見出し画像

TrueDepthが羨ましいというAndroidユーザーのボヤキ

「Androidを使う理由」や「iPhoneを使う理由」が希薄化して久しい。今は昔、まだまだスマートフォンがこなれていなかった頃はRoot化が容易であることやカスタムROMが充実していて拡張性に優れることはAndroidスマートフォンの明確なメリットだった。同様に一つ一つの機能が洗練されていることがiPhoneのアドバンテージであったように思う。

GoogleのスマートフォンがNexusブランドからPixelブランドにスイッチしたあたりから、そういった各々の差は鳴りを潜め、Androidはラインナップの広さに、iPhoneは逆に選択肢が絞られていることがお互いのお互いに対するアドバンテージになっていたように思う。

今や私がiPhoneではなくAndroidスマートフォンを使っている理由は(細かい理由を除けば)「必要十分な機能が安く手に入るから」でしかない。

そんな中でTrueDepth カメラとARKitだけはiPhoneにしかなく、Androidスマートフォンユーザーとして羨ましい。

アップルは、流行に乗っただけのARの表層的な部分を、はがしにかかっているのだ。 ... アップルはノッチとLiDAR(またはそれらに代わるもの)がなければ、そこに到達することはできない。これらは将来のiPhoneの成長を確かなものにするべく、アップルが進歩していくためのツールなのだ。 ... 
2019年には、多くのAndroidスマートフォンに搭載された深度センサー付きのToF(Time of Flight)カメラが注目されたが、その後ほとんど何の役にも立っていない。そしてほとんど忘れ去られてしまったことを覚えているだろうか。グーグルのARに対する関心は気まぐれなので、いまのところARはアップルの独壇場となっている。

ハンドヘルドデバイスによるAR市場をAppleが独占している状態は好ましくない。Googleには今こそProject Tangoを復活させて欲しい。(いや、私がTrueDepth カメラに相当する機能を安く手に入れたいだけなのだが)

We’re turning down support for Tango on March 1, 2018. Thank you to our incredible community of developers who made such progress with Tango over the last three years. We look forward to continuing the journey with you on ARCore.