見出し画像

娘が『いい子』をやめたので、私も『いい母親』のフリをやめました。

まるで考えが変わりました。

世界が変わりました。

本当に悩みました。苦しかったです。

何が原因なのか・・・

自分や娘をせめたり、かと思ったら なだめたり、無理に笑ってみたり・・

とにかく晴れることがない不安定な気持ちでいました。

いつになったら、このトンネルを抜け出るのだろう。。。と

暗い気持ちでいました。


小学生の娘

・好きではない授業になると保健室で過ごしていました。

 保健室じゃないときは、先生方が別部屋を用意してくださり

 クラスの子とは別メニューの勉強をしていました。

・持ち帰って、親に見せるはずの手紙やプリントを隠したりして

 見せないようになりました。

・お腹が痛くなったり、咳が出るようになりました。


はじめは、なんとなく変だな〜くらいの軽い感じでした。

その軽い状態からすぐに、娘の体調に変化が出てきました。

担任の先生からも頻繁に電話があって、

いろいろお話させていただくようになりました。


娘以外にも子供がいます。

そちらの方が手を焼くタイプなため、娘の変化に早く気づけませんでした(言い訳です。。。)。


『授業に出たくない』

ハキハキした口調の、テンポが良い先生の授業が嫌だったようです。

手を挙げていなくても、指名されてしまい、

普段から勉強にあまり自信のない娘にとっては苦痛な時間だったようです。

間違った答えをしたときの周りの空気も嫌だと言っていました。

(お友達は決して冷ややかな反応ではないのですが、自分でそう思い込んで 

   いた感じです。)

その先生の授業のない日は元気に登校していました。


でも、毎回授業に出ないわけにはいかないので、

その先生の授業に出られるように、対策を練ったりしました。

担任の先生とご相談して、その先生に娘の状況をお伝えしてもらい、

挙手していない時には当てないようにしてもらったりしました。

徐々に授業に出られるようになり(数ヶ月はかかりました)

今では、その先生とも親しくなって、その教科が好きになりました。


娘は長女です。

長子です。下に兄弟がいます。

小さい時から、お姉ちゃん!として育てていました。

甘えたいのに充分甘えさせてあげられず、

『しっかり者』を強要していました。


私にはその意識はなかったのですが。

あとあと気づきました。。。


実は、私も長子で長女です。

同じく下に兄弟がいて、お姉ちゃん!を求められていました。

私はそれが嫌だったはずなのに、娘に強要していました。

本当に反省しました。


娘は 学校でも、がんばってしっかり者を努めてしていたようなんですが

高学年になり、思春期も入ってきて、

我慢ができなくなっていたようでした。


*できないことは、できないと言っても大丈夫!

*できないことは恥ずかしいことじゃない!

*先生や家族、お友達は味方だよ!

*こんなにいろいろできるんじゃない⤴️

 得意なことがあって、すごいんだよ。

というようなことを、ことあるごとに言いました。

理解してもらえるまで、続けました。


言ったからといって、すぐにコロッと治るわけではありません。

心配や不安が続き、給食が食べられなくなったり、

無意識に咳が出たり(心理的なものからの咳)。

治したい、よくなりたい!と娘の心が前向きになっても

心と体が一体にならない期間もありました。


でも、

『大丈夫!大丈夫!』

『焦らなくていいよ。よくやってるよ^^』と見守りました。


できないことにプレッシャーを感じないように。

難しいことやできないことを気軽に先生や親に言えるように。

『いい子』でいなくても大丈夫だよと。


だんだん良くなってきました。

『いい子』じゃなくっていいんだって気づいてくれました。


暖かく見守ってくれた担任の先生や学年の先生方、

クラスメートには本当に感謝が尽きません。


わかったことは

娘に、目に見えて出てきた症状がたまたま

好きではない授業に出たくないということでしたが

違うきっかけでその症状が出た可能性も充分あったと思います。


その教科の先生には多大なるご心配をおかけし

ご配慮をお願いしてしまったことを本当に申し訳なく思っています。


遅かれ早かれ、あのタイミングだったんだと思います。


あの時の私は

娘のことを考え、いろいろ試行錯誤をし、そして自分を振り返りました。

時間を使って、本当にいろいろ試しました。

そして、気づいたんです!

母親である私も、

『いい母親、いい人であろう!』と無理をしていたことに。

人の目ばかりを気にして『自分』がありませんでした。


そこから、本当に『自分』を探しました。


本音や本心で普通に生活できている方からすると、

本当に信じられないかもしれませんが、

隠れた本音は、なかなか出てきませんでした。

まわり重視の考えが身についていて、

小さい選択も自分の本当の気持ちで できませんでした。。。


でも諦めずに

家族間のいろいろな会話や日常の生活習慣などから少しずつ

掘り下げていきました。


お互いの苦手な部分や嫌いなことなども言い合ったり、認め合ったり

『許す』ということをしてきました。

お互い様の気持ちがあります。

私は、家事のこんなことが苦手で、できればしたくないと伝える

娘は、こういう片付けが好きではないから、

できていなかったら他の家族に手伝ってほしい・・・など

本音を言ってみるという感じです。


苦手な部分は、せめたりせずに

改良の方向へ一緒に考えていきます。


今は、本当に肩の荷が降りて、楽ちんです。

本来の自分でいる感じです。


そうしていくと、

だんだんに『自分』というものが出始めたように思います。


いい母親のフリをやめてから、

自分も色々な我慢をしていることがわかって、

好きなことをしたくなりました。

ひとつずつ『好き』をするようにしました。


子どもたちを認め、許せるようになると、

自分の『好き』にも本当に素直に敏感になりました。


そして、私が『好き』をしていると、

気分が本当に良くなりウキウキしているので、

より家族が明るくなりました。


そんな中で

日常に起きる、さまざまなスピリチュアルな現象に気づきました。


実は小さい時から祖母の影響で

『見えない世界、見えない現象』には馴染みがありました。

それを思い出し、素直にキャッチしていきました。

それをキャッチして行動していくと、

とても面白い展開になったり

いい結果に繋がったりすることに気がつきました。


娘が苦しくもがいていたのは、娘自体のことでもあったけれども

私自身の気づきのために起こったことではないのかな?と思うんです。


きっと、私にもこれまでにさまざまなきっかけやメッセージで

『自分』を生きる大切さを伝えるメッセージや出来事が

起きていたのかもしれません。

ずっとそれらをスルーし続けていた結果、

『娘の変化』という 大きな形でそのことを教えてくれたのだと思います。


このことに心から感謝しました。


このことを書くことを娘に伝えました。

『名前を書いたら嫌だけど、名前なしだったらいいよ^^

私と同じ気持ちの子やママさんに伝わったらいいな〜』

ということで、こちらに書くことにしました。


2020年終わり頃から2021年春くらいまでかかった娘の症状。

今は、そんなことがあったね〜なんて話せます。

その期間は、本当に濃かったなと思います。

紛れもなく、私たちのターニングポイントです。

この機会があって、本当によかったです。


このお話をする以前から、noteに

日頃 日常で経験したスピリチュアルなお話を書いています。

娘のことがきっかけで、ずっと忘れていた大好きなアート鑑賞にも目覚めて

美術館情報も書いています。


よかったら、それらも合わせて読んでいただけたら嬉しいです。


長文になってしまいました。

最後までお読みいただきありがとうございます。







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?