオルと自分の服を畳む事にしました。

ママがきれい好きなので、家族4人でパパ以外は、毎日バスタオルが変わっています。7日間ためると、22枚のバスタオルを使う事になります。パパは、週1での交換ですが、その分、手ぬぐい・ハンドタオルを使っています。

男兄弟であるので、公園で汚れて帰ってきたりします。すると、シャワーが増えて、洗い物が増えます。週末ともなると、随分な量の洗濯物がパパの目の前に積み重なることになります。

しかし、これは、パパの仕事と言うよりは、”ママ以外”の仕事であるべきです。なので、長男と次男と一緒にこの仕事をすることにしました。

パパ:「長男さ、パパは今から洗濯物を畳むんだけど、手伝ってくれる?」
長男:「いいよ」

長男は、快く手伝ってくれる時が多いです。たまに、

長男:「今は、恐竜のDVDみてるから、ダメ」
パパ:「分かったよ。また今度手伝ってね」
長男:「うん」

ということがありますが、無理強いしないようにしています。この仕事の責任者はパパなので、あくまで子どもはお手伝いであって、やるかやらないかは、本人に任せています。

長男は、幼稚園に言っており、折り紙等をしているので、小さなタオルの担当です。最初はうまく畳めませんでしたが、今では上手に畳んで、畳んだ小タオルをきちんと重ねてくれます。

小タオルには、いくつか種類があり、
・手や顔を拭く用のタオル
・来客用タオル
・台所用のタオル
・布巾
などがあります。「この区分けは無理かな」と思って、あえてやらせていなかったんですが、自分で分けるようになって、だいたい正しく分類できるようになりました。日々、タオルがきれいに畳まれるように進化していくので、子どもの成長と言うのは実に素晴らしいし、人間の脳みそは実に良く出来ていると感心します。

パパはバスタオルを畳みます。長男とはよく早さの競争になり、二人で楽しくタオルを畳んでおります。

すると、次男(1歳9ヶ月)が乱入してきます。さすがに次男は洗濯物を畳めませんが、これを邪見に扱うと暴れるので、仕事を与える事にしています。
(この件で、アドラーがベンジャミン・フランクリンの話を引いています。彼の自伝に書かれていますが、船乗りを暇にしては行けず、必ず仕事を与えなくてはならない。何も仕事が無ければ、「碇を磨かせろ」というのが、経験豊かな船長の訓言だそうです)。

次男の役割は、籠から洗濯物を取り、パパに手渡す事です。勿論、タイミングが合わずに、どんどん渡されるのですが、次男も楽しげに洗濯物を渡してくれます(しばらくすると、飽きて遊びにいってしまいますが、もともとどうでも良い仕事なので、いなくなっても仕事に影響はありません)。

というわけで、ママがやれば大変なだけの家事の一部も、生産性低く男三人でやることで、まあまあ楽しんでおります。長男もやらされかんもなく自らやっていますし、次男も仕事を与えると邪魔はしません。ドラッカーが言ってますが、人間は本来仕事が好きなんだろうと思います(但し、誰かに命令され、やらされ感が無い限りにおいてですが)。

手伝いをしていて思うのは、「家族で何かをやるのは大事」ということです。仕事を楽しんでいるし、家族への貢献を感じる事ができると思います。家族への貢献が、子どもの共同体感覚を育てると思います。共同体感覚をアドラーは英語で"Social Interest"と訳したそうですが、正に、社会の第一歩である家族に対して興味を持つ事は素晴らしいと思います。また、家事と言うものは、「Iではなく、Weでやる」のが良いと思いました。

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