できてもやらないのには理由があって...
エレンはグリシャに壁の破壊を、カルラの安否を伝えなかった。
121話で明かされた「進撃の巨人」の能力を利用することで、エレンはグリシャに上記のことを伝えられたはずだ。
なぜ彼はそれをしなかったのか。
とりあえずは「できたのにやらなかった」と考えてみる。
これはエレンの意志と深くかかわっているのだと思う。
すごく深く関わっていそうだ。
未来の世界の姿を見たことで、彼が当時の父親には母親の安否も壁のことも伝えない方がいい、という結論に至ったのかもしれない。
いや、「かもしれない」ではなく、むしろそれしか考えようがない気さえする。
そうでなければ、エレンの行動に理由が見いだせなくなってしまいそうだから。
カルラや壁のことをグリシャに伝えることで、カルラは助けられたかもしれないのにそれをしなかったというのは、ぼくたち読者にとってはとても気になるところだし、それを考えるのがおもしろい。
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