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ドバイ冒険3日目④ ホテルに帰れるか? 2019年9月

↑ ビジネスベイ駅からホテルを目指す ↑

私は「白い地下迷宮」エミレーツモールで迷子になっていた。

どこかに席を予約したアラビック(中東料理)のお店があるはず・・・
なのだが、見つかる気配はない。予約時間を45分くらいオーバー。

2軒目の夕食はあきらめて、帰るか・・・
ここからどうすれば、ホテルに戻れるだろうか?

「モール直結のメトロ駅を探す→メトロ乗車→最寄り駅から12分程度歩く」

しかし、周りを見渡しても出口は無い。
メトロ駅はどこにある?

⑤砂漠のスキー場

まずはフロアガイドを探そうと、ほろ酔い状態で歩き続ける。

メトロの駅はモールの何階とつながっているんだろう?
(階を間違えるとアウト)

ふらふら歩いているうちに、モールの外側に近い場所を歩いていたようだ。
片側が巨大なガラス張りになっていた。

その中に見えたものは・・・

室内スキー場!リフトまで走っている!

数年前に風の噂で聞いたことがある。
「砂漠の街ドバイには室内スキー場がある」と。

さすがに今回はスキーをする余裕はなかったですが、ほろ酔いが覚めてしまうほど強烈なインパクト。

エミレーツモールをさまよううちに、他にもこんなものを発見。

Appleストア!店内の様子は日本とそっくり。

現地の通信会社「du」ストア!
水色だけどドコモショップと雰囲気が似ている。つい笑ってしまいました。

★ドバイでのモバイル通信

ドバイに着いてAndroidスマホを見ると
「du / NTT docomo」と表示されていました。

du(エミレーツ インテグレーテッド テレコミュニケーションズ)という通信会社の回線を使って、国際電話とデータ通信ができるようでした。

帰国後、調べてみると「ドコモ・KDDI・ソフトバンク・楽天」のどのキャリアでも、UAEに行くとduの回線を使うようです。

(UAEにはモバイル通信のキャリアが、日本同様に4つくらいありますが)
UAEに行く日本人は少ないからか、duが一括して日本人のモバイル通信を請け負っているようです。

⑥ドバイのメトロ

道を間違えながらも、私は動く歩道(エスカレーター)を進んでいった。

モール内で流れていた歌(アラビックポップ)の音量が次第に小さくなり、歩行者の足音が「カツカツ」と耳に入ってきた。

おしゃれな白い壁が無機質な赤い壁に変わっていた。
駅が近いようだ。

駅の券売機も改札機も、外国のものを見ると緊張する。
疲労が溜まっていたので、運賃表を見ずに「一番安い切符」を買って入場する。

これが後のハプニングの原因になるとは・・・

↑「32) エミレーツモール」から「26) ビジネスベイ」を目指す ↑
フルサイズのホームドアの背後に「コーチの腕時計」の広告

↑ ネット上の画像より ↑

無人運転のモノレールのような電車が到着。
東京の「ゆりかもめ」に似ていますね。

車内放送は録音された音声ですが、最初はアラビア語なので聞き取れません。

「モチャモチャモチャモチャ・・・・
Next station is Noor Bank(ヌアーバンク)」

ゆっくりした英語のアナウンスが続きます。
ホテルの最寄り駅は「Business bay」

日本では見慣れない水色の車内。

到着!

ところが、タグ付きの乗車券を改札機にタッチしたら、ドアが閉まってしまいました。
「一番安い切符」を買ったために運賃不足。乗り越し精算が必要に。

係員のいる窓口に行き、事情を英語で説明。
乗越費用を含めた運賃は、15ディルハム(約450円)くらい。

なんとか外に出られたけど、思ったより交通費が高いかも!?

⑦暗い街道、Googleマップを見て進む

Business bay駅は名前の通り、大きな駅でした。
そこからGoogleマップを頼りに歩き始めます。

ホテルまで徒歩12分らしいが、東京と違ってナビの画面が大ざっぱ。
地図に表示された場所を歩いている実感がわかない(表現が難しいですね)

9月のドバイは21時を過ぎてもまだ暑い。
「そろそろ熱中症になるかも」という危機感。

私がここまで「絶対にあきらめない姿勢」を貫いているのは
長かった自閉症時代に「辛いことが続いてもあきらめない姿勢」があったから

↑ こんな感じのルートを歩いたと思います ↑

照明が少なく、建物の間隔が広く、細い道の横断歩道には信号機が無い。
途中で道を間違えて、行き止まりにぶつかったことも。

ホテルの入り口が見えてきた!
正面入り口ではなく、側面の入り口。

噴水が上がっていて、2階建のバーから音楽が聞こえます。

そのまま側面からホテルに入ると、そこはオシャレなラウンジでした。
(4日目はここでお酒を飲みました)

ホテルロビーはライトアップされ、朝とは雰囲気がガラリと変わっていました。

21時30分、この時間でもホテルに出入りする客は多く、活気のあるホテルです。
(また泊まりたい)

めでたく54階の部屋に帰還。
洗面台に500mlのミネラルウォーターが3本補充されていたので、1本を飲み干す。

これで長かった3日目が終了。
これが「2019年最大の冒険」だったのは間違いない。

【ドバイ冒険 第一幕 ダイジェスト】2019年9月

1日目:深夜0時に羽田を出て、朝6時に到着
2日目前半:オールドドバイと呼ばれる風情ある街へ
2日目後半:見たことのない「豊かさたち」
3日目前半:外国人だけの英語ツアーでアブダビへ
3日目後半:夜のエミレーツモールで迷子になり、ホテルまで決死の冒険
4日目前半:ドバイモールで現代の豊かさにふれる
4日目後半:ブルジュ・ハリファの148階の展望台
5日目:日本時間22時に羽田着

⭐︎後日談(エミレーツモールの構造)

エミレーツモールは4階建てですが、最上階のL3は狭い屋上。
実質3フロアの作りですね。

L1フロアの外側に室内スキー場。
そして、メトロ駅への通路もL1に。

この通路、すごく細くてわかりにくいことに気がつきました。
見つけるのに苦労したわけだ・・・

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