エアロゾルに対するkの「気持ち」
いつも「論理と理屈をこね回す」私ですが・・・私らしくない題名で始まる今回のnote。
いや・・・ね。(´・ω・`)
エアロゾルにしても飛沫核にしても、定義(定理?)が林立しているのですよ。そうなると「立ち位置」によって「慣れ親しんだのと違う」ものにも出会うわけで……ネットの世界は広いし垣根もないからね。
そこで「その定義はおかしい!」と感情的になる人がいるのですよ。
うん。(´・ω・`)
私だって、最終的には共通規格が欲しいけど……しょうがないよ、過渡期なんだから。VHSとβの戦いを見てるようなものでね(若い人は知らないと思いますが)。
そのイライラを私にぶつけても統一が早まるわけでもなく。私はあくまで通りすがりの放射線科医ですから。
で。
先日のnoteは、エアロゾルにまつわる定義を「分野に拘らず俯瞰」し、工学的な立場と医学的な立場の主流を「できるだけシンプルに」まとめて伝えました。なので、結構そぎ落としてます。
あえて書いてませんが、他にもエアロゾルの定義はあります。米国CDCはエアロゾルの範囲を広げたし。WHOも2020では昔の定義2014とは異なってる。
まあ……さ、学問なんて新しい知見でどんどん変わっていくんだから、これが唯一絶対の神!みたいなものはないのです。
で、林立っぷりを整理するために一覧表を作りました。
この無益な戦いを終わりにしたいのです。マジでどうでもいいのよこんなの。終わりにしたいの( ノД`)シクシク…
個人的な気持ちを言うとね、100μm以下をエアロゾルにするほうが好きです。そっちのほうが普遍的なものに近くてよくない?人間の気道にはいるからってエアロゾルの大きさを規定するのって変な気がするのよ。もうこれはお気持ちなのでただのボヤキです。
ボヤキついでに。
ここで触れた富岳のシミュレーションのタイトル画像、青い粒だらけでしょ。あれには意図があって。
「青い粒(5μm以下)は、空気感染の定義の大きさ(5μm以下)と同じ。あからさまに青い粒がやばいのがわかる絵面なんだから、富岳シミュレーションには(空気感染という言葉を避けつつ)空気感染やばいから換気してね!っていうメッセージが隠れてる」ということにお気づき頂けると幸いです。
パトラッシュ・・・僕もう疲れたよ。
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