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化粧品メーカーではたらくリアル|25歳/製品企画職/新卒入社4年目

本インタビューは、デジタル学生OB訪問にご協力いただける方を代表していただき行っております。

デジタルOB訪問_大

【プロフィール】
年齢:25歳
大学時所属部活:アメリカンフットボール🏈(アナライジングスタッフ)
職種:製品企画/マーケティング
業種: 化粧品メーカー(入社4年目)

1日のスケジュール

化粧品メーカー 1日のスケジュール

(1)現在のお仕事について

化粧品メーカーで、口紅のブランドの製品開発とマーケティングのお仕事をしています。具体的に言うと、新製品開発と既存品の育成、ブランドの中の戦略の部分や予算組みも担っております。

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コロナ禍の中でのマスク生活で、リップのカテゴリーが難しい局面になっていて、市場規模は小さくなってきています。
その分仕事は減るかなと思っていたんですけど、そこを回避するためにどうするかという戦略部分を作るのが忙しい時期になっています。

顧客層のメインは国内です。海外は中国/香港/台湾/韓国に出しているんですが、それはまた別の海外事業部というところがあります。
日本で出来たブランドなので、メインは日本で、海外は他事業部にお願いしてやってもらっているという形です。

(2)現在のお仕事の魅力

私の会社の特性上、「強い製品しか世に送り出さない」という考え方の下でやっています。

「必ず売れる」という確信を持って打ち出していくので、その分時間はすごくかかるし大変なことも多いんですけど、自分で開発して実際に打ち出したときに話題性が大きかったり、市場にすごく変化が起こるんです。

ネガティブに捉えると、時間がかかるというところはあるんですけど、その分、人の使用意向がすごく高いものを世に送り出して、廃盤にすることがないというところはすごく魅力かなと思っています。

今私自身は新製品を世に送り出せていないんですが、限定色の進行などは私がメインで行っています。自分が進行した限定色が人気色になったとか、実際にSNSでバズっているとか、そういったことが嬉しかったです。

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(3)製品企画で活躍している人の特徴

「粘り強いか否か」だと思っています。
アメフトと一緒で、辛いこととか本当にもうやめようかな、と思う事って絶対あるんですよ。私もあります。
でも、そこでいかに踏ん張れるかだと思っています。

うちの会社でブランドを作った人は一度「もう無理!」ってなって会社を辞めたんです。でも、「もう一回挑戦したい!」と言って戻ってきて、35歳くらいでやっと打ち出せたブランドなんです。

長い期間、物凄い努力をされた方だからこそ、今のブランドがあるなと感じているので、粘り強くなれるかどうかはすごく大切かなと思います。

やっぱり簡単に辞める人は辞めるけど、「何も努力もしてないで出来るわけないじゃん」って思うんです。部活と一緒で、「粘り強く頑張る」課題が見つかったら一つずつ潰していく」みたいな考え方を持って、就活生の皆さんも社会に出て仕事をしてほしいです。

(4)製品企画だからこその苦しさ

世の中の女の子たちがその製品、その色をどういう風に感じているとかをなかなか掴み切れなくなってきています。

「化粧品会社の中の人」だからこそ分かる質感や色の差とか、それが可愛いのか可愛くないのかとか、リアルな女の子の気持ちを若干忘れつつあるんです。そこが前の自分に戻りたいなというか、前の感性がなくなってきているなと思い悩むことはあります。

ふと立ち返ったときに、違う違う!ってなることがすごく多くて。

あとはニュアンスでブランドのイメージを伝える事も多い中で、お客さまが何でこの色を可愛いと思って買うのかとか、それを言葉にしないといけないところが難しいと思います。

(5)就職活動を振り返って

この会社に決めた理由として、まず化粧品が好きというところが一番です。
且つコロナになって違ったなって思いますが、私の就活時代には生活雑貨や化粧品は安定している業界って言われていたので、その安心感というのもあるかなと思います。

今の会社が第一志望で、営業はやりたいと思ってなかったので、営業を10年間やってからマーケティングに移動できるという考え方の会社は受けるつもりが無かったんです。
なので、化粧品メーカーは今働いている会社含め3社ほどしかエントリーはしていなくて、面接はここの会社しか受けたことがないかもしれないです。

あとで大変になるのが嫌で、夏のインターンで色んな業界を見て絞った上で冬のインターンに臨んで、自己分析の結果という感じですね。

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(6)今後のビジョン

自分が開発した製品を世に送り出すことが一番の目標かなと思っています。

今は製品がある中で、限定色とか色を新しく出すということしか出来ていないんですが、その中で先輩から盗める考え方もたくさんあるので、そこを盗みつつ、戦略も学んで新しい製品を開発して世に送り出すことが目標です。

そのために既存品の育成や、戦略面の考え方を今のうちに先輩から頂くようにいろいろ見たり、トレンドや他社を分析して「こういう打ち出し方をしていると、こういう魅力になってお客様がすごく引っ張られている」とか、事前に勉強できることをして前に進んでいくっていう感じですね。

(7)就活中の体育会学生に伝えたいこと

「自己分析は大切だ」っていうことは皆さん聞き飽きたと思うんですけど、大切にしてほしいです。

やっぱり自分に合った会社かを見極めておかないと、後で大変なことになるなと思っています。「とりあえず化粧品メーカーがいい」と言って全部受けるとかはちょっと違うのかなと、働いてみて思いました。

会社に選んでもらうというよりも、自分が行きたい会社か否かを見極めるのが就職活動なのかなと今になって思います。

自己分析をして、自分の強みがどこなのかを知った上で企業を見ると、合っている会社がどこなのか分かってきますし、手あたり次第受けるということがなくなるからこそ、その企業についてたくさん調べられると思います。

会社側も「この子が自社に合っているかどうか」を見極めているのが面接なので、お互い相思相愛になれるかどうかを自分でちゃんと見極めておくことが大切かなと思います。

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