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OMORI3rd Anniversary Concertログ

はじめに(ざっくり近況報告)

 どうも。革波です。
 同居している祖母が腰の圧迫骨折をしてしまいその介護もしつつ、お約束をした原稿を進めたりとなんだかとても慌ただしい毎日を過ごしておりました。おかげさまでお約束していた原稿2つも無事に書き終えることができましたので、あとは年末までゆっくり過ごそうかと考えています。
 OMORIコンサート行ってきちゃったし!!

ウルフインザルーム(一次創作短編)


 簡単にその原稿について触れますと、ひとつは一次創作者らしくハロウィンの日にノベルアップ+さんにて短編を投稿いたしました。題は「ウルフインザルーム」。【お題】は『ハロウィン×狼男 5000字以内短編』です。

「夢から醒めれば、また別の夢。夢の入れ子人形だ」
月の光を頼りに、おぼろげに照らされたバーカウンターで私は目を覚ました。
目を覚ましたはずなのに、隣に座るのは狼男。
客の狼男とマスターのミイラ女に気遣われる変な夢だ。
今日は大事な記念日だと気づき、帰ろうとするが出口がない。
慌てる「私」に狼男は突拍子のない提案をする。

ーー狼男の導く先は。

ノベルアップ+の投稿ページ引用

 完結した「シブヤのサンゾク」がお好きな人は結構楽しく読んでいただける作品なのかなと思います。ハロウィンはとっくに過ぎてしまいましたが、びびっときた方はぜひご覧になってくださいませ。

デイブレイクに殉ず(ツムリンアンソロ寄稿短編)

 そしてもうひとつお約束していた原稿といいますのが、ぬこのめ様主催のツムリンアンソロジーの原稿になります。ツムリンをいじめてください!とのことだったので腕によりをかけていじめさせていただきました(?)
 こちらは約10000字程度の短編。題は「デイブレイクに殉ず」です。

イメージ膨らませるために描いた落書き(strangerとツムリン)

 本原稿が参加しているアンソロジーは2月11日に開催される「UNLIMITED EX16」での頒布を検討しているとのことです。楽しみ☆(締切ギリギリまでヒーヒー言っていたのに喉元過ぎればなんとやら)

 ……はい、以上近況報告です。本題です。
前回記事、前々回記事がOMORIのことばかり書いていますが、今回もOMORI記事のことを書きます。
(前回記事は以下の通り)

 前回記事、オモリのコンサートがあって絶対に行きたいんです!!と激しい主張をしておりましたが、無事に行くことができました!そのときにもう本当に感動してしまって……その感動をなんとか残したく記事を書くことにしました。

OMORI3rd Anniversary Concert(以下オモコン)の概要

 主催はゲーム音楽のコンサートを数多く公演しているmusic engineさんです。5月にもOMORIのコンサートをやっていましたね。場所はミューザ川崎シンフォニーホール。前回よりも大きな箱になっており、SNSの情報を見る限り音の聞こえ方が全然違って聞こえたとのことでした。

music engineさんの公演は第七回演奏会以来になります。この公演もすごく良くてまた聴きに行きたい!と思っていたところコロナ禍になってしまい公演ができなくなってしまったんですね。

大事にとってあったSET LIST

 music engineさんがクラウドファンディングをやられた時もあって、なんとかコロナ禍を乗り越えてほしいと微力ながら支援したこともあります。

左の欄にいたりします。

なので今回の参加の喜びもひとしおでした。

曲の感想

 以下、曲の感想を垂れ流します。もちろんネタバレ必至ですし、楽器や音楽のことをよく知らない&感動しすぎて記憶が怪しいですが、そこはご愛嬌でよろしくお願いします……。

M1



 正直、「Title」の段階で泣きそうになりました。ああ、無事にコンサートにこれたんだな、みたいな。同時にすぐさま「この時間が終わらないでくれ」と願ってしまう瞬間でした。「White space」の電子音が初めて聞いたときに「赤ちゃんをあやすような優しい音色」だなと感じたことを思いだします。最初のゲームシーンでホワイトスペースへ行ったときの、水墨画のように電球の紐がすーっと降りていく描写に惚れた人間なので、そのような情景を思い出しました。
 その後のオトナリスペース曲「Lost At Sleepover」が流れ、マリちゃん曲の「By Your side」。はい、完璧に泣きました。
 この曲達って冒険が始まってすらいないんだけど、ずっとサニーが追い求めている存在の音楽達なんですよね。
 出発地であり終着地。
 果たしたかった約束、安息地。変わってほしくなかった、みんな。

M2


 ……気を取り直して、旅のはじまりだ!
「Trees…」、ゲームで「冒険のはじまりは森の中」というイメージが強いのですが私だけですかね?(ゼル伝時オカで育てられたからか?)森を抜けた先はイセカイ!
「Sugar Star planetarium」等オーケストラだと曲がより壮大に感じられて、地球戦曲「Three Bar Logos」で「ああ、今地球と戦ってる〜!」とわくわくしました。
 イセカイってサニーくんの大好きなものがいっぱい詰まっているエリアだと思っていて、冒険の楽しさがぎゅっと詰まっているような気がするのです。
 空き缶たくさん拾ったっけな。

M3


「Space Boyfriend's Tape - I Want Nothing More」のミックステープwwみたいな空気の一体感さいこ〜。となってからのスペポ戦闘曲「You Were Wrong. Go Back.」は落差エグくて大好きです。かっこよすぎるだろ。OMORIは落差で人の心を動かせることをよく知っているからな。確かこのあたりから演奏者がたくさん増えたような気がする。

M4


 サニールート確定だね、良かったね!
 公園の曲「Where We Used to Play」は穏やかなのに、突如鳴り響くエレキの叫び「Just Leave Me Alone」。私のおとなりさんはお子さんの付き添いできたらしきお母様(会話の感じ未プレイぽかった)で、めちゃ驚いていたのに無理もない……な気持ちになりました。
 穏やかな世界に見えても、人の奥底はわからない。今回のオーブリーもケルが根気よくサニーを呼んで、連れ出したから露出した痛みの反応だと思っているので。
なんかそんな、切なさを感じました。

M5


 旅といえばお城にダンジョンだよね。
 OMORIの通常戦闘曲も好きなので「Splintered Sweets in the Castle」嬉しかった!そこからのマキシマス卿「Valour Against All Odds」良かったなぁ。

M6


 ナエモグラisオタマトーンに祝われ、新郎新婦(ひとり)の入場です。
演奏者の人も腕を震わせながら一生懸命鳴らして、観客もにっこり。
 そこからのスイハ戦闘曲「World's End Valentine」。もう安定のかっこよさ〜!痺れる〜!このへんからクスッと笑うようなシーンはなくなって、物語の後半に進んでいく緊張感が漂ってきます。

M7


 きた!「Lost Library」!
 前回のM6で「I Just Love the 50s!!!」が流れたので現実パートに戻ったから失われた図書館はもう行った後かなと思っていましたが、嬉しい。やっぱりピアノの生音はいいなぁ。本編でも失われた図書館についてオモリに言及するのってマリちゃんだった気がする。「みんなの思い出は大切なものだよ、ね、サニー……」みたいな幻聴が聞こえてきます。泣きそう。最後の「Dear Little Brother…」、はい。泣きました。

M8


 サイゴの楽園〜ハンフリーまでの音楽全部好きなんだよ〜!
 とにかくオシャレ。「Clams Clams Clams」、「Gator Gambol」でボルテージが上がっていき鮫社長曲「Jawbreaker」でMAX!頭をヨコノリでさいこ〜になっていたのは私です。さっきまで泣いていたのに、情緒大丈夫?(A.あんま大丈夫じゃない)
 そしてふとスポットライトが気になって頭をあげる。うん?パルプオルガンの前に人影が?次のセトリってなんだ?
 あっ、あっ、プルートEX曲「GOLDENVENGEANCE」か!!!
さすが土星、規模が違うんだぜ。のど自慢大会の鳴らすやつ(名前わからん)にテンションあがりました。パンフにもmusic engine主催の河合さんも気合い入れた曲と書いてあって納得の一曲でした。

M9


 水中高速道路のフィールド曲「Underwater Highway」や通常戦闘曲「Squall」を聴くとツムリンのことを思いだしてしまいます。すっげえ強欲な人間なので、このまま「Push & Shove」流れないかなと思ったけどそんなわけはありませんでした。はい。スライムガールズ戦闘曲「Underwater Prom Queens」も最初の不気味な感じから、中盤の華やかで優雅な感じがオーケストラでよく表現されていて良かったですね。

M10


 お待ちかね、ブラック・スペースメドレーだよ。
 ここに「White Space」「Dear Little Brother…」を入れてもらえるあたり編曲するにあたってのOMORIへの解像度を窺えますよね。愛。好き。
そして、出た!5月に話題になったフライパン!「Welcome Again.」!原曲リスペクト!と思うと同時に、原曲のアレは一体何から出している音なんだろうと疑問に思います。
 ところで題名を訳したら「また来たね」みたいな意味合いでしょ?最悪。好き。
 ここは全員で合奏というよりも、そこかしこで音が鳴るというような感じで、おしゃべりネコの奇怪なSEとか、首を失ったり、クモに食われるバジルとか、切り開かれたニャーゴとかが鮮明に思い出されて変な笑みが溢れました。
「Orchard」、隠匿したはずの闇に触れて、最後に雪を踏みしめる。
 そして「Do You Remember?」
 ああ、終わってしまう。終わってほしくないけれど待ち焦がれた瞬間がやってくる。そんな想いがしました。

M11


 ここで「By Your Side.」を入れるのずるい泣いてしまうだろ!好き!
 そのあとの「Treehouse - Here We Are, Together Again」。もう涙腺ガタガタだからまた泣いてしまう。
 本編やっていたときも、ツリーハウスの配置を見てオトナリスペースの元になっている場所だとわかって号泣した記憶があるのでダメでした。(涙腺が)ひだまりに抱かれるような柔らかい音楽。そして夕暮れを思わせる「See You Tomorrow」。
「また明日ね」あまりにもありふれている言葉だけど、OMORIに触れた人はどれだけ重たい言葉かはご存知の通りとは思う。

M12


「A Home for Flowers (Daisy)」、「A Home for Flowers」シリーズは3回流れているんですが、確かこのとき、ピアノとヴァイオリンのDUETで演奏している箇所があって「サニーとマリのいた日々」を彷彿とさせて、もう切なくなってしまう。
ここから先の曲達はもう、本当に……。
「Remembrance」のあたりで河合さんが立ち上がってひとりで演奏されました。
観衆が見守る中、繊細なヴァイオリンが音を奏でる。
 あのサニーが何千と並ぶ椅子の中で演奏し、泣き崩れるシーンと重なります。
「OMORI」、パンフでOMOCATさんがこの曲を聴いたときに「これが作りたかったゲームだ、やっと『OMORI』ができた」(引用)と思わせた曲。
 オモリとサニーの「相克の詩」。またオモリからサニーへの「餞別の詩」。
 あたりが赤く照らされて、壇上に立って演奏する河合さんの姿に苦しみもがくサニーが投影されて、音が次第に分厚くなっていく様に戦いの悲痛さや激しさを感じて、もう本当に辛くて大好きな曲です。
 そして「Try Again Little Brother」に奮い起こされて、「DUET」へ。
 ピアノとヴァイオリンのみになるので、やはり音としては小さくなるんです。でも、観客みんながこの瞬間を待ちわびて、その姿にサニーとマリを見て、鼻を啜る音が至るところから聞こえて、本当に幸せな空間だなって思いました。

このゲームに出会えて、ここに立ち会えて良かったなって。

 どうしてもED曲だと「My Time」に意識を持ってかれがちですが、「good morning」が本当に良かったです。原曲にはない、ヴァイオリンソロのシーンはとても力強く、これからの彼らの未来がたとえ明るいことばかりではなかったとしても、きっと彼なら大丈夫。そんなことを印象づけられました。

アンコール&その他つぶやき

 大きな脱力感と、ともに頭をあげる。頭上のスポットライト。
パルプオルガンの前に人影。うん? なんか既視感? でもなんかいっぱいいらっしゃるぞ……あっ、歌い出しましたね?
アンコールは「Tee-Hee Time」!うわあああああ(発狂)

 もうはちゃめちゃに良かったんですけれど、それゆえに聴いてみたい曲がむくむくと思いついてしまって辛いところですね。
 前述した「Push & Shove」や初期戦闘曲「Tussle Among Trees」(というかマジで本当に欲をいうなら『お友達戦』の曲)が聴きたいのん……。
 また、ちょっと不穏系ボス曲(ダウンロード画面戦「Chaos Assembly」、キングクローラー戦「Sweet Paralysis」)がすっごく好きなので聴きたかったけれど、オーケストラ向けじゃないし、需要が私にしかなさそうだから声を小にして書いておきます。笑

 ここから先の記憶は興奮しすぎて記憶喪失になりかけているので、曖昧なんですがその後にOMOCATさんの音声が会場内に響きわたり、綺麗な発音なんだろうけれど学生時代に英語のテスト7割取れたことのない人間には当然聞き取れず、「OMORI」しかわかりませんでした。笑

 小さな悲鳴と共に拍手があがる。え、なになに!?その後の翻訳が待たれる……OMOCATチーム、ここにいるの!?1階の後ろ側(VIP席なんだろうな)で立ち上がるOMOCATチーム。響き渡る拍手の嵐。まさか普通の観客席にいるなんて知らないじゃん!そして重大発表。頭が真っ白になる。「12時までは情報を公表しないでね」とのことでした。日本がこんなに恩恵受けていいんですかOMOCAT氏。
 この記事を書いている時点では、もう皆様に情報は公表されていますが、一応内容はここで書かないことにしましょう。何がとは言いませんが、これで原画展やってコラボカフェをやってアニメ化する未来が見えました。それまでにたくさんお金稼ぐからね。そのぶん、たくさんワクワクさせてください。そしてより多い人数で、またこうやってコンサートの感動を味わえたら、それ以上の幸せはないなと思うんです。

▼何がとは言わないが、重大発表だったね。

 ここまででも頭がクラクラしてくるんですけれど、OMOCAT氏は止まらない。「もうひとつサプライズがあります、実はbo en氏がこの会場に来ております!」
 は〜〜〜い?(もう思考が追いつかないオタク)
 そして始まる「My Time」。なんか本当はみんなで合唱して欲しかったらしい?のですが、コンサートホールで声を出していいのかわからない人多数+日本人特有の前ならえ精神+思考が追いつかずただ聞き惚れてしまうで、あたりはシン……と静まり返っておりました。笑
 そんな中、hands!の合いの手を入れてくれた兄貴には盛大な拍手を。

 最後にはみんなで温かい拍手と、「ありがとう!」「thank you!」の声があがって、もう本当に100欲しかった感動を1000もらったようなコンサートで、本当に幸せな時間でした。

 music engineさん、OMOCAT氏、OMOCATチーム、bo en氏、その他、このコンサートを作ってくださった方に御礼申し上げます。
 素敵な時間を本当にありがとうございました!

 

OMORIのスタンドフラワーの話


  実は私にはオモコンともうひとつ楽しみにしていたことがあってね。

 主催のご用意様(@omocontiget)が、music engine様宛にスタンドフラワーを贈ろうという素敵な企画を立ててくださったんです。 

 music engine様へ贈りたいのはもちろん、「コンサートに臨むサニーへお友達とマリちゃんのお花、そしてピクニックバスケットを贈れるなんてそれ以上の愛情表現ないじゃん!」と思いましてほんの少々ですが協賛させていただきました。

(主催のご用意様より掲載許可をいただいてます)

 当日はグッズ戦線に参加したかったので、17時30分開場でしたが、16時くらいには会場の列に並んでおりました。いざ、開場となって中に入るとそれらしき紫の素晴らしいものがある……!と思いましたが、グッズ買ってからまた帰ってくるぞと誓ってそのまま2階のグッズ売り場へ。


Tシャツ買うか最後まで迷った……


 大勝利!まさかのOMOCATショップで売り切れまくるぬいぐるみが売られるとは思わなかった。オモぬい可愛すぎて、即行で開封して抱きしめました。尊い。アクリルキーホルダーも思ったよりちっこくてかわいい!Xを見る限り、個数制限があったからか売り切れとかはなかった様子です。

 そしてフラワースタンドを見に、1階へ……

革波の撮った写真

 すっ、凄すぎる!! 赤白チェックのマリちゃんのピクニックバスケットから果物と夢色のお花が散りばめられて、右にはバジルを連想させるじょうろ。(シークレットエンドを見る上でも大切なモチーフですよね)
 そして下にはオーブリーのグラジオラス、サニー/オモリのチューリップと一緒にマリちゃんのスズラン、ケルのサボテン、ヒロのバラ(この青いバラっていうのがすごくこだわりを感じる!たまらん〜!)

革波の撮った写真/ここからだとじょうろがよく見えるね
革波の撮った写真
オモくんと撮りたかったけど主張が激しすぎた


 公式様(omoflower1122)のお写真もめちゃくちゃ良いのでぜひご覧になってください!私の写真だと見えにくいのですが、電球も装飾されているのです。愛情いっぱい詰められていて、この記事を書いている今でもニコニコしちゃいます。

 主催のご用意さんにも、人見知り100%でしたがご挨拶できて良かったです。トースト仲間になれて良かった。
 改めて、素敵な企画を立ててくださりありがとうございました!


さいごに

 そんなこんなでコンサートが終わり、目も涙の後でカピカピになってましたが、最後に以前からグッズが素晴らしくてファンになっていた296様(@ulu_omo)にお会いできました。感情がとっちらかっていて変なことばっか言ってしまったかもしれませんが「今日でDUETの解像度上がったんで、職場飾っているサニーとマリ見てがんばります!」とだけ意思表示できて良かったです。私は普段使いができるようなデザインが大好きなので、好みドンピシャなんですよね。

▼以前購入したときに叫んでいたポストです。全部好きなんですがduetジオラマアクスタが良すぎるのよね……

 そして「ささやかなものですが……」と記念品をいただいてしまって大興奮。いやこれささやかじゃないよ!?お金出させてくれませんか!?と言いたかったですが出てきた言葉が「泣きそう……」でした。オタクここに極まれり。
 次回作の構想があるとのお話もあると伺えたので、そちらもすごく楽しみにしております〜!

 そして帰途につきましたとさ。
 帰り道の「大森駅(omori)」にニッコリした人は私だけではないはず。

 何遍言っても足りないけれど、素敵な時間をありがとうございました!
今回のコンサートは配信されるとのことだったので、それも合わせて楽しみにしております!!

 OMORI、143!

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