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今だからこそ今しか出来ない事を

今週末は金曜にTouch & GoとΣWAY、土曜にりんご音楽祭のキックオフへ行った。

好みの音楽に触れ、多くの人と会話を交わした。今までのイベント経験の中でもかなり充実した時間であったと感じる。

金曜に仕事を終え、荷物を置く為に自宅に戻った。準備をしながら今日は楽しくなるような予感がどこかにあって、芋焼酎の水割りを一杯だけ飲む。口元が緩んでしまうような興奮とアルコールが染み渡って頬が上気した。

多くの人が集まる場所へ1人で行く事は勇気がいる。例え見知った人々がいる事が分かっていても、どんな自分で振る舞おうか必ず考える。最初の瞬間がその後の自分の振る舞いを決定する節もある。受付手前の喫煙所に5人ほどの人集りがあり、2人見知った顔がいる。ただ1人は久しく会う人物だった事もあり突っ切って受付へ行くか声を掛けるか、とても迷った。一旦お酒を飲んでから話しかけに行こうと保守的になって突っ切る選択をした瞬間に、彼らと目が合って体が反射的に声を掛けていた。恐らくその瞬間がこの2日間の始まりだっただろう。

喫煙所で、フロアで、バーカンで、コンビニの前で、多くの人と話した。新しく話す人も多く私の事を知っている人もいた。eillがLiveで「20歳の人!手挙げて!」そう言った時に私はもう手を挙げられない年齢である事を自覚したが、20歳の私はこのコミュニティに22歳の私と同じように入っていく事は出来なかっただろう。今のように笑いながら冗談を言って、自分をさらけ出す事は出来なかっただろう。そしてそんな自分に劣等感を抱きながら唇を噛んだだろう。いつしかそんな痛みも受け入れて笑えるようになった自分は20歳から少しだけ前進できている。eillのLiveでは20歳の私を少しだけ愛おしく思いながら、20歳の自分に立ち戻って踊ってみた。

その後、意識は保つ事はなんとか出来るけど冷静に物事考えて振る舞う事はできない、それくらいに酔っていた。だから言えたのだろうけど、自分が漠然とやりたいと思っている事、こうして自分の感情をnoteにつづる事などクラブには似つかわしくないくらいに真面目な話をした。正直、会話内容は全然記憶にない。クラブで真面目な話をしても7割くらいは記憶にないだろうし、ていうか音で聞こえとらんのじゃないかと思ってる。ただだからこそ恥じることなく意見を発言する事が出来て、残り3割の内容が何かを動かすかもしれないなと思う。

カオスだった。でもただただ楽しかった。始まりの予感はいつしか確信に変わり、心地の良い夢へ落ちていった朝だった。


2日目のりんご音楽祭のキックオフではSeihoとHave a Nice Day!が目的だった。そこまで見知った顔はおらず、途中で昔から良くしてもらってる方とずっとカルチャーについて話した。この話はまた別のノートで書きたい。

Seihoで踊り狂って、何となく前夜からの事も含めて考えていた事がある。私がこうして踊る事が出来るのは今だけではないか。どこの界隈でもあるように、世代というのは一定だ。30歳前後辺りからこの界隈にいる顔ぶれは変わる。中学や高校で笑いあったグループが卒業したら一切会わなくなる事があるように、永遠に同じ場所で笑い続けるという事はできない。いつか結婚して家庭を持てばこういう場所に来ることが難しくなるし、仕事の関係で離れる事だってあるだろう。いつかは終わる。この後やるHave a Nice Dayの曲、僕らの時代が主題歌だったチワワちゃんだってそうだったじゃないか。そんな事を考えて居た。

Have a Nice Dayの時間が近づいてきて、驚いたのは客層だった。曲を聴く限りではゆったりと踊る系だと思っていたが、そこに居たのは耳や口元にたくさんピアスがついたガタイのいい男性陣。明らかにモッシュやダイブをします、っといった雰囲気の彼らはクラブでは余り見る事のないお客さんだ。曲が始まって想像通りの暴れ様。近くに行きたい気持ちもあるが、遠くでゆらゆら踊っているかと思っていた。が、ある言葉が私を突き動かした。昨夜のTouch & Goで初めて話して仲良くなり、キックオフに来ていた女性が「○○ならすぐ飛び込んでいくだろうなぁ」(許可得てないので名前は伏せておきます)と言った。その瞬間に、お酒を飲みほしてグラスをバーカンに置いて、モッシュの中に飛び込んでいた。

悔しいと感じたのだ。5年前くらいには激しいライブに行き毎回傷だらけになっていた。その当時はそれが当たり前だったが、クラブに行くようになり聴く音楽も踊り方も変わっていく。どこかでライブで傷だらけになる人を「若いなぁ」と嘲り、離れた場所から眺めている。クラブとライブを線引きして大人になったような気でいたのだ。その中で知った人物はクラブに居るにも関わらずモッシュで楽しむ事ができる。私だって楽しめると思って、足が動いていた。

身体は全身筋肉痛だし右腕と右足には大きいアザが出来ていて、暑くなって来たにも関わらず寒いと感じるくらいの汗をかいた。きっと様々な人から「若いなぁ」と思われているだろうし、会社でこんな話を武勇伝のように語ればドン引きされるだろう。ただ若いと思ってもらえるうちだからこそ、今だからこそ堂々と踊れるのだと思う。それが私たちの時代であると。

今しか踊れないのであれば、全力で今踊りたい。

そんな事を感じた2日間の夜だった。

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anna

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anna

旅する引きこもりになりたい
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