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◆気になるお金事情◆交通費だけで○万円も?!就活中こそ活用したい節約術3選

地方で就活をする学生さんと、Webで面談を行うと「就活に交通費がかかる!」という声が、毎年必ずと言っていいほど上がります。

大学3年生の6月頃から就活を始めて、講義と両立してのアルバイト・そして就活を継続していくのは、結構根気もいりますよね。多くの都市部での就職を希望する学生の方から、毎年同様の悩みを伺います。

今回は就活にかかるお金の中でも、特に交通費にスポットをあててみます。うまく管理する節約術も紹介してきますね。

1.気になる!就活費用の平均額は?

就活にかかる費用の平均は、約15万円といわれています。

  • ・スーツ代:1着5万円×2=10万円

  • ・クリーニング代:月に2回×6か月×1000円=1万2000円

  • ・靴代:1足1万円

  • ・就活バッグ代:1万円

  • ・交通費:都会→2万円  地方→20万円

費用全体とその内訳は、上記の通りにスーツ代やそのクリーニング代、靴代に就活用のバッグ代などの、様々なお金が必要です。入学式で着たスーツやバッグを、きれいなままでとっておいた人は負担が多少軽くなるでしょう。

費用の総額は、大学生にとって莫大なものです。都内在住の学生で合計約15万円、 地方の学生ならば約33万といった差が生まれます。住んでいる地域から、目当ての企業の説明会・選考会場からの距離によって変わるので、あくまでも平均ですが、特に交通費が差を生じさせていることは明白です。

2.同感!就活費用のお悩みあるある

では、先輩の皆さんは費用をどのように節約していたのでしょうか。コロナ禍以前、就活に関わる移動の多かったであろう19卒の学生に、就職活動に関するアンケートを取りました。就職活動費、なかでも交通費に関する学生の悩みの声は多数あがっていましたので、その一部を紹介します。

地方で面接が受けられないこと、選考に交通費の負担がないのも困ります。
あと、選考フローが多すぎると感じています。5,6回面接に行くのは時間、費用共に大きな負担になっています。

シンミドウ調べ

面接会場が東京か大阪しか無いのに、交通費をいただけない事。地方の人は、移動費や宿泊費が馬鹿になりません。都市部の人しか採りたくないなら、エントリーシートで落としてほしいです。こっちは1回都心に出てくるのに1万円以上かかるのに。

シンミドウ調べ

やっぱり東京の人は便利な思いをしていると感じる。地方だからというのをすごく感じます。イベントの回数など自分で足を運んでも、東京が圧倒的に恵まれてると思います。

移動や予定でアルバイトが制限されてしまうのも、辛いです。また、合間の時間の過ごし方に困って、カフェとかに入ってしまうとさらにお金がかかります。あと、合説の有名大だけ交通費支給もやめてほしいです。私も国公立なのに、優遇されるかされないかは何が違うのか正直わからないです。

シンミドウ調べ

このように、特に地方出身の学生さんは、都心の学生さんに比べて、交通費に負担を感じていることがわかります。また、選考に参加するだけで沢山の時間を要するということが、就活時のハードルになっているようです。

3.交通費支給を受けられるタイミング

まれに、交通費支給を行ってくれる会社の選考もあります。次は選考フローを追って、支給を受けられそうなタイミングを想定してみましょう。

|会社説明会 
対面での説明会には、多数の就活生が集まります。集まった就活生全員に一律で交通費を支給すると、会社の経費がかかりすぎてしまいます。会社説明会で交通費を出してくれる会社は、まずほとんどないでしょう。

|一次面接・二次面接
面接が始まっても、一次面接の段階では交通費は支給されないことがほとんどです。 やはり、一次面接の段階では、多数の就活生が参加しますので、全員に交通費を支給するわけにもいきません。

|三次面接・最終面接
段階が進み、合否によって参加人数も狭まってきます。特に一次面接や二次面接を地方で行い、三次面接、最終面接を、東京の本社で行う場合は、ようやく三次面接から交通費支給が見込めそうです。

このように、一次面接では交通費が支給されず、数名しか行かない最終面接だけ交通費が支払われるケースが多いです。これでは、遠方からでも対面参加を強いられる就活生にとって、交通費で大きな赤字になってしまいます。

4.交通費をおさえて就活するには?

地方の就活生が交通費・宿泊費もを工夫して抑えるには、どのような得策があるのでしょうか。地方就活生におすすめの節約術を紹介します。

|格安金券ショップを使う

格安金券ショップで新幹線の切符を買うと、正規料金に対しておよそ1000円安くなります。 つまり往復で2000円浮きます。学食で、サラダバーが5回食べられるくらい浮きます(笑) 使わない手はありませんね。

金券ショップは「新幹線切符のみ」と思いがちですが「JR在来線」の切符や「私鉄の特急券」なども取り扱いがあります。 例えば大阪ー名古屋間は、近鉄特急の格安チケットを購入すれば、片道3700円程度で済みます。 新幹線なら通常6,000円近くかかりますから、往復で4,000円ほど節約できますね。

|EX-ICを使う

最近はやりの「スマートEX」はスマホで新幹線を予約するアプリです。しかし、そこまで安くなりません。 ですが、クレジットカードの「EX-IC」で新幹線を予約すれば、割引が得られます。

新幹線をEX-ICで予約した場合、数十円ではありますが格安チケットより安く済みます。 さらに何度も乗ることでポイントが貯まり、ポイントを使えば指定席の料金でグリーン車に乗れるという特典付きです。

年会費が1080円発生しますので、就活でしか新幹線を使わないのであれば、格安チケットのほうがいいかもしれません。 ですが、帰省や旅行で新幹線を使う機会が多いのであれば、EX-ICを発行しておいたほうがお得でしょう。

|大学の教科書を売る

大学の教科書のような専門書は、古本屋よりもフリマアプリ・サイトなどのほうが高く売れやすいです。 特に教科書として人気のシリーズものや、状態のよいものほど高値で扱われます。既に単位を修得した講義向けの教科書を上手に売り、そのお金を就活に充てるのは効率のいい方法と言えます。

まとめ

地方で頑張る就活生の、大きな悩みでもある交通費。オンラインでの参加機会が創出されているとはいえ、アルバイトや大学の授業との両立とあわせて大変なことだと思います。

上記のちょっとした節約術以外に、学校から学割証を発行してもらうなど、学生ならではの後押しを受けられることも忘れずに活用してくださいね。

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