【塾経営】あなたは面談をどれぐらいの頻度で実施しますか?
塾経営、特に、個別指導塾など、学習塾経営をしている方に向けての内容です。
前回、あなたがもし教室長なら、「誰に対して一番優先して向き合いますか?」という質問を投げかけました。
ここでいう”誰”とは、「生徒」、「保護者」、「講師」。
この3つです。
おそらく、「全部に真摯に向き合う」ことが当然だと思われる方が多いと思います。
とはいえ、どこに(誰に対するコミュニケーションで)強みを持つのか。
という位置づけで、考えてみてはというお話でした。
今回は、「どれぐらいの頻度でその相手とコミュニケーション、面談をするのか」というお話です。
それでは、見ていきましょう。
1.面談の頻度
面談っていう言葉を使いましたけど、そもそも「面談」といえば何を想像しますか?
比較的、大手の個別指導塾ならば春期・夏期・冬期講習会の前に面談をして、生徒の課題整理をして、講習会の内容を決めて必要であれば申し込んでいただく。
そんな形式をとっているところが多いのではないでしょうか。
個人経営の個別指導塾であれば、事情はそれぞれ異なるかと思います。
いろいろなパターンがあるかと思いますが、「面談」というワードで共通している内容は何でしょうか。
おそらくは、各生徒の目標設定(志望校やその先将来の相談)だったり、
学習状況の整理(目標までの課題、具体的な教科や点数の設定)や、
追加講習や授業数を増やすかどうかの判断などがあると思われます。
結局は、何を目指して、どうやってそれを達成するのか。
そのための相談時間が、面談というわけですね。
あなたは、生徒たちと、保護者様と、どれぐらいの頻度で面談をしていますでしょうか。
2.生徒との面談
生徒との面談は、面白いです。
学習状況(テストの結果など)をもとに話したり、
塾での普段の様子を見ながら話したり、
講師から直接状況を聞きながら話したり、
事前に保護者様から様子を聞いたうえで作戦をたてて面談したり。
いろいろな状況で、相手がどんな反応をするのかが楽しいのです。
もちろん、簡単な面談だけではないと思います。
素直に、これが課題だからこうしていこうね。
という話をして、全員がうなづく(納得してスタートする)わけではありません。
面談をすること自体よりも、面談をするまでと、その後のフォローの方が生徒本人にとっては重要になってきます。
そういう意味では、単に面談の回数や頻度が多ければ多いほどいい。
というわけではありません。
普段からの様子(たとえば毎回小テストをして状況確認をするとか)を担当講師と連携しながら必要に応じて面談もしくは直接、教室長から声をかける場面を増やすなど。
臨機応変に、適切なタイミングでコミュニケーションをとっていくことが求められると思います。
その”適切なタイミング”には、一定の答えはないと言えるでしょう。
3.保護者様との面談
保護者様との面談を楽しい、と思う人は少ないのではないでしょうか。
どちらかといえば、頻繁に保護者様と面談したい人の方が少ないのでは。
逆に、保護者様たちも、塾に頻繁にきて面談を受けたい、という人は少ないのではと思います。
そうは言っても、あなたがもし保護者様とのコミュニケーションを最重要視する、
もしくは単純に保護者様とのコミュニケーションが一番得意であれば、
面談の頻度を各学期ごとに1回ではなく、必要に応じて個別に増やして設置してもいいのではないでしょうか。
ワタシの周りでも、毎月ぐらい頻繁に保護者様との面談を実施する教室長を知っています。
最近は、感染症の影響などもあり、教室にわざわざ来てもらうのではなく、zoomなどオンライン会議ツールで面談をしていたり、
LINEなどチャットツールを使って細かく生徒の様子を伝えたりということも実施している教室もあります。
結局、生徒にせよ保護者様にせよ面談をするのはどういったタイミングが適切かを追求しながら日々向き合っていくのが一番なのだと思います。
まとめ
あなたが個別指導塾で面談をやるなら適切なタイミングで生徒保護者様とコミュニケーションをとることを大切にするといいでしょう。
多くの教室では毎学期に面談を行いますが、それより増やしてもいいと思います。
様々なツールを使って、あえて減らすという選択肢もあるでしょう。
あなたの個別指導塾の目的、目標が達成され、生徒保護者様が幸せになる一歩を踏み出していただければ幸いです。
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