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シブヤのサンゾク短編集『Echo』月末報告(7月)

★はじめに

蝉鳴く頃になりましたが、ご体調いかがでしょうか。
革波は相変わらずです。今月は報告ごとが多いので早速、「シブヤのサンゾク」短編集の進捗を報告いたします。

★シブヤのサンゾク短編集『Echo』のタイトルに関して

まず4月から準備をしております「シブヤのサンゾク」短編集。このタイトルを『Echo(エコー)』に決めました。

『Echo』とは残響、木霊のこと。

頂いた寄稿作品を読みながら、私も執筆作業に入っていました。それが『残響』を追うようだったんですね。残響が重なり合って、物語を奏でていく。それは私一人の執筆ではなしえないことだったろうなと。なのでこちらに決めました。
意味合いとしてはもっとあるんですが、ひとまずはこのくらいで。

★短編ラインアップ(ほぼ確定!)

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現状(7月末)で106ページ/40049文字。
目次は以下の通りになります。

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noteではもう少し細かく書きます。

●……革波書き下ろし短編作品
★……寄稿いただいた短編作品
何もついていないのは前にTwitterで発表したことのある作品。

『彼女の未破裂』(『ありふれた未破裂』の加筆作)
チハヤがシブヤにくる前の話。この手に握るはラッピングした爆発物。

●『鶯とパレード』
【R15】チハヤがはじめてシブヤに来た時の話。華やかで遠いパレード。

★『破瓜の春』(月ノ衣様 寄稿作品)
【R15】ユウヤとチハヤの話。青に包まった赤い脈動。

★シブヤ・パラメトリクス(はりのねずみ様 寄稿作品)
建築を観るためシブヤにやってきた者の話。彼女が見つけたのは五人展。

『無形の花』
チハヤが彼を偲ぶ話。彼女を罰するサイダーの味は。

●愛情パッケージ(仮題)
【R15?】イブキのジャコモで物語を書く話。血の色をした分娩台。

★月の引力(千楓様 寄稿作品)
【R15?】二人のデリヘル嬢の話。肉の焼ける音と惹かれ合う力。

★あの日、僕はシブヤでサンゾクを見た(らっく様 寄稿作品)
シブヤを愛する男の話。移り行く街に見つけたふたつの影。

EDM石焼き芋
チハヤとシカの話。一風変わった石焼き芋屋。

●ロスト・チャイルド
チハヤとシカの話。ハロウィンにて捕らえた男の子。

★死者の歩く谷(朝日龍弥様 寄稿作品)
シブヤで何者かと問う女の子の話。知りすぎた彼女は咳をする。

七夕の夜
チハヤとシカの話。天の川は曇り空で見えない。

●Echo
シブヤのウォッチャーの話。彼は今日も雑踏を聞く。

計13編です。

全体としては、ドウゲン坂編を読了までのネタバレを含む作品群となっています。朝日さん寄稿作品の『死者の歩く谷』はコンノウ坂編まで読んだ方が面白さが増しますが、未読でも意味が通るように書いてくださっています。なのでドウゲン坂まで読んだ方にオススメな内容になりますが、寄稿作家様推しで読んでいただくのは歓迎です!

ドウゲン坂編の話はチハヤをメインにした『性』がひとつのテーマとなっているものなので、必然的にそのような表現も多くなっているかなという印象です。

【R15】は本編よりも強めの性的描写が入りそうな作品。でもR18とまではいかなそう。【R15?】は性的表現(単語等)が入るというところです。線引きが難しいね。

でも間違いなく、寄稿作品が本当に良いのでぜひ見て欲しいです!!

★『Echo』表紙絵

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前バ!様と話し合いながら作成中です。
表紙はチハヤに飾ってもらうことにしました!冬のダッフル・コートを脱いで歩いている姿です。タイトル『Echo』を受けて、スマホを片手にイヤホンをつけながら『何か』と会話をしている様子を描いてもらっています。
また桃色から紫色に移り変わる様で四季の表現、あるいはあらゆるグラデーションを表現しています。
改めて描きたいことを汲み取ってくださり前バ!さんには頭の上がらない革波です。

転載防止のため前バ!さんのクレジットが入っていますが、完成バージョンには表紙絵にタイトルに、私と前バ!さんの名前。
裏表紙に寄稿してくださった方の名前を入れる予定です。

★革波の執筆状況

文章量としては『Echo』のページは100ページを超えて量だけ見たら脱稿!やったー!なのですが、自分の書いた文章の精度を上げないとなぁって感じです。ここから推敲していきます。

また、御礼として書かせて頂いていた寄稿短編も無事に(4/4)ということでご提出をさせていただきました。なので、この7月はほぼパソコンに齧り付いて執筆をしていました。遅筆な私にとっては過去一書いた月だったかもしれません。

ジャンルだけで言いますと異世界ファンタジー、SF、現代ファンタジー、童話/絵本と4つとも見事に被らないご作品群でございました。(一応作品名は伏せますが、作者様がよしとするなら語りたい)

リクエスト頂いたもの(私が書きたい!と駄々をこねた部分もありますが)を描くため4000-9000字と提出した文量にバラつきが出てしまいましたが、文量=熱量では決してありません。むしろ文量かさんだ作品に関しては短編を書く上での私の能力不足です。す、すみません……
描写も作品に合わせた感じにしています。閾値を超えない範囲で、ちょっとセクシーな描写があったり、グロい描写があったりという感じです。

でも自分が気に入っている作品ということもあって、ジャンル(ガワ)が違くても、運命に立ち向かう力強いキャラクターとしては皆さんの作品は一貫していたように思います。

さて、この度寄稿した作品に関して、ありがたくも「本編に外伝として載せたい」という旨を頂戴しまして、ノベルアップ+公式に問い合わせをいたしました。

その回答としまして、

『いつもノベルアップ+をご利用いただきありがとうございます。
可能であれば、ご自身のアカウントにて投稿いただくことが最も問題が起こりにくいかと存じます。
また、投稿される作品は二次創作短編とのことですので、「二次創作」ジャンルを選択ください。
「二次創作」ジャンルであればノベラポイントの付与はできませんので、安心して投稿いただけるかと存じます。』(原文ママ)

とのことだったので、各位にお伝えしている通り、ノベルアップ+に投稿したいと考えているかたはこちらで作品を置くスペースを作るのでご希望ある方はおっしゃってくださいませ。


★『Echo』の発売に向けて、8月の動き

以上のところから、入稿までの準備が整って参りました。
8月の動きとしては自身の作品への推敲、また寄稿作品含めての校正作業に入っていきます。よって寄稿者様にはもう一度、ご連絡を差し上げますので、お手数ですがご返信いただきますと幸いです。

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▲寄稿作品はまとめて冊子にしてめっちゃ読んでいたりします。(笑)

本のデザインの完成をみて、しまや出版様にスケジュール確認し入稿。製本という流れとなります。

製本できましたら、まずは寄稿者様へ謝礼も兼ねて『Echo』を先行してお届けしたいと考えています。それからBOOTHにて販売を開始していきます。

ここまでを8月までにやりたいと考えていますが、タイミングによって誤差は出そうなのであくまで目標です!はっきりとした発売日が分かりましたらまたTwitterにてご報告いたします。

★「シブヤのサンゾク」グッズの話

ちょこちょこ月末報告に挙げていましたが、友達であります、ぬーん氏に依頼させていただき『シブヤのサンゾク』デザインのスマホケースを作成しました!

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こういうモチーフがたまらないんだよぉぉぉ!!ぬーん氏ありがとう!!
鶯はチハヤ、鹿の頭蓋骨はシカのイメージですね。テレビには犬が映されて、電車の電光掲示板には『アオガエル』のモチーフです。

スマホケースがボロボロだったところから、依頼させていただきまして。
歩く広告塔になれそうですね。笑

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グッズ作成は『suzuri』さんで作りました。一個の単価、また送料がお高めではあるけれど一個からの発注ができるのが魅力的。配送への時間はグッズの種類によってバラつきがあるみたい。様々なグッズの種類があり、「同じ柄のグラスも作っていいですか!?」とぬーん氏に聞いたところOKいただきましてグラスも作りました。麦茶がよく映えるのです。美しや。

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とりあえず個人用として作りましたのでストアは非公開です。もし欲しいという人がいましたら、ぬーん氏と要検討ですが今後の活動としてちょっと考えていきたいと思っています。よろしければお声掛けください!

同人誌作成と同じようにグッズ制作は念願のものだったので、ものすごくテンション上がりました。やっぱり手で触れるものって素晴らしい。やはりアクキー(アクリルキーホルダー)欲しいなという欲望がまた出てきました。笑

改めて、自身の活動でめちゃ忙しかっただろうに、手を貸してくれたぬーん氏に御礼申しあげます!


★最後に、と活動場所が増えそうという話

このようなところで、準備してきたものが形になってきて嬉しい革波です。
あともうひとつ、水面下でお誘いいただいているものがございます。
メイン活動場所はノベプラですが、そこを越えた場所。

小説でもなく、エッセイでもなく。ラフでありながらTwitterよりも深く、自身のことを書ける場。そして新しい刺激をもらえる場ができそうです。
情報解禁されましたら、またTwitterで告知いたします。

炎天の暑さに、実りの秋を想いながら。楽しく創作していきたいと思います。

8月末に『Echo』の宣伝をして、この活動報告を終えてしまうのか、それとも月一回くらいはこのように書いていこうか、ちょっと考え中。それも含めてまた綴って参りますね。

ではでは!

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