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【OTYOBO】斬新な注文方法!おちょぼサイズの生麩スイーツ【京都・中京区】

京都市役所の北側は、なかなかのグルメスポットだ。

特に寺町通りは、一保堂茶舗の京都本店や、京都最古の洋菓子店である村上開新堂が軒を連ねる。更には画廊や骨董屋さんも多く、京都らしい洒落た老舗がたくさん立ち並ぶ。

その寺町通りを一本東に入ってみる。新烏丸通り。歩く人の数が随分と減った。だけど何やら細い路地の奥に、素敵なお店の気配がする。

看板につられて路地奥を覗くと、

あるぞあるぞ何かあるぞ。

ひっそりと営業しているお店が数軒。
今回は赤いのれんをくぐって、カフェOTYOBOさんへ。

こちらのOTYOBOさん、既に烏丸の人気カフェとして名を馳せているえんがわカフェの二号店なのだ。

えんがわカフェは、お麩屋さんが「お麩のおいしさを知ってほしい」をモットーに始めたカフェ。二号店であるOTYOBOさんも、勿論お麩のお店だ。

一歩入るとテイクアウト用のショーケースがお目見え。1階にはカウンター席もあったが、広々とした2階でくつろぐことにする。靴を脱いで階段へ。

な、なんていい感じなんだ……!

快適にリノベーションされた町屋に、ソファがいくつか。決して席数は多くない。だからこそ、隠れ家に来た者だけがのんびりできる。

階下から上がってきたお店の方が、にこやかに説明を始める。説明を終えると、速やかに階段を下りていく。

いま受けていた説明は、お麩の説明でもメニューの説明でもない。注文方法についての説明だ。2階にいるお客さんがじっくりメニューを眺めて悩んでから、1階のスタッフへスムーズに注文を伝えるための方法。その方法とは、カプセル投入型注文である。

そう、さっきからずっと気になっていたのだ。机の上の謎のカプセル。

手順は3つ。

①注文用紙に書き込む
②カプセルに入れる
③壁際の投入口から落とす

食べてみたいメニューがありすぎて財布と相談しつつ、最終的に2つまで絞るわたし。偉い。

書き終えたら小さく折りたたんで、カプセルに詰め込む。

カチッ!と閉めたらば、いざ投入。

これを!

こうして!!

こう!!!

スコンコロコッコロコォーーーン


軽快な音を立て、しかも思ったより大きな音で転がり落ちていったカプセルを見送ること数秒。謎の達成感に満ち溢れるこの感覚。これは最早ちょっとしたアトラクション。是非みなさまも味わって頂きたい。よくわからないけど、とにかく楽しい。楽しいぞ!

やがてやって参りましたのは、まず生麩まんじゅう。

OTYOBO名物である生麩まんじゅうは、味の種類も色々。生地と餡の組み合わせで、それぞれにふさわしい人間の名前が付けられてたりする。

わたしは青のり生麩×白みそ餡の「かずや」をチョイス。

これは大変な余談で恐縮なのだが、わたくし普段は優柔不断をこれでもかと発揮してメニューひとつ選ぶのにさえ5分10分と要する有り様なのだが、この時ばかりは即決であった。何故なら、愛するアイドルの名がそこにあったから……かずやが、そこにいたから……

さて実食。
こ、このうえなく、もちもち……!!

さすがかずやは美味しい……大好き……

さあもうひとつ運ばれて参りましたのは、メインディッシュ。

秋限定、ほうじ茶生麩のモンブランパフェ。

グラスの中、キューブ状に見えるのは全部お麩。生麩と麩のラスク。

もっちもちでなめらかでほのかに甘い、色とりどりの、味もとりどりの生麩たち。底には、こんがり焼きあげた麩のラスク。

そして隣に見えるおちょこは箸休めのお茶……ではなく、なんと、ほうじ茶ソース。濃いめのほうじ茶ソースを好きなだけパフェに流しかけて、味の変化も楽しめる。

うんまい!!!

OTYOBOさん、生麩まんじゅうの他にもティラミスが名物とのこと。

日本酒を染み込ませた焼麩入りティラミスは、この特製おちょこに入った状態で提供されている。スイーツとしてのボリュームは少ないのだけど、代わりにこのキュートなおちょこも付属、お持ち帰りOKというわけだ。

生麩まんじゅうと焼麩ティラミス、その小ぶりっぷりを活かし、お重に詰めたお持たせとしても販売中。ちょっとした手土産にも重宝しそうだ。



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