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巡禮セレクション 23

2014年05月12日(月)

亀と女神

 

亀が星の女神を表していると気付けたのは収穫でした。

〇〇〇さんの
「「御井神=月読命」と言う位しか分りませんでしたが、亀繋がりで妙見信仰とも繋がりがあるかも知れませんね。だとすると鯉は観音信仰となるのでしょうか。 」

△△△さんの
「伝説でも亀が助ける事が多いのは、理由があったのですね、女神の出現地ですね、信仰もあった地だとヒントになります。」


これらは、密接に関係あると思います。
思い起こせば、2012年の立春の伊勢巡礼で亀のシンクロがすごくて、
立春伊勢巡礼参照)
これが京都の妙見ワークにつながったのです。
後白河法皇と妙見ワーク参照)
亀から星は自然なナガレでした。


そして平安京の玄武巡礼から朱雀巡礼へのつながり。
玄武巡礼記参照)
その時に、〇ちゃんに降りたメッセージは、
「亀と太陽。船の付く地名」でした。
平安京の玄武とは、船岡山のことで、平安京はここを起点に作られており、
その中心に朱雀通りが通っています。
朱雀放浪記1参照)

メッセージというのは、後から意味が分かることが多いですが、なかなか鍵を結びつけるのが難しいですね。
でも、メンバーや関係者の一人一人の巡礼やメッセージ、調査、探究が織り込まれ一つの意味のある絵が仕上がってきます。
これは、天の織姫の作業なのだと思います。

天の織姫とは中国では西王母だと呼ばれているとわかりました。
せいおうぼが、せいおうの姫なら、せおりつひめに通じるかも・・・と暗示させましたが、
意味合いにおいてあながち間違った指摘でもなかったのかもしれません。

伊勢の巫女を斎王(さいおう)と言いますが、西王もせいおうと読めます。
斎王の主が文字的には、斎主(いわいぬし)になります。
斎主神とは、経津主神の別名です。
ここにも津という文字が入っているのは気になるところです。
経津主が星神なら天の織姫の主になる可能性もでてきます。
△△△さんの情報によると香取神社には星祭が開催されているということですが、
僕の中では、フツ星神疑惑から、確信に近づいております。
そして、○○○さんの神名解読では、天鈿女が「(星を)天にちりばめた女」になります。
まあ、ここは焦らずじっくりいきます。


伊勢の外宮の神官渡会家は妙見堂を祀っていました。
初期の妙見さんは、吉祥天と区別のつかない女神様として姿が描かれています。
吉祥天と混同されがちな女神様といえば弁天様がいらっしゃいます。
弁天様は、いわずと知れた水の女神。
妙見さんは、北極星を神格化されたため、神道では天御中主神に充てられています。
天御中主神を祭神とする神社に水天宮がありますが、
妙見さんは、水神と同一視または混同されてきたようです。
妙見さんは、後に玄武という亀で表されることになりますが、水天さんも亀に乗っているそうです。

度会外宮には、天御中主神を祀っていたと指摘する人がいます。
だから、度会氏は、内宮の太陽神より、根源の一神、太一神である天御中主神を祀る外宮のほうが上位だと主張してきたのだと思います。
そして、今の外宮の祭神、豊受大神を天御中主神または、国常立神という根源神と同一だと主張したのだと考えられます。
この豊受大神は、丹後国から勧請されました。
丹後では、この豊受大神は天女だと伝承されています。

天女伝説は日本各地に残っていますが、
最古の天女伝説といわれているのが滋賀県余呉の天女です。
余呉ではこの天女が天神さんこと菅原道真を生んだことになっています。
天女の子が天神。これは自然な話ですね。
僕たちの巡礼探究では、この余呉の天女は伽耶の姫だと解しています。
【妄想譚】カグヤ姫を想う参照)
朝鮮人は決して認めませんが、古代、朝鮮半島南部は倭国であり、伽耶人と倭人の祖先は同一だと考えられます。
韓国ドラマ「善徳女王」に描かれていた伽耶国復興を目指す復耶会という秘密結社のシンボルは六つの卵と亀でした。
これは伽耶の伝説に元づいたシンボルです。

亀は亀甲から、六芒星を意味し、これはカゴメ紋でありユダヤの星と同じ形です。
亀から星は連想しましたが、ここから女神への変換は今になってやっと理解できました。
二年前にメッセージは降りていたのにね・・・

丹後一宮籠神社にカゴメ紋がのこること、伊勢神宮の参道の灯篭にカゴメ紋が刻まれていること、
全て繋がります。
おそらく、外宮の天御中主神と丹後の豊受大神は、同一ではなかったのですが、
天の神ということで習合されたのだと思います。
しかし、それを信仰する祖先は同じだったのかもしれませんね。

余呉の天女の夫は、伊香具氏です。藤原氏の流れです。
その神社は伊香具山の麓に祀られています。
湖国と中臣神参照)
イカグヤマと天香久山は関係あると思います。
そしてカグヤ姫も。
天の織姫から月のカグヤ姫への何かの関連もしくは変化があったのではないでしょうか。
天の女神が月の女神へ変えられている可能性を感じます。
秘められた側高神が潮の干満を操作したことも関係あるかもしれません。
それができるのは、月の影響ですからね。
妙見さんが水神になっているのと、水を支配しているのが月だというのも意味があると思います。
安曇と壱岐とセオリツと。参照)
そうすると伊勢の月読宮が気になるところですね。
しかし、これも今後の探究にしましょう。
神の探究をしていると、時々、エネルギー的なシールドみたいのを感じて疲れる時があります。
無理なく自然に解読するのが一番です。

それから六芒星とは言いませんが、六つ星といえば昴のことです。
昴は昔から親しまれてきた星ですが、妙見さんのように信仰の対象としてはあまり知りません。
(猿田彦命もスバル星の星神だと考えられていますが、これも凄い意味があると思います。)
調べてみるとこれが伊勢にありました。
棒原神社 伊勢国 度会郡鎮座
「祭神は天須婆留女命御玉 (アメノスバルメノミコトノミタマ) で、 一説にスバルとは昴星のことという。
この星は、 我が国農村において古くから信仰されていた。 この星の出具合をみて播種するのである。 」
この神社に関係する氏族は荒木田氏です。
荒木田氏は伊勢内宮の社家で、中臣氏の流れです。
知らなかったのですが、伊勢神宮て中臣の祭祀だったんですね。

昴はプレアデス星団として知られていますが、
ギリシャでは、プレアデスは七姉妹の女神です。
どうしても女神が絡んできますが、
今はこれくらいにしておきましょう。


とにかく、女神であった妙見さんが、鎌倉時代くらい以降、玄武(亀)に変わっています。
これは中国の影響だそうですが、他にも影響があったと考えられそうです。

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