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夫の死【14日目】

彼女が発覚しても悲しくない。
ただ忙しい。

昨日訪ねて来てくれた夫の友人に連絡。
「後から気づいて申し訳ないのですが
嫁ぎ先にお参りに来られませんか?」

県外の友達は帰っておらず2人で来てくれた。
夫が好きだったという和菓子を持って。
同じ物を昨日も頂いた。


県外のお菓子。
今日の分は構えて無かっただろうに。
急遽どこかで買って来たのか?
自分用に持っていたものか?
他に渡す予定の人の分か? 
いづれにしても ありがたい。
私も彼らを大切にしていこうと思った。

母が葬儀代金を払うと言う。
葬儀屋と決めていく段階から言ってくれている。
費用は300万円超え。

高額な訳は、弔問客の人数が多かったことや、
受付で香典に合ったお返しをするタイプを選んだ為だ。通常、高額の香典には後から別に品物を
送る訳だが、その手間と時間を省ける
「その場返し」のシステムが葬儀屋のプランに あり、これを採用した。


精神的、肉体的には楽だ♪
けれど「その場返し」の受付けスタッフ費用が
かかる。注意がいるのは、このシステムは葬儀屋と会社が違う為、見積もり費用に入っていない点


日頃「断らない」事を心がけているのだが、
OKする勇気がない。


母の気持ちを受け入れないのは失礼なのだが
300万円以上の金額、パート勤務で父の介護生活も支えている母に出してもらうのは申し訳ない。


やんわり断わるが聞き入れない。
ならば息子の高校費用を出してもらおう!
今年入学予定。こちらの方が負担が少ない。


「もし良かったら、お葬式ではなく高校の費用を出して貰えませんか?お母さんが応援してくれる事で子供も自覚が出来て挫けそうな時も頑張れると思うので」

母は承諾してくれた。
が両方払うと言い出した。しまった 。。。💧💧

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