見出し画像

飲み込みが早い人の特徴と理解力を高める方法

飲み込みが早い人ってどんな人?


一言で言うと「理解力が高い」人のことです。「一を聞いて十を知る」ということわざがありますが、まさにそんな人が飲み込みが早い人と言えるんじゃないでしょか?

飲み込みが早い人に共通する特徴

5つほど共通点をご紹介します。

1.物事の本質を見極めるのが上手い

洞察力が高く、物事の本質を見抜くことに長けている人が多いです。
解決すべき課題を捉える力に優れている。


2.構造化しながら理解を進めている

構造化とは、「どう動いたらいいのか」「何をしたらいいのか」を物事の全体的に見極めて、関係をわかりやすく頭の中で整理すること。

何が重要なポイントなのか」といったことをすぐに理解できる。


3.疑問点をすぐに解消しようとする

分からないことは調べるなど、疑問点を解消したり、普段からまわりをよく観察しており、自分なりの問いを立てる力を持ち合わせています。


4.日ごろからインプット量が多い

常にいろいろなことを考えている
さまざまな情報に触れる中で、自分なりの問いを立て、自分で仮説を導き出す。
そうしたことの繰り返しが、思考力を磨くトレーニングになっているのかもしれません。


5.視野が広い

思考や知識の幅が広く、多面的に物事を見ることができます。
世の中には自分と異なる価値観や考えがあることを理解しているため、ひとつの意見に固執することもありません。

視座が高く、ひとつ上の視点で物事を考えられる人が多いです。
「上司ならどう判断するか」「その場合、自分はどんな動きをしたらいいのか」といったところまで見据えて行動することができます。

飲み込みが早くなるための方法


「飲み込みの早さ」はさまざまな要素を掛け合わせた複合スキルです。

一朝一夕で身につくものではないため、日頃からトレーニングを繰り返し習慣化することが大切です。


まずは知識の引き出しを増やす。

複数の情報をつなぎ合わせることで、物事の本質を捉えることができます。

そのため、まずは思考の土台となる知識のインプットが欠かせません、急に膨大な情報を頭に入れようとしても、あまり入って来ないです。

日々、コツコツとインプットを継続することが、何よりも大切です。あとは習慣化すること。

せっかく入れた知識をうまく扱えなければ物事の本質を見抜くことはできません。

次に必要となるのが、論理的思考をはじめとする思考力です。

物事を構造的に捉えたり、因果関係を明らかにしたりする上で、欠かせないスキルです。

論理的思考力(ロジカルシンキング)を身につけるためには、

「具体的な言葉を使う」

「自分の意見を批判的にチェックする」

「本質的な問いをおさえる」

「問いに対する主張と根拠を考える」

といった方法があります。

こちらもすぐに習得できるスキルではないため、正しい方法で繰り返しトレーニングすることが重要です。(そして習慣化)

複雑なものをシンプルにしていく思考法のことです。

論理的思考を身につけるメリットと習得方法を紹介します。


物事のつながりを意識する

物事を構造的に捉えるためには、それぞれのつながりを意識する必要があります。

意思決定に必要な情報が最初から全て揃っているわけではないので、持っている情報から推測したり、自分で仮説を立てて道筋を見つけたりしなければなりません。

このように情報と情報のつながりを意識して考えることで、想像力や思考力を鍛えられます。

具体と抽象を行き来する



理解力を高める上で欠かせないのが、抽象化スキルと具体化スキルです。

飲み込みが早い人は、起こった事象の抽象度を上げて、本質を見つけ出します。

「この案件からこういうことが言えそうだ」「ほかの事例にも一般化できないか」と複数の事象に共通するポイントを探すことで、別の具体例にも応用することができます。

また、漠然としたアイデアや考えの解像度を上げるのが、具体化スキルです。

抽象的だったアイデアを具体的なものに落とし込むことで、実行性を高めることができます。

具体と抽象を行き来することによって、思考の精度を上げられるでしょう。

「具体と抽象」とは?
頭の中を整理するための思考法


考える力を向上させる上で、身につけておきたいのが「具体化」と「抽象化」という思考法です。
具体化スキルと抽象化スキルを鍛える方法や実務での使い方などをご紹介します。

視野を広げる

飲み込みが早い人の特徴のひとつとして、「視野が広い」を紹介しました。

さまざまな観点から物事を考えることができなければ、思考は深まっていきません。

見えていることだけを捉えるのではなく、「自分には見えていないところもある」と意識することが重要です。

「自分にはどんな思考の癖や先入観があるのか」「どういったことが見えていないのか」を振り返ることで、視野を広げられるでしょう。

前に読んだ本を勝手におすすめしておきます。
個人的にわかりやすかったので、調べてみて下さい。

細谷功さんの本がおすすめです。

まとめ


「飲み込みが早い」というのは、理解力や注意力、観察力、視野の広さなどの要素を掛け合わせた複合能力です。

いきなり全ての能力を高めることは難しいので、まず自分はどの部分が足りないのかを知ることからはじめましょう。

その上で、できることから始めて、一つ一つ鍛えてみてください。

参考になればと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?