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2023年9月06日の近況報告 自警団YouTuberなる暴徒

 最近「法でさばけぬ悪を刈る」と「自警団YouTuber」なる動画が流行ってるそうだが、日本において私人逮捕なんて言語道断だ。
 なぜなら逮捕するのは警察の仕事だからだ。それに民間人が勝手に逮捕、ここで言う「私人逮捕」するのを良しとすると治安に大きな悪影響が出る。


 流行る気持ちは分かる、何せとっても気持ちいいからだ。悪人を正義の拳でぶん殴るのは何者も抗えない魅力にあふれているのは理解できる。
 それに俺も昔はそういう「いじめ加害者を悪魔の力を使って処刑する話」を書いたのでその気持ちは凄くよく分かる。
 だがそれは創作物、つまりはドラマなり映画なり小説と言った「フィクション」の中だけですべきだ。


 当たり前の話だが、現実で私人逮捕をしたら必ず「逮捕される側の人間」が出る事になる。現実にそういう人間が出ることが問題なのだ。
 児童ポルノの話だと多少は分かりやすいだろうか。本物の幼女をビデオで撮影すると被害者が出てしまうが、エロマンガやエロアニメならそういう被害者はいない。
 それと同じように現実で私人逮捕が「肯定」されると被害者が必ず出るんだ。それが困る。


 それにこういう事を「黙認」していると、ヤクザがシノギのために私人逮捕を行う動画まで上げられる可能性も否定できない。
 なのでこういう動画にいいねを押すのは辞めた方が良い。例えどれだけスカッとする事でもだ。
 そのためこういう動画には近寄らず、黙って違反申請した方がいい。


 こういう「自警団YouTuber」を黙認していると極端な話、国会議事堂で銃を乱射して政治家を脅し、税金を下げさせるのも「良し」とする世の中になってしまう。
 たとえ「税金を下げる」という大義名分があったとしてもそれは「国家転覆をはかるテロ」であり連合赤軍と同類になるよ、とだけは言っておく。


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