必要な嘘

先日、5歳の長男が衣装だなのファスナーを開けたので、

パパ:(大声で)
   「だめぇえええええええええええええ」
   「なにやってんだ!勝手にあけるな!!!」

と、怒鳴ってしまいました。

普段は、あまり怒鳴らないようにしているので(時々はやっちゃいますが)、長男は泣きました。泣いて、ママのところに駆け出していきました。

アドラー心理学の子育てでは、「子どもに嘘をついてはいけない」と書いてあります。怒鳴るのもダメですし、叩くのは論外です。

確か、嘘をつくと、子どもに信用されなくなるからだったと記憶してます。
アドラー心理学の子育てと言うのは、子どもを友達として扱う事ですから、「友達に嘘をついてはいけない」のと同じで、子どもに嘘をついてはいけないのです。

怒鳴るのは暴力と一緒でした。親が子どもを説明して納得させることが出来ないから、「強制的に従わせる為に、すごんで、怒鳴って、相手を服従させる」のが、怒鳴るという行為です(大企業の仕事のできない年配の上司において、良く部下を怒鳴る人を見受けますが、自分の主張に正当性が無いことを無意識に自覚しているから、あれ、怒鳴って従わせるんですよね…)。

さて、私はそれを知っていてなぜ、子どもを怒鳴ったのかと言うと「その衣装だなの中には、長男へのクリスマスプレゼントが隠されていたから」でした。

これは、「友達の誕生日のサプライズででもやる」と思うので、良いのかなと思いはするのですが、いざ、久々に長男に怒鳴ってみると、長男との距離が少し広がってしまった気がして、寂しい気分になりました。

嘘も怒鳴るのも、私は最低限にしようと思いますが、こればかりは、嘘をつくしか無いと、私は思いました…。

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