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推しの香水を創ったはなし(要するにシカちゃん香水を創ったログ)

『シブヤのサンゾク ミヤマス坂中編』を完結させてのんびりしている中、複数のフォロワーさんが何やら楽しそうなことをやっているのを見つけてしまいましてですな。

https://twitter.com/affei13/status/1583077192954974208?s=61&t=vvBy9Ig2ph9dpajAwDCXAw

ほお??????(良いじゃん!)となりまして
私のイチオシであるシカちゃんイメージの香水をscently(@scently_jp)さんで創ってしまいました!

▼自作「シブヤのサンゾク」より「シカちゃん」こと「シカ」(イラスト/前バ!様)(https://novelup.plus/story/371350198画像6

決め手は金額でした。¥2,980+ ¥480 (送料)。オーダーメイドというとかなり高い印象がありましたので、この金額で創れるならモノは試しだ!と創ってみることにしたのでした。

一時期アロマテラピーの資格取得のために勉強をちょこっとしていたこともあり、匂いについては興味があったのでちょうど良かったのであります。

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人外を選ぶ項目があるあたり、オタクのことをわかっているとなる。やっぱ時代は人外だよな(?)

イメージを伝えるべくキャラに関する質問に答えていくのですが、10個の質問に答えます。しかも8〜10はフリーで記入ができる。8、9は1000文字まで語って良いという仕様。やばいですよね。
年齢とか書く項目があってシカちゃんの年齢って一体何歳なんだwと半笑いながら答えていきます。

8、9の質問を物語を知らない第三者がキャラのイメージを掴んでもらえるように「シカちゃんとは……」と思いながら一生懸命考えてみたので、ログとしてここに置いておくこととします。(※コンノウ坂編終わりくらいまでの【ちょっとネタバレ】なので、これからシブヤのサンゾク読みたい!と思っている人がいたらご注意ください。)

8.世界観、キャラクターの職業・出自、物語上のポジション(最大1000文字)

【舞台となる世界観】
現代日本(パラレルワールドのような位置)の大都会『シブヤ』が舞台。シブヤでは生者や死者問わず、思念をもった者達がさまよっている。ネオンサインで怪しく光る夜が情景として多い物語です。
【キャラクター名】
シカ(現代の名)/ドウゲン(生前、山賊の頭領のときの名)
熊のような巨体で斧を武器に戦う。生前、殺された際に首を刈り取られ、罪の象徴である『鹿の頭蓋骨』を代わりに被せられている。
幽霊として土地に縛られ続けている。
【キャラクターの職業・出自】
大都会『シブヤ』の土地に縛られた山賊の幽霊。生前は、シブヤがシブヤ村と呼ばれていた頃(江戸時代中期頃)に生まれた。しかし、まもなく捨て子になり寺で拾われ見習い小僧として育つ。だが寺が焼き討ちに遭い、その後、山賊の一味に拾われて山賊の頭領となって『名誉に金、女に酒。欲しいものはなんでも手に入れた(作中引用)』。
だが親友の神主との関係がもつれて、神主に恨まれて殺されてしまう。その神主の呪いから現代まで消滅することもできず、誰にも関わることができないまま現代まで霊となってシブヤに縛られていた。主人公『チハヤ』と出会い彼の物語が動き出していく。
【物語上のポジション】
物語の準主人公。主人公『チハヤ』とは相棒の関係性。ガーディアンに近い。最初はチハヤを支配したいと考えていたが、交流によって少しずつ心がほぐされ、尊重するようになっていく。

9.第一印象の性格、見えにくい性格(最大1000文字)

【第一印象の性格】
まわりが見つけたら隠れたくなるくらいに近寄りがたい、恐ろしさを持つ。人の命の価値が低い。
一般的な山賊の印象(好戦的/横暴/残忍/強欲/好色漢)に加えて、頭領だったところから冷淡で合理的な部分や知的な部分もある。
縄張り意識や責任感が強い。説得よりも暴力の解決しようとする発想になりやすい。男性的な面が強い。
【見えにくい性格】
不器用で言葉足らず。臆病。自責の念が強い。
元が見習い小僧だったところから、神仏の存在を否定しつつどこかで信じてもいる。様々な自らの悪行(殺人・窃盗等)への呵責に苦しんでいる。
復讐を恐れて凶行にはしってしまうこともある。
心を開くことは滅多にないが、心を開いた相手は大事にする。その相手が傷つかないように過度に心配をする面がある。その相手を守るためなら自分のことも犠牲にことを良しとする。

10.イメージしたい匂いの希望


山や森を連想する香り/野生的/厳かな香り/線香のような匂い

……とここまで語らせていただきました。楽しかった。質問項目のフリーワード、合計2000字書けるのえぐいな。もう掌小説分くらい文量あるやんとか思いながら書きました。でも脳内でなんとなく決めているキャラづけを物語を見ていない第三者に伝えようと文章を考えるわけなので、キャラ整理に役立ったように思います。というか本当は連載始める前にこのくらいのキャラ設定はどこかに控えておいた方が良いんだろうなと思いましたわ。 

ちなみに発注するときに書いた文章は、発注ボタン押した時点でもう一度文章を開くことはできないので、文章はメモ帳が何かに控えておいたほうがよいぞ。

そして発送のメールを待ちながら約三週間後……

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ついにやってきた!!
開けるの楽しみすぎて、ちゃんと身体清めてから触ろうと速攻でシャワった。笑

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この縁もキャラのイメージ色を「山吹」と回答したのでこの色なのだと思う。そういうのオタクは好きなんだよ。

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いやあ良き!!

シカちゃんは物語を追うに連れて段々かわいらしくなっていくんですけれども、その本性は山賊であり獣の本能と人の理性を備えた恐ろしきモノです。なので厳しいくらいに強いカンファーの匂いがとても合う。また、山賊というだけあって草木の匂い(ベチバー、サンダルウッド)を選んでくださったのも嬉しかったです。

https://www.timeless-edition.com/archives/551
(こちらのサイトにアロマの効能が詳しく書いてあって興味深かったです)

上記サイトに書いてありましたが、カンファーは楠の意味合いなんですね。「仏像や寺院を建てるのに使う木材(サイト引用)」ということで仏教と関わり深い彼にはぴったりの匂いだなと感じましたね!

身体につけるにはかなり強い匂いなので普段使いにはしませんが、執筆のとき、丹田に力をいれなきゃいかないときにはシカちゃんを召喚しようと思います。

ところで、シカちゃんの臭いに関して実は本編でも少し触れているのですが……

シカは血濡れた両腕を垂らしながら、チハヤの方を向き直る。座り込んでいるチハヤにゆっくりと近づく。チハヤは鼻を刺す凄まじい臭いを嗅いだ。鉄と汗の臭いが混ざった臭いと、獣のようなシカ自身の臭いがした。
 全てを蹂躙じゅうりんする雄の臭いだ。その臭いに、チハヤは強烈な『生』を感じた。
(シブヤのサンゾク/ジャコモ・シーンIIより引用)

……と、このようにシカちゃんは公式設定では獣臭いのですが(言うな)でも、今回の香水で再現してくださった匂いもすごく似合いそうだなと思いました。

というわけで今回はシカちゃんイメージの香水をscently(@scently_jp)さんで創ったというお話でした。気に入った場合に、届いたノートにQRコードがついていて、そこをスマホで読みこむと、同じ匂いをまた発注ができるそうです。でも、次はチハヤ氏で試してみたいな。決して私の好みな匂いにはならなそうだけれども。シブサン完結したらお祝いに発注しようかなぁ。

創作クラスタの皆様、気になる方はぜひ試してみてな!
いい感じに狂えるぞ!!



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