『下』

高速道路を使わずに
下の道を通って
遠出をした

走っても走っても
農道ばかりで
夏の稲が
そよそよ揺れる音が
心地よくて
街育ちなのに
何故か草の匂いが
懐かしかった

車を停めて
下を見たら
道端の雑草に
花が咲いていた

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