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和歌が示す古代史2 2022.10.3

 前回1で王仁作
 難波津に 咲くやこの花 冬ごもり 今は春ベと 咲くやこの花
は、倭国東朝兎道幼郎子天皇3年408年第3回目幸の山での国見下山後直後の作と紹介致しました。
 第2回目の香春岳での国見は、万葉集2番歌です。
 ヤマトには 村山有れど とりよろふ 天乃香具山 のぼり立つ 国見をすれば 国原は 煙立ちたつ 海原は カマメ立ちたつ うまし国そ 豊アキヅ島 ヤマトの国は
 此反歌は万葉集15番歌です。15番歌の注に、反歌とは思われ無いとの注が付いて居ます。
 海神の 豊旗雲に 入日差し 今宵の月夜 さやけかりこそ
 万葉集7番歌には注が付いて居り、戊辰年408年 幸比良宮大御歌 と有ります。此歌が、408年第3回目の幸の山国見登山の歌です。此直後、大鷦鷯に殺害されるのです。額田の王作と有りますが、兎道幼郎子天皇作です。
 アキの野の み草苅り葺 やどれりし 兎道乃宮子の 仮五百礒 おもほゆ
 第1回目の国見は万葉集28番歌です。持統天皇作では無く、髪長姫作です。
 春過ぎて 夏来るらし 白妙の 衣干したり 天之香来山
 万葉集13番歌は、大鷦鷯が兎道幼郎子天皇より邪馬台国出身の髪長姫を奪った歌です。
 香具山は ウネビををしと 耳梨と 相争ひき 神代より かくに有るらし いにしえも 然の有れこそ ウツ蝉も 妻を 争ふらしき

 万葉集巻第1、2は柿本人麿編纂だけ有ります。
意味が判明すると、政治状況を指し示す鋭い歌である事が判ります。

岩波文庫P162古事記仲哀天皇4髪長比売
太子(大鷦鷯)歌
  道の後 コハダヲトメを 雷の如 聞こえしかども 相枕まく
(髪長媛)
 道の後 コハダヲトメは 争はず 寝しくをしぞも うるはしみ思ふ

 大丈夫でしょうか。
此でも、仁の字を付けますか⁉️

邪馬台国出身の髪長姫は、良くぞ頑張ったと思います。合掌

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