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人の上に立ちたい人

人の上に立ちたい人は、人の言う事を聞こうとしません。
人の為に役立ちたい人は、人の言う事を良く聞きます。

どこの世界も、どの分野も人の上に立って指揮したい人はいます。
彼らは、一見人の為にと口にするけど、その根底には自分の我欲を満たすことが目的だと見えてきます。
なぜそんなに人を支配したがるのか?
いろいろな理由があるでしょう。
支配欲、
自己顕示欲、
承認欲求・・・
他にもあるでしょう。
なんらかのコンプレックス、
トラウマの裏返し、
自信のなさ・・・
多分、それらを支えるのは、無意識の恐れ。
なにものにも縛られない自由な人には、こういった欲望は少ないのだと思います。

長のつく役職を求める人、
長のつく役職にひれ伏す人、
僕は、小学生の時に、素晴らしい人だろうと思っていた長のつく先生が、大した人でないことを知りました。
もちろん素晴らしい人もいるでしょうが、あまり期待をしなくなりました。
人の上に立ちたい。
人を支配したい。
人を従わせたい。
そして権力を持ちたい。
これは、人としての性だというのでしょうか・・・
そうでない人もいるでしょうね。
その事がつまらないことだと気付いた人もいるでしょうに。

人に指示するには、その人の能力以上の物を持たないといけません。
人を従えるには、その人の行動に自分が責任を持つ事にもなります。
それを理解せずに人の上に立つのなら、
それは我欲の為に行っている証かもしれません。

僕には無理だと思っています。
なので、人に何かをしてほしい時は、まずその人の自由意志を尊重することと、あくまで自分のお願いとして依頼するように心がけています。
その上で、誰かが僕の言う事に従ってくれるのなら、それはその人の選択だからです。
責任逃れの狡い言い訳だと思いますか?
それもその人の自由ですから尊重します。
だけど、聞く人の自由を尊重しない一方的な指示など僕は聞く気がしないのです。
だから、他人に対してもそうありたいと願っているだけです。
自分は、選ばれた人だからとか、
自分は、偉い人だからだとか、
自分は、よく知っているからだとか、
そういった態度で人に接するならば、その人の奥底にあるものが見え透いてしまいます。
人の上に立ちたいならば、それを自問すべきだし、
人を上に立たせるならば、そこを見るべきだと思います。


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