12月4日(月)19:30~石黒正数さんうめざわしゅんさん吉川きっちょむさんと渋谷LOFT9

ご無沙汰しております。唐突で直前のお知らせになりますが、明日12月4日月曜日に渋谷LOFT9で吉川きっちょむさんにお呼ばれし、『天国大魔境』石黒正数さんと『ダーウィン事変』うめざわしゅんさんがトークショーを行います。僕も登壇します。19:30からですのでぜひどうぞ! イラスト入りサイン色紙の抽選会もあります。

石黒さんうめざわさん、それにきっちょむさんとお喋りできるのは嬉しいし楽しみです。石黒さんは『天国大魔鏡』を描くうえで、毎回ネームや原稿を見せたときの担当編集者の反応をものすごく大事にされているそうで、そのため先々の展開や構想を担当にも明かさないのだそうです。困ったのはアニメ化のとき。アニメ化が決まってシリーズ構成やシナリオ作成に入る際、当時の連載最新話よりも先の展開までアニメにするわけですし、そもそも全体の構想や設定を共有しないとアニメスタッフの皆さんも何も始められません。通常は担当編集者が原作マンガ家とアニメスタッフの間を繋ぐのですが、そうすると担当にネタバレするので『天国大魔鏡』ではそれができません。
「じゃあ僕がやろうか?」と提案したのですが、
「編集長は校了するでしょ? だから編集長もダメです」とのこと。結局、アフタヌーン編集部からひとり、アニメ『天国大魔鏡』専門担当を選抜し、彼はアニメの打ち合わせで出た話を編集部や会社で誰にも明かさないという守秘義務とともにアニメの打ち合わせを続けました。前代未聞。でもだからこそ、毎月校了する際に僕も読者の皆さんとまったく同様に予備知識ゼロでワクワクしながら『天国大魔鏡』の校了をしています。

『ダーウィン事変』は2020年6月発売のアフタヌーン8月号から連載が始まりました。コロナ禍が始まり緊急事態宣言が出た年です。そのためうめざわしゅんさんと直接お会いする機会を得られず、リモート打ち合わせの際モニター越しで話を一度したきりでした。今年に入ってようやくコロナ禍が明け、それまで開催出来なかった「マンガ大賞」の受賞パーティーが3年分まとめて7月に行われ、その席で初めて直接うめざわさんとお会いすることができました。その後一度食事をご一緒しましたが、なので渋谷LOFT9でお会いしてやっと三度目ということになります。うめざわさんには僕からも聞いてみたいことがたくさんあります。皆さんご存知ですか? 背景や雰囲気や人々の仕草までアメリカを舞台にあんなにリアリティに満ちた作品を描いていながら、うめざわさんは海外に行ったことがないんですって。じゃあ一体どうやってあんなリアルなアメリカの様子を描いているの? ぜひ聞いてみたいです。

というわけで、12月4日にお会いできることを楽しみにしております。お時間のある方はぜひどうぞ。会費は2500円+ドリンクです。