見出し画像

片親疎外の過程を淡々と説明すると

はじめに

片親疎外を第三者視点で淡々と説明します。どんな背景で何が起きるのか。
理解がより深まります。
標的親が被害を訴える上でも役立ちます。


片親疎外とは

片親疎外(Parental Alienation)とは、子供が一方の親からの悪口などの洗脳により、もう一方の親を拒絶したり嫌う精神状態を指します。このような特殊な精神状態にある子供を定義する言葉です。拒絶される十分な理由がないにも関わらず子供が一方の親を拒絶している状態です。離婚や別居をきっかけにして一方の親による洗脳が始まるケースが多いとされています。

You're not Crazy

今回紹介する内容はこちらの本に書かれていたことを中心に僕自身が他の科学論文から学んだ内容を付け加えたものです。

それでは、片親疎外の一般的で典型的な過程を紹介します。
片親疎外の過程で何が起きるのかを第三者目線で説明します。

典型的な片親疎外の過程

配偶者がDVモラハラなどを行うようになると被害者は単純にその婚姻を終わらせ離婚しようとします。片親疎外を行うのは人格障害者(境界性、自己愛性、ソシオパス、サイコパス)であり、DVモラハラの他に不貞や過度の浪費を行うことも多く婚姻の破綻の原因のほとんどを疎外親の方が作ります。被害者達は、それでも夫婦関係の破綻と親子関係は別なものと考えて、離婚後も子供達が両親の間を自由に行き来できる環境や両親への愛情を自由に表現できる環境を整えようとします。DVモラハラ被害者の方が親として健全であることが多いです。そして、被害者の方が、子供達のために相手との対話を続けようとします。なざなら、被害者の方が子供達に対して、加害者よりも健全な愛情を注いでいるからです。被害者は離婚する相手への憎悪や嫌悪よりも子供達のことを優先し大事にします。しかし、これとは対照的にDVモラハラ加害者は、被害者に対しての復讐を最重要事項として、子供達の心を壊してでも、被害者へ攻撃を行います。実際にこの過程で子供達の心は大きく壊れます。この復讐の方法として以下の3つ方法が用いられます。
1)子供達を相手(標的親)から断絶させる。
ありとあらゆる手段を用いて会わせない、一緒の時間を過ごさせないようにします。
2)子供達を洗脳し攻撃の駒とする。
悪口などで洗脳し子供達自らが標的親を拒絶したり、暴行したり、酷い言葉、冷たい言葉を言うように仕向けます。
3)虚偽のDV、虚偽児童虐待をでっちあげる。
虚偽DVや虐待は片親疎外の過程でとても多く見れます。子供達自身がニセの記憶を埋め込まれ虐待を受けたと証言することも多いです。

疎外親がこのようなことをする動機は、これ以上の標的親への復讐は存在しないからです。健全で愛情深い標的親にとって、自身の子供達に会うことすら出来なかったり、子供達自身から誹謗中傷やときには実際の暴力を受けること以上に傷つくことはありません。

疎外親による標的親は「DV加害者である、児童虐待親である」の主張とは真っ向から矛盾することに疎外親は離婚に抵抗します。疎外親は離婚のプロセスを自ら進めることはありません。疎外親が離婚調停を自ら申し込むことも稀です。むしろ、疎外親は、問題を複雑化し、離婚への激しい抵抗を示します。離婚へ抵抗する理由も彼らの動機が復讐だからです。被害者が望む離婚を妨害します。「被害者の離婚をして人生をやり直したい」のささやかな希望がすんなりと叶ってしまうことが苦痛で仕方がありません。何としてでも、そして少しでも、相手が嫌な思いをするように離婚妨害を繰り返します。

残念ながら、セラピスト、調停員や裁判官等、片親疎外に対して十分な知識のない人達が絡むと、子供達と標的親にとって必ず悪い方向へものごとが進みます。頻繁に子供達から健全な親(標的親)を引き離し、虐待親(疎外親)のもとへ子供達を留める裁定が下されます。

被害を訴える方法の一つ

疎外親(人格障害者)は物事を複雑化し関係者を煙に巻き、標的親を悪者の仕立て上げ、利を得ようとします。標的親が被害を訴える上での共通の過ちは、被害者視点でこの複雑怪奇な出来事を説明し、周囲の理解を得られないことです。加害者側が複雑怪奇な攻撃をしてくるのでそれを被害者視点で説明するとどうしても複雑になります。
そこで視点を自分自身(被害者)ではなく第三者に変更するのです。
今回の記事で片親疎外を第三者視点で見て語るとそれほど複雑ではないことが分かります。標的親が被害を訴えるときの方法の一つにして頂ければ嬉しいです。自分の身に何が起きたのかを一つ一つ説明するよりも、一般的な片親疎外の因果関係と経緯はこうですよ、と説明した上で、自分のケースを説明し、全く同じであると周囲に認識して貰えば良いのです。
僕自身も裁判所への申し立ての中でこの「一般的な片親疎外の過程」を記述し、僕と子供達が経験したことは、この典型的な片親疎外と全く同じであると説明しました。

まとめ

片親疎外を行うのは人格障害者であり、どういう訳か、彼らは示し合わせたかのように全く同じ行動をとります。今回の記事を読んで「これは全く自分のことだ」と思った標的親は多いのではないでしょうか。僕はそうでした。
片親疎外の被害を訴える上での一手法としてこの「一般的な片親疎外の過程」を取り上げることは有効です。

料金ポリシー

このNoteの料金ポリシーはこちらです。ご賛同頂ければ幸いです。
https://note.com/afreshstart/n/nb12beabc243c

サポートの検討ありがとうございます。いつ、いくら、どう支払うかは、お任せの料金ポリシーです。頂いたサポートは僕が自分のためだけに使うことはありません。必ず、ナルシシズムをやっつけるために使います。