消費税と日経平均株価

予定通り、10月1日から消費税10パーセントにアップしますかね?(挨拶)

法律は施行されているので、ここまでくると衆議院が解散でもされない限りは延期はきっとないでしょう。

さて、消費税率UPすると消費が冷え込み、景気が悪くなると心配されている方たちも多いかと思います。そこで、過去、消費税スタートから税率UP時の影響を代表的な指数である日経平均株価を使って調べてみました。

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消費税導入、もしくは税率UPした年と翌年の大納会終値を、抽出してみました。

日本で最初に消費税が導入されたのが1989年4月からということで、日経平均株価は、翌年の終値が40%近くダウンしていました。ただ、これに関しては、バブル崩壊の影響が大きいので、消費税の導入が大きく影響しているとは感がられません。

それから、1997年4月に消費税率が5%へアップしましたが、この時期になると不良債権問題は、ある程度区切りがつきつつありました。そして、これから景気が上向く矢先に当時の橋本内閣が増税を打ち出し、景気回復が腰折れしてしまったように思えます。ですので、日経平均株価は、翌年の1998年の大納会終値ベースでは10%近くダウンしました。

最後に、2014年4月の8%への消費税率UPがありました。こちらは、まだ記憶に新しいかと思いますが、当時は安倍内閣の下、矢継ぎ早に景気対策としてアベノミクスまっしぐらの時代だったかと思います。そのため、日経平均株価は、翌年の2015年の大納会終値ベースでは、10%近く上昇していました。

となると、今回10月からの増税に関してはと言いますと、なんとも言えませんね。それに、いままでは、4月からでしたけど、今回は10月からの税率UPなので、このあたりがマーケットへどう影響するのか未知数かと思います。

ただ、どちらにしても9月の駆け込み需要の反動はあるでしょう、なかなか楽観できないように思えますけど、来年は東京オリンピックも控えていますし、期待を込めて、マーケット全般に明るい未来あるといいですね。

*投資は自己責任でお願いしますね!

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