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インターン生の声【第44稿】ノリ 〜インターン業務〜

        「ホーチミン紀行」

どうもノリです。最近は仕事に忙しく久々の投稿になりました。先々週は、ベトナム・ホーチミンに行ってきました。私のインターン期間は6週間なので期間が一ヶ月の、カンボジアアライバルビザでは足りません。それもあって観光がてら金、土曜日はお休みをいただき、木曜の午後から日曜日までホーチミンを観光しました。(プノンペンの周りには魅力的な都市がたくさんあるので行かないのはもったいないです。ちゃんと休暇を取りたい時は取らしてもらえるのもこのインターンの良いところです。) 

私はバスを使いました。 Camboticketという予約サイトで予約をしました。この予約会社は、TelegramというカンボジアでメジャーなSNSでの対応サービスを持っており便利に感じました。クレジットカードが使えないという人には、キャッシュコレクティングサービスというのもやっており、回収業者がホテルなどに来てそれで支払いもできるようです。私は帰りのバスの時間を変更したのですが、それもTelegramのやり取りのみで変えてもらえました。次回、シェムリアップ紀行について書くのですが、その際もこの予約サイトで予約しました。

おすすめです。体調が悪かったのでこの日の夜は寝て、金曜日は早速メコン川クルーズに行ってきましたジャングルの中を流れる川の上を小舟で移動したり、蜂の巣から直接ハチミツを舐めたり、蛇を首に巻いたり、たくさんの現地の果物を食べたりとても楽しかったです。

次の日はクチトンネルツアーに行きました。ベトナム戦争中に米軍に対抗するためにゲリラ兵が取った様々な兵法や、戦争時を垣間見えるような展示などがありました。ツアーの終わりに、トンネルの中に実際に入ったのですが、とても狭かったです。重装備で体格のいい米軍兵士は、トンネルの中までゲリラ兵を追いかける事はできなかったんだろうと思いました。戦時中はプレーリードッグの巣穴のように、地下に村があり調理場、学校、家などがあったようです。 戦争で勝つために地中生活も、厭わない執念はすごいものだと感じました。前回行った、Killing Field, Toul Sleng Museumと合わせカンボジア・ベトナム戦争についてそれぞれの国の利害関係、戦争に至った過程などもっと知りたいと思いました。

最終日は、のんびりと予約していたフランスレストランに行ったり、その周辺の郵便局、など古いフランス建築の建物を見て回りました。ホーチミンは綺麗な街並みで歩き回りやすく観光がしやすいと感じました。(プノンペンだと歩き回るのは難しいです。)途中で一緒に回っていた友人の足に、綺麗な青色のトカゲが飛び乗ってきたのはビックリしました。フランス料理今まで、食べた料理で1,2を争う美味しさでした。その後帰りのバスで帰る時にとても焦ったのがイミグレを超えても預けたパスポートが返って来ないのです。その後、サービスエリアで降ろされどうしたものかと思っていたら一台の小型バイクが全員のパスポートをまとめて持ってきました。 後で調べるとこの方式を取っているバス会社は一定数あるようなので、次に行かれる方は心に留めておいてください。

                          ビジネス フロー

私がAGRIBUDDY(AB)で手がけた仕事のひとつに、ビジネスフローを作成するというものがあります。ABのビジネスに関係してくる利害関係者は、ABのカンボジア版農協になり、農家の生活の質の向上に貢献するという壮大なビジネスモデルのため多種多様です。例を挙げると、農家, 地元農業組合, 精米業者, マイクロファイナンス機関, 保険会社, 農業資材生産業者, などとてもたくさんあります。これだけの数のステイクホルダーが、デジタルマネー, 現金, 保険商品, 農業用品,などの物, お金, サービスを交換するのでビジネスはとても複雑になります。現地スタッフも自身が担当している仕事分野以外のABのビジネスは把握していないという実感が私にはありました。それを分かりやすくイラストを交えながら体系化するというのがビジネスフローの仕事です。

この資料に必要な情報を集める際には、ABの各部署のリーダー達に、直接インタビューをする必要がありました。お互い、母語ではない英語でコミュニケーションの難しさもありながら、忙しい時間を使ってもらい、私自身も彼らの時間を使いすぎないように率直に質問を伝え、想像力を持って相手の答えを理解するようにしました。私はこれが本当のグローバルで求められている英語力だと感じました。私自身、カナダの大学で3年間ほど勉強してきまし。大学の授業で理解できないところがあれば、教授に質問します。しかし、教授は生徒の分からないポイントについてはよく理解しているので簡単な質問で済みます。ざっくり言ってしまえば、私がカナダでしてきたスピーキングは受け身的でありました。しかし、実際の職場では正確で早いコミュニケーションが求められます。しかもバックグラウンドが全く違う相手とです。そのためには、ただ単純にAを質問するのではなく、自分は今ここまでは理解している、しかし、Bとのこういう関連性がわからないから教えて欲しいという風な整理した形で話すことが求められます。これは、自分の英会話能力の上達にとてもつながったと思います。

私は、パワーポイントなどほとんど触ったことのない状態からこのタスクを始めました。 社長の北浦さんは、フォントや色使い、資料としての統一性、語句選びなど様々な観点からアドバイスをくれました。もしもこれが投資家用に見せるものに使われるのであれば、それによって何億円ものお金が動くことになる、そう言う事を考えながら作るんだと言う言葉や、もしもABのウェブサイトがぐちゃぐちゃなフォントで書かれていたり、見た目に惹かれなかったりしたら、私はわざわざ異境の地であるプノンペンまでインターンシップに来なかっただろうなど、完璧な資料作りにこだわる重要性を教えて頂きました。私自身、今までは資料というものは伝わればいいんだというぐらいの軽い考えでいたのですが、それを商品のレベルまで高める難しさ、奥深さ、そして楽しさを教わりました。これからインターンを始める方には、引き続きこのビジネスフローの仕事を更新していって欲しいです。

CEOとしての立場から、プロフェッショナルな資料を何千枚も作った経験があり、今日も作り続けている北浦さんから実際にこれを教わった事は、素晴らしい経験になりました。




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