インターン生の声【第40稿】(Nori) ~AGRIBUDDYの本質~

スオスダイ! のりです。久々の投稿です。最近とてもお腹の調子が悪かったのですが、ひおきくんから「のり、それは絶対水道の水で歯磨きしてるからやで。」とのアドバイスを頂き、ミネラルウォーターを使って歯磨きをし始めた結果すこぶる調子が良く、同僚と行く昼食でもご飯は三杯必ず食べます。昨日、北浦社長がとても興味深い話をしてくださったので、それについて書きたいと思います。

       (ランチタイムいきつけの、いつものレストランでの写真です。)

現在、AGRIBUDDYはCrop CollectionというAGRIBUDDYの製品を購入した農家から作物(主に米)を買い取る事業を始めています。私は今までこれは精米業者との価格交渉を交渉力の無い農家の変わりにする事により、不当な搾取を防ぐことができるというぐらいにしか考えていませんでした。

しかし、ここにはもっと深い社会に対する貢献が隠れていました。

機会費用・・・AがBという選択肢を選んだ結果、失うことになるCの選択肢を選ぶことによる利益。

例: 農家が精米業者に$1000の価値のある米を売る際に精米業者から、「精米には二ヶ月+その他諸々かかるから、支払いは一年後でね。きっちり揃えて返すよ。」という風に言われます。それを支払うために農家は一年間の収入が無い間、家賃、 家族の生活費を養うため村の有力者時によっては消費者金融からお金を借りたりします。利率は年に10%と仮定しましょう。果たして農家はどれだけのお金を失ったのでしょうか? カンボジアは年間の金利が7%もあります。銀行の通帳にただ預金しておくだけでこれだけの収入が得られるのです。とういうことは農家はこの機会費用も含めて合計17%、$170もの損をしてしまうのです。

どうして精米業者はすぐにお金を支払わないのでしょうか? もちろんわざと返済を遅らせて、資産を運用したいという事もあるかもしれません。しかし大半の場合も彼ら自身も十分な流動資産が無いためにその場で支払えないという場合が多いようです。もしAGRIBUDDYが仲介すれば精米にかかる12ヶ月分の利子はしっかりと精米業者に対して請求されます。また農家への支払いはAGRIBUDDY Fund、又は提携している金融機関からの融資により農家が作物を売る際に、すぐに支払われます。これによって農家はもう機会費用がかかりません。

AGRIBUDDYの農村のお金、物に対する不正義を直すビジネスモデルは素晴らしいものだと感じます。

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