ギガンテスの気持ちは『VALORANT』をプレイすれば理解できる

FPSゲームにおける『近壁遠壁理論』について

最近、valorantという5vs5のFPS(一人称視点)ゲームをプレイしている。

FPSには近壁遠壁という概念が存在する。これは壁に近いプレイヤーと、壁から遠いプレイヤーがいたとき、先に相手の姿を視認出来るのは壁から遠いプレイヤーだというFPSゲームの基本的な仕様である。

こちらから敵は見えないが
実は一方的に見られている

頭一発で死ぬこのゲームにおいて「先に見える」というのは本当に重要な要素ではあるのだが、この理論、正直なところ本当にピンと来ない。
上記のような比較画像を見たり、或いは実戦で一方的に撃たれたりするので、腑には落ちていないが「どうもそういう仕様らしい」としぶしぶ納得しているというのが本音である。
けれどピンと来ないのもその筈で、実世界においては我々人間に起こり得ない仕様だからだ。なら、どんな生き物なら同様の体験をするのか?
その答えはみなさんもご存知のモンスター『ギガンテス』である。

実は我々はvalorantをプレイしている間、ギガンテスになっていると言って過言ではない。
そんなバカな話はあるか?と思うかもしれないが、次節以降その謎について紐解いて行こうと思う。

FPSゲーマーは『ギガンテス』である


ギガンテスの話をする前に我々の視界の話をしよう。
我々の視界は現実をそのまま映しているわけではなく、二つの目から入ってくる情報を統合したフィクションである。
その証拠に(私は今電車に乗っているのだが)私の目の前にある5cmほどの幅の手すりは私の視界を遮っているにも関わらず、それは半透明に透けるような認識を私に与え、手すりの向こう側を見ることが出来る。
しかしながら、ギガンテスにはそれが出来ない。1つしか目が無く、視界を統合することで都合の良い視界を生み出すことが出来ないからだ。そして、valorantをプレイする我々にも同じことが起きている。ゲーム内のキャラクター--ジェットやチェンバー達は設定上は我々と同じように両目を有しているが、実際のところ彼らの視点はギガンテスそのもの一つ目と同じ視界だからである。

まあ、他にも色々と理由はあるのだが書ききれないので、納得出来ない人は下記の元本を参照してほしい。
本書は人間が視覚を通じて「テレパシー」「透視」「未来予見」「霊読」の四つの能力を発揮していると主張する。
もちろん、文字通り超能力を有していると主張するトンデモオカルト本ではない。しかしながら、上記のギガンテス理論含め、四つの超能力に関しても納得すること請け合いだ。

というわけで、もしドラクエの世界に転生してしまいギガンテスと相対するハメになったら、ギガンテスから遠い壁に立てば一方的に視認出来る状態で石を投げることが可能だろう。
勿論そのあとは全力でにげるハメになるだろうが。
それじゃあまた。

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