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封筒を開ける瞬間。そして手書きの文字にときめく①

何回かお話してますが、

文通って楽しいです。^^

だけどこの楽しさって、わかる人にはわかるタイプの種類の楽しさだと思う。だから「自分ではしないけど、興味はある…」って方向けに、何が楽しいのか記事にしてみました。

子供のころならまだしも、大人になってもまだ手書きの手紙って嬉しいものなの?
たまには良いかもしれないけど、定期的に交換するとなると面倒では?
まぁ受け取る分には嬉しいけど、返事を書くのは面倒。何書けばいいのか分からない…

そういう方が多そう。


ラインとの違い


コミュニケーションツールという点では、LINEやメールと同じようなものです。ただ時差があるゆえに、会話的なスピード感でメッセージは交換できないので、基本的に一回の情報量が多くなる。あとは、便せんや封筒の選び方、シールを貼るとか、おまけを入れるとか、その辺に個性が出る。

コピペができない

文章をコピー&ペーストができない。不便ではある。一つ一つ自分で考えて、言葉を紡がなくてはいけない。

だけど、お正月に、しばらく連絡を取ってない人から来る「あけおめ」のLINEほど悲しくなるものはない。そう思うのは私だけでしょうか。
皆に、コピペして送ってるんだろうな…としか、思わない。

その中に自分が入ってるだけで有難い?
そう思うのは、よっぽど普段、誰とも繋がらず寂しい思いをしている人か、相手が元恋人(未練がある)の場合くらいでは?
だって、その「あけおめ」LINEに何か返信したって、きっと会話は続かない。何なら返信は来ない。だって相手は、形式的に皆に送ってるだけなのだから。コピペされた「今年もよろしく」に意味なんてない。たぶん、特にあなたと会いたいとも思ってない。笑

それこそ私、相手から音信不通にしてきた元彼から「今年もよろしく」LINEが来てあきれたことがある…。何がしたいの?送る相手くらい選べば…?って。えっと…あわよくば都合の良い関係になりたいの…?とまで深読みしたよね。よろしくって、何をどう、よろしくしたいの…??笑

Facebookなどの「誕生日おめでとう」にも、何か一言付けてほしい派の私。あけおめ誕生日おめでとうも、それだけでは気持ちがこもってない気がする。何も考えなくても言えるから。嬉しいけど、あまり心は動かない。

だけど、手書きのカードなら、話は別。たとえ「おめでとう」だけだとしても、「あけおめ」だけだとしても、わざわざ書いてくれた、私に送ってくれた、カードや便せんを選んでくれた。それだけで嬉しくなるから、年賀状や手書きの手紙は特別。そこに個別のメッセージがあると、更に嬉しい。

手間暇かけてくれた、その喜び。
それが分かるから、私は便利なメールやラインよりも、手紙が好き。手書きが好き。自分が相手にメッセージを送る時も、コピペできるようなメッセージは、なるべく避けている。

おめでとう。いつも素敵な格好をしていて、見習いたいなと思ってます。

誕生日おめでとう、投稿内容がいつも深くて、考えさせられます。

そんな一言があると、嬉しさ格別じゃないですか?
受け取る側の気持ちになれば、誰しも頷くはず。

結局、相手を想う心。言葉にそれが乗ってるかどうか…ですよね♡

定型文しか思い浮かばない関係性の相手には、私は、年始と言ってもわざわざ挨拶は送らないし、Facebookで「この人誕生日です!」と通知が来ても、誕生日の祝い投稿もしない。

不便だからこそ、心がこもる


便利すぎると、人は心を忘れる。時間や手間をかけなくてもできるコミュニケーションは薄くなりがち。

もちろん、LINEでのお祝いだって、誕生日の日が変わった瞬間に送ってくれた…などは、覚えていてくれて嬉しいな、とは思う。日付が変わった瞬間に受け取ることは、そんなに沢山ないから。

結局、差別化。
人に思いを伝えるにも、ビジネスをするにも、他の人がしないことをして初めて、相手を感動させられる。

軽い関係性

別に軽い関係性が悪いわけじゃない。
でも、心には残りにくい。

「体目当ての相手から来た」ラインのスクショ10選!とか、そういう系の動画も、よくあるけど、必要最低限の文字数だったり、簡潔過ぎたり、パターンがある。

たとえば、心の繋がりを求めていない相手に、人はわざわざ手紙は書かない。面倒だから。手っ取り早くないから。

「今日あいてる?笑」
「家行っていい?笑」

など、久しぶりなのに、急に要件だけを送るメッセージ。
手っ取り早いけど、心はこもっていない。そりゃあそうだ。

返信が来なくても落ち込まないし、
ちょっとでも反応があれば、よし!ヤレる!と思うらしい。

簡単にやり取りできる。
だから、スクショも取りやすいし、何かあれば晒されやすい。

便利過ぎるというのは、良いのか悪いのか。

ゆっくりと手書きの文字を書く、心のゆとり


手紙は、時間がかかるから、安易な人間関係の構築には使われにくい。

文通と言うのは、手間がかかる
ある意味で、その手間を楽しむ心の余裕の表れ、なのだと思う。

その分、セラピー効果もあるように思う。

字がめちゃ綺麗じゃなくても、いや綺麗じゃないからこそ、ゆっくりと丁寧に文字を書く。相手への気持ちを込めて。

その行為が、自分の心も癒していく。
楽しい返事が来たら、なおさら嬉しい。相手のメッセージを読みながら、また返事を書く。

そのじれったいくらいのスピードのやり取りが、ほんわかした幸せを作っていく。LINEのように即レスは来ない。だからこそ、スマホを握りしめて、眠れずに通知を待ち続ける…といったような依存症にもなりにくい。

せいぜい、頻繁にポストを覗く…くらいのものだ。郵便屋さんが通り過ぎていけば、その日はもう何も来ないのだから。笑

ゆっくりと楽しみにする。
そういう趣味があるというのは、心の健康に良い。



まだまだある気がするけれど、続きはまた思いついた時に。

定期的にポストに可愛い手紙が来るようになって、私は幸せです。^^




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ありがとうございます、また書きます。思い出したら、また読みに来てください✨