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インターン生の声【第30稿】(Nori)

 



今週末は私のホステルで知り合った台湾に留学中の友人と、カンボジア軍が運営する武器使用体験に行きました。私は撃ってませんが、彼がロケットランチャーを打つ様は圧倒で一生脳裏に焼き付くんだろうなという迫力でした。その他グレネードランチャーや、手榴弾なども体験してました。これからインターンされてFPS好きの方、是非行ってみてくだささい。そのあと、車がパンクするというアクシデントがあり、パンクを直す間道に置いてきぼりにされていると、道端でたむろしているおっちゃんたちにイナゴをカリッと揚げたものをいただいきました。こどもの時よく捕まえていたなという哀愁に浸りながら、とても美味しかったです。そのあとはナイトマーケットに行き、週末は終わりました。プノンペンは観光地ではありませんが、たくさんやることがあります。美しい寺院も道を歩いているとちらほら目に入りますし。遊ぼうと思えば本気で日本ではできないようなこともでき、平日はオフィスでメキメキと実力を伸ばす、そんな両極を楽しめるプノンペンの魅力にかなり引き込まれつつあるノリです。


 今日はLogistics,サプライチェーン担当のRethから彼の専門部署でありAgribuddy(AB)の要である、Agri-depoについての詳しい話を聞いたので紹介します。

まずは単語説明

Agri-Depo(D) = 農家がPOP(肥料、種子など)を受け取る場所。
Depo-Buddy(DB) = Buddyの中でも、さらに能力のあるBuddyはABのProvincial head(州ごとのリーダー)から選ばれDBとして起業できる。
*Buddyというのは、農家の中でも信頼のおけて能力のある農家でABと契約をし、契約料をもらいます。
*D=倉庫を所有する者は、カンボジアでは富裕層に当たる。


まずDを立ち上げるにあたって、そのCredit(運転資金)ABと契約している銀行(AMKなど)からの融資という形で集めます。その融資は、肥料を買ったり(POP)、輸送費だったりDの人件費だったり、Dのオペレーション全般に使われます。そのCreditが大体一つのDepoにつき100万ほどになります。POPの仕入れ値と農家に対する売値との差などのマージンが、農家への収益になりCreditをもとにDには、毎月のCashが入ってくるという仕組みになっています。

Rethが "This is a big dream to them."という風に言っていました。もしもあるカンボジアの若者Aが、倉庫を持つ起業をしたいという状況を想定してみてください。Creditを借りるのはとても難しいでしょう。それに卸売業者としての市場調査、倉庫を使いたい供給業者を見つけるなど大変な仕事が山ほどあります。それに対してDBは、そういったもののサポートは全てABから受けられるのです。よくよく考えたらDBもそもそもBから来ていて、Bもさらにもともとは農家である。よってABは農家のカンボジアン・ドリームを実現させています。私自身、努力をすれば上に上がれるチャンスがある、社会学的にいうとSocial Mobilityのある状態というのはとても大切だという実感があるのでこれは素晴らしいことだと思います。

最後に、Ruthが”世界は今どれぐらいの大きさか?”という風に私に聞いてきました。”昔は、世界がどんな大きさかなんて実感で掴むのは無理だった。” そしてその後、”今はこの掌の中にあるんだ”という風にスマホを握りしめながら、私に言ってきました。この時、鳥肌がビビッと走りました。本当にそう信じてやっているんだ、ABのプラットフォームはRethにここまでの実感を与える成熟度なのだと、感じたからです。 



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