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刺しゅうする〜キットに使われている縫い方〜

 梅雨で家庭菜園の手入れも休みの日が多く、趣味の刺しゅうもはかどっていました。

以前から紹介していた「刺しゅうキット」が、ようやく完成したのです

 早速仕上げに洗ったり、額に入れてみたりしたので、紹介しようと考えています。

しかし前回の記事で話したように、使用する縫い方について先に話しをさせていただきます。



刺しゅうキットの縫い方(ステッチ)

 今回の刺しゅうキットの縫い方は、全部で5種類です。

縫うのにちょっとしたコツは必要ですが、それほど難しい縫い方はありませんでした。

 しかしはじめての縫い方が多かったため、失敗してやり直した箇所も多々あります。

(修正が難しくて目立たない箇所は、そのままにしてしまいました)

個人的な反省の意味も含めて、縫い方の説明を刺した頻度が多い順にまとめています。



サテンステッチ

 面の部分に、使用されている縫い方です。

最初に基準になる線を刺して、平行になるように図案を埋めていきます。

(なるべく向きを揃えて縫った方が、表面もキレイになりました)

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 縫う幅が長い箇所は、ロング&ショートステッチと言う縫い方を使用しました。

糸の長さをずらして刺していくことで、表面に段差ができないように縫うことが出来ます。

 時間はかかりますが、何回か縫えるため修正がしやすい縫い方でした。

<使用部分>黒猫(体、目、耳)、花(花びら、花心)、長細い葉など。

※この図案の大半は、サテンステッチで縫います。



フィッシュボーンステッチ

 葉っぱに、使用されている縫い方です。

葉先に基準を1本刺して、その糸を左右から交互に縫っていきます。

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 葉っぱの形が作りやすい縫い方で、植物の図案で使われることが多いようでした。

V字に刺して中心にすじが入るようにしたため、後から葉脈を縫いやすかったです。

<使用部分>葉脈が入る葉っぱ。


 フィッシュボーンステッチについては、こちらの記事で詳しく解説されていました。

 はなこまちさんは刺しゅう作家をされており、草花をモチーフにした作品の図案や刺しゅうキットを販売されています。



ステムステッチ

 細い茎や線に、使用されている縫い方です。

縫った糸の上半分から次の針を出していくため、斜めの糸が重なった線になっていきます。

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 真っ直ぐに縫う場合はいいのですが、曲線にするのは難しく感じました。

図案の線がずれてしまうと作品の印象も変わってくるので、今後は気をつけたい縫い方です。

<使用部分>花の茎、猫の口と尻尾付近の線。



ストレートステッチ

 真っ直ぐな線に、使用されている縫い方です。

縫い物をする際と似てますが、こちらは線が繋がるようにしていきます。

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 線がずれてしまうと印象が変わるので、修正のしにくい部分でした。

(修正ではなく、糸を抜いてやり直した方がキレイになるようです)

<使用部分>葉っぱの葉脈。



フレンチノットステッチ

 細かな丸を作るのに、使用する縫い方です。

表側に出ている糸を2回巻きつけて同じ穴に刺していくと、玉状の糸に仕上がります。

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 巻きつけた糸を緩まないように引っ張っておくと、キレイな丸になりました。

基本2本どりで縫っていますが、小さくする場合は1本どりで縫っています。

<使用部分>花心部の花粉(?)、猫の体についた丸。



まとめ

 ここまで挑戦してきた「刺しゅうキット」に使われている、縫い方(ステッチ)について話しました。

縫い方が未熟だったため、近くで見ると不恰好な箇所が目立ってしまいます。

今後はキレイに仕上げるコツを調べて、小さな図案で練習していく予定です。

 キットの作品はこの後手洗いして額に入れましたが、長くなるため3記事分に分けることにしました。

次は縫い終わった作品を洗う方法について、紹介したいと思います。

 最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。



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