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インターン生の声【第39稿】(ヒオキ)

Twitterの中の人がブログを書いてくださっていたので、ご存知の方もおられると思いますが、先週の月曜日と火曜日にかけてインターン生とマネジメントチームでミーティングを行っていました。
書いている内容と投稿順が前後してしまいますが、ご容赦ください。

先週月曜日はインターン生がこの1か月で気が付いたことや課題を話して、AGRIBUDDYのGroup CEOである北浦健伍さん、AGRIBUDDY のDirector, Chief of analytics officeの繁田奈歩さんからフィードバックをもらい、少し議論をしながら火曜日に発表するsuggestionを詰めていきました。

火曜日はマネジメントチーム(Managing Director of CambodiaのPakk,
Head of OperationのMakara, Chief of HR officer)を含めてのミーティングを行いました。Meetingの内容としては、初めにサケミさんとヒオキがそれぞれ仕事の中で発見した課題と改善策についてマネジメントチームについてプレゼンテーションを行い、マネジメントチームのメンバーがそれを議題に議論するというものでした。

(写真)火曜日の発表とそのあとのミーティングの様子


まずは月曜日と火曜日に分けて話した内容、そこから学んだことについて書き、さらにそこから僕がこの2日間で個人的に学んだことを書いていこうと思います。


【月曜日】

〇話したこと

まずはヒオキとサケミさんが仕事の中で発見した課題について話をしました。

ヒオキ:
field tripに1か月行ってみて感じたことを話しました。
農地では修正すればもっと良くなる点が大きく2つあると感じていました。農家さんへのアプローチとオフィスからLocal staffへのサポートの2つです。これらを修正すれば農家により効果的にAGRIBUDDYの良さをプロモーションすることが出来るのではないかという話をしました。
サケミさん:
主にオフィスでデータを追っていたようです。より目的に沿ったKPI(key performance indicator の略で、企業目標の達成度を評価するための主要業績評価指標のこと(コトバンク))を設定すること、どの数値をKPIとするのか、そのために必要なデータは何かということについて話をしました。

〇フィードバック
(フィードバックと言いながら、ヒオキが感じたことも含めています。ここからもヒオキを主語において書いていきます)

ヒオキの思っていることはもちろんオフィスが知っているような内容でした。つまりオフィスでの決められたことが、伝言ゲーム的に現場に近づけば近づくほど伝わり切っていないということです。コミュニケーションの問題はどの組織にも存在するとは思いますが、AGRIBUDDYで特に問題なのは現場に近づけば教育レベルもそれ以上に下がるということです。
そのため農家にまでうまく伝わり切っていないこともありましたし、現場のスタッフの理解不足のために不満が上がることもあります。

この問題に対する繁田さんと北浦さんの話をまとめると
本来であれば、現場はマネジメントチームが決定したことを信じて疑わずにして欲しいし、ある程度の問題はProvincial Headが管理して解決するべき。しかし、現状ではProvincial Headの能力差があり、全員に同じレベルを求めることは難しい。
そうなった場合、より優秀な人材を雇うか、組織の仕事の中に現場のマネジメントまで含んでしまうという解決策がありますが、どちらが良いのかはケースバイケースなので、それ以降はマネジメントチームとの話し合いの中で決めていくということになっていました。

なのでヒオキは今ある資源の中でどうやってこの問題を解決していくのかということを考えました。

サケミさんに対するフィードバックは必要なデータは揃っているというものでした。ただそれを適切に使用できていない部分があるからそれの整理をしてマネジメントチームに今後も継続的に使えるようにして欲しいというものでした。

その日の晩の準備ではサケミさんは淡々と仕事をされていましたが、僕はどうやって具体策にまで落とし込むのか頭を抱えていました(笑)


【火曜日】

〇話したこと

月曜日に話した内容とあまり変わらないので、プレゼンの内容は省かせていただきます。
ただヒオキのプレゼンは一つ変更点がありました。月曜日話した内容から必要な3点に絞ったのですが、今までお世話になったスタッフ全員に聞き込んでみると、どうやらその3点は今ある資材でしかもあまりコストをかけずに解決できるようでした。
今でもできるという部分を全面的に押してプレゼンを作ることにしました。プレゼンを効果的にしたいという思いももちろんありましたが、現場のスタッフの努力がもっと報われて、もっと多くの農家さんが現状よりも良い暮らしをして欲しいという思いがあったので出来るだけ実行可能なものにしたいという思いがありました。
ただ、誰が責任を持ってどのように実行し、その後どうやってモニタリングしていくのかまでは話すことが出来なかったので、提案だけではありますが、プレゼンを行いました。

〇フィードバック

火曜日のMeetingではフィードバックというものはなく、僕とサケミさんが話した内容を議題にマネジメントチームの方々が議論するという形でした。

話されていた内容を簡単にまとめると
・ヒオキの言っていることは問題であるが、最も大切なことはMentorやProvincial Headといった現場のスタッフがAGRIBUDDYをもっと信じるようになることだ。
・農村部で一番の宣伝効果は発信力のある人間がお金を手に入れたという事実である
・今年からAGRIBUDDYが農家の収穫した作物の買い取りを始めるからそこで大きく農家の意識もMentorの意識も変わってくる
・ただヒオキの言っていることもサケミの言っていること必要だから、Operation Departmentや他の関係するDepartmentは力を入れて取り組んでいくことにする

といった内容でした。

健伍さんのフレッシュな意見を取り入れたいという期待にどれだけ応えられたのかは分かりませんが、本来であればお金を払ってもあってもらえない人たちの前でつたないプレゼンをさせていただき、意見をしてもらえたことは僕にとって非常に貴重な体験でした。


【学んだこと/感じたこと】

月曜日と火曜日の間に学んだことは大きく2つあります。

1、丁寧なコミュニケーションの重要性
2、多国籍な環境で働く面白さ

1、丁寧なコミュニケーションの重要性

これに関しては元から分かっていたことですが、いざ英語となるとほとんど意識ができていませんでした。
上記にあるように現場で様々な問題意識を持ったので、関係がある部署の方に質問を投げてみたのですが、非常にぶしつけな内容で表現方法も良くありませんでした。
結果的にスタッフを怒らせてしまい、謝罪をして許してもらったのですが、自分の言語的感覚の未熟さを実感する結果となってしまいました。
言語スキルが低いにも関わらず、どのスタッフも忙しいのでなるべく短文でシンプルに書こうとしてしまったことと、話の中に北浦さんの名前を出してあたかも社長からの指示で動いているかのように話をしてしまったのが一番の失敗でした。
僕のミスを寛容に受け入れてくれたスタッフの皆さんには本当に申し訳ありませんが、とても貴重な体験をさせてもらいました。

また、この体験を通して伝え方の重要性を実体験として得ることが出来ました。
健伍さんから受けたアドバイスなのですが、

一芸で秀でているのでなければ、自分の夢に到達するためには他人の力を借りるしかない。だからこそ凡人はコミュニケーション能力を鍛えなければいけないし、そこしか生き残る道はない。

実際、僕は危うく伝え方を変えれば助けてもらえていたスタッフを怒らせて、二度と助けを乞うチャンスをなくすところでした。
もっとコミュニケーション(提案、交渉、実行)について学ばないといけないですし、意見は言えても会話のキャッチボールができない自分の言語スキルを訓練する必要があるなと感じています。


2、多国籍な環境で働く面白さ

これはミーティングの後の食事の席で繁田さんから聞いたことです。
つい最近、AGRIBUDDYはグローバルのHR(人事)のトップにフィリピン人のVinceを迎えました。その理由はカンボジア人と日本人は国民性として真面目なので、もっと国民性が陽気なフィリピン人を雇用する必要を感じたからだそうです。
スタートアップは毎日のように問題が起こるので、それにみんなが真面目に対応していると疲弊してくるので、もっと楽しんで仕事をするメンバーを入れる必要があったそうです。

これを聞いた時非常に面白いと思いました。日本にいれば、みんな同じバックグラウンドなので基本的には能力を重視すると思います。しかし、ここではその国の人たちの性格まで考慮に入れてチームを作っています。

面白い!!!

全く僕にとっては新しい考え方でした。北浦さんが最近日本人インターン生を募集している理由もそこにあって、優秀なカンボジア人をそろえているとは言っても、大雑把な部分があったり、日本人が気にしても彼らは気にしない部分があります。それを補うためにはより優秀なカンボジア人を雇用するより日本人が必要だと判断されたそうです。

確かにマネジメントチームの議論を見ていてもPakkと北浦さんとVinceでは話し方も受け答えも話す長さもみんな違います。
面白い、ますます多国籍企業に就職したいという思いが強まりました。

AGRIBUDDYはこれからさらにアジア全体に規模を拡大していきます。
もっと面白いことになっていくと思います。

多国籍企業で働いてみたい方
スタッフ全員がパッションを持って働いている職場で働きたい方

ぜひAGRIBUDDYにインターンシップに来てみてください。
本当に毎日新しい発見があります。

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