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PATCH 6.0 竜騎士の変更点の振り返りと改善案

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前置き

PATCH 6.0 暁月のフィナーレのリリース以降「リーパーは他の近接DPSと比べてお手軽・高火力」「竜騎士はアビ挟むのに忙しすぎ」という意見が多い。パッチ6.05パッチ6.08で火力が強化されたため火力については言うほどでもなくなったと思うが、依然としてアビリティを挟むことの忙しさには変わっていない。

私的には天竜点睛を挟む分は確かに忙しくなったが、それ以外は基本的に変わりがないため「言うほど変わっていない」というのが正直な感想だ。

リーパーは特に方向指定条件が簡単なために簡単と言われており、その点では確かに竜騎士はリーパーよりも難しい。

一方で竜騎士は基本的にアビリティをリキャストごとに即打ちすればよく、リーパーのソウルゲージとシュラウドゲージのようなゲージ管理が必要ない。ドラゴンアイと天竜眼は最大スタック数2、竜血ゲージは残り時間でしかなく、リーパーと比べてリソースを消費して実行するアクションの実行を遅らせる要素に乏しい(通常、バフにミラージュダイブ、スターダイバー、天竜点睛をあわせる程度である)。

リーパーの場合、ソウルゲージやシュラウドゲージが最大100まで溜められるため「ここから方向指定を取りたくないからストークスウェーズ、グラトニーのタイミングを遅らせる」「遠くから攻撃したいからコムニオのタイミングを合わせるためにレムールシュラウドを使う」「コムニオの詠唱をしたくないのでレムールシュラウドの使用タイミングを遅らせる」といった判断が要求される。

この様に竜騎士とリーパーには異なる難しさがあり、DPSを伸ばす上でどちらか一方が難しい、と言えるものではない。

ただ、あまり変わっていないというのは裏を返せば「今まで不満だった点も同様であり、解消されていない」ということでもある。このエントリではリーパーとの違いを念頭に置きつつ、古くは新生エオルゼアから続く竜騎士の欠点に着目して改善案を提案していきたいと思う。

暁月で改善されたと思う点

まず第一に、これはロール共通だが、牽制が魔法にも使えるようになったことだ。近接物理DPSの牽制は魔法ダメージを、遠隔魔法DPSのアドルは物理ダメージを各々減らすことができるようになったため、コンテンツによって腐ることが少なくなった。また「これ魔法?物理?」などを気にせず使えるようになったことは大きい。(より詰める場合は何が物理で何が魔法かを把握した上で使う必要があることには変わりないが)

第二に、各種バフのリキャストタイムが調整されたことだ。これはPLLで事前に告知されており、予てより期待されていた変更の一つで、バーストタイムを合わせるために実行を遅らるべきか、それともリキャストタイム分が勿体ないので早く使うべきかを考える必要性が減った。

第三に、青の竜血が特性化したことだ。これまでずっと蒼の竜血は特性可すべきであると感じており、特にIDでは非戦闘中に欠かさず使わねばならず、ただただ面倒なだけだった。エフェクトがなくなって寂しいという意見もあるが、この変更は望ましい。エフェクトは今後のアップデートで何らからのメカニクスの変更が加えられた時に再利用されることを期待すればよいだろう。

第四に、竜槍の追加だ。ディセムボウルとソニックスラストの両方でバフが得られるようになり、同じく使い勝手が良くなった。蒼の竜血の特性化と同じく、IDでディセムボウルだけ付けてから範囲コンボに移行するという無駄な手間が減り、バフを切らす心配も無くなった。

総じて、基本的な使い勝手は全面的に改善されたと言って申し分無いだろう。

竜騎士のDPSを伸ばす基本的なテクニック

竜騎士がDPSを伸ばすための最も基本的なテクニックは「遅らせ紅の竜血」である。ドラゴンアイを2つ溜めてからすぐに紅の竜血を発動するのではなく、2つ溜まる直前に先にミラージュダイブを発動することで0.5周分紅の竜血の発動を遅らせ、ナーストレンドをバフに合わせるテクニックである。

その他のテクニックとして、バフのリキャストタイムが回ってくるようであればミラージュダイブ、ナーストレンド、スターダイバーの発動を遅らせることが挙げられる。

これ以外の竜騎士のテクニックは方向指定条件をクリアする、リキャストごとにアビリティを使用する程度である。それ以上はコンテンツごとの個別の最適化になってくる。

繰り返しになるが、竜騎士はリーパーと比較して方向指定が難しく、WSとWSの間に挟むアビリティが多くて忙しい一方、リソース管理の自由度は低いため、その点については考えることが少なくて済む、と言えるだろう。

ジャンプ・ハイジャンプから移動を削除しよう

古の昔より、竜騎士のジャンプとエンドコンテンツとの相性の悪さは筆舌に尽くしがたい。特に最近では希望の園エデン零式:2のガルーダ・イフリート・ラクタパクシャなどは特に酷かった。

これはすでに多くの人から提案されているが、ジャンプ・ハイジャンプから移動を削除しアニメーションのみとすることで大きくプレイアビリティを改善することができると思う。

禁忌都市マハのオズマ戦で穴を跨いでジャンプすると落下するのは本当に悲しい。

硬直については後述するが、このままでいいと私は思っている。

ジャンプ・ハイジャンプとスパインダイブのリキャストタイムを共有にしよう

スパインダイブはDPSを出すためには必ず打つことが要求されるアビリティである一方、ターゲットに接近するという特性故に「削除してほしい」という意見がでるアビリティの筆頭である。

ジャンプ・ハイジャンプとスパインダイブのリキャストタイムを共有にし、威力を統合・同一にすればアビリティを挟む忙しさを少し低減すると共に、前述の移動の削除と併せて「接敵したい場合や硬直が少ないほうが都合が良い場合はスパインダイブ、接近したくない場合はジャンプ」と使い分けることができる。

スパインダイブの代わりにドラゴンダイブをチャージアクション化しよう

6.0で追加された、レベル84の特性「スパインダイブ効果アップ」によってスパインダイブが2回までチャージできるようになった。前述のジャンプ・ハイジャンプとスパインダイブのリキャストタイムの共有によってこれがジャンプにも適用された場合、竜騎士のスキル回しが壊れてしまうことが予想される。

よって、スパインダイブの代わりにドラゴンダイブをチャージアクション化することを提案する。ドラゴンダイブがチャージアクションであれば、そのリキャストタイムの長さも相まって即打ちせずにチャージして、ランスチャージ・ドラゴンサイト・バトルリタニーの効果時間中に使用する、という運用が可能になるだろう。

これはバフの効果時間中のアビリティを挟む忙しさに繋がるが、DPSを伸ばすテクニックとしてのアビリティを挟む忙しさは竜騎士の面白さの一部でもあると私は思う。

方向指定について

桜華狂咲・桜華繚乱の方向指定を削除しようという意見もあるが、それはあまり解決にならないと思う。なぜなら方向指定で問題になるのは「回数」ではなく「頻度」だからだ(モンクの様な極端に回数が多いものは除く)。

仮に桜華狂咲・桜華繚乱の方向指定を削除したとしても、竜牙竜爪、竜尾大車輪がある限り「5WS、即ち12.5秒間のローテーションの中に必ず方向指定を伴うWSが登場する」ということに変わりはない。

トゥルーノースの効果時間は10秒であるから、その効果時間中に桜華繚乱(または桜華狂咲)、竜尾大車輪、竜牙竜爪の3WSを実行することについては現時点で何の支障もないのである。

問題の本質はトゥルーノースのリキャストタイムが45秒であることに起因する。トゥルーノースを使用するのは「バトルコンテンツのタイムラインの中で方向指定条件を成功させることが難しいタイミング」と「スキル回しの中で方向指定条件のあるアクションを使用するタイミング」とが重なった時である。

つまり「方向指定条件を伴うWSの実行タイミングを(トゥルーノースのリキャストが完了するまで)遅らせることが困難か、不可能であること」が問題の本質である。

リーパーの方向指定があるウェポンスキルはジビトゥとギャロウズの2つである。この2つのアクションはソウルゲージを消費して使用できるアビリティを使用し、自身に妖異の鎌を付与することで初めて使用できる。つまり「トゥルーノースがリキャスト中の場合、ソウルゲージが溜まっても妖異の鎌を付与するアビリティを即打ちせずに温存することで方向指定条件を伴うWSの実行タイミングを遅らせることができる」のである。

よって、仮に「リーパーと同じくらい方向指定を簡単にしたい」と考えるなら「紅の竜血効果中にアクションが変化し、そのスキルでのみ方向指定が要求される」程の大きな変更が必要になるだろう。

とはいえ、現状で方向指定を守ることによる威力の上昇幅はそれほど大きくなく、リーパーとの差はジョブごとの操作難度の差として許容されるものであると私は考える。

ドラゴンサイトの仕様は今のままでいい

クローズドポジションの様な仕様にする必要はない。永続アビリティでないことはバーストタイムにあわせるというテクニックに繋がるものであり、効果時間の永続化はこれを損なうものである。

エフェクトは強化してもいいかもしれない。竜騎士からオーラが天に立ち上り、対象者に降ってくるような。

その他

  • アームズレングスの効果時間を2、3秒延長してほしい。堅実魔も同様。ノックバックが来ると分かっていて事前に使って、実際に来た時に効果が切れて死んで悲しくなることが地味に多い。

  • ライフサージのチャージアクション化はぶっちゃけよくわからない。

  • ピアシングタロンの威力を上げて欲しいという意見がある。ピアシングタロンの威力は150、トゥルースラストの威力は230であるから、180か200に上げてもいいかもしれない。

  • 桜華繚乱の効果音については気にならない。桜華狂咲と十分に似た音になっており、スキル回しをする上で違和感なくプレイできている。