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社会人1年目女子が日本1厳しい寺で修行体験してみた話

曹洞宗総本山永平寺に行ってきました

曹洞宗は、鎌倉仏教の1つで道元法師が開きました。
「ひたすら座禅」厳しい修行で有名です。
そんな曹洞宗の総本山、永平寺の1泊2日修行体験に行ってきました。

今回、永平寺に行った目的は
①雑多な日々から離れ、自分の感覚を研ぎ澄ましたい
②曹洞宗や禅の文化を学びたい

以前から、座禅や瞑想で心を落ち着ける心地良さはなんとなく感じていたので、本場ではどのようにやっているのかなという興味もあったところです。

修業のスケジュール

電話で申し込みをし、いざ修行へ。スケジュールはこんな感じ。

1日目

15:00集合
15:30座禅①
16:20入浴
17:30夕食
18:30講話
19:40映画(永平寺の修行)
20:20座禅②
21:00消灯

2日目

4:30起床
5:15座禅③
6:00朝のおつとめ(お経)
7:30朝食
8:00座禅④
8:30感想文作成
9:00終了

「ひたすら座禅」の宗教だけあって、座禅の時間は複数回ありました。

坐禅

1回20~30分程度でした。(修行僧たちは1日10時間以上×1週間ひたすら座る時期もあるんだとか!)
薄暗い部屋の中、壁に向かって静かに座ります。

実は坐禅、「無所得無所悟」
つまり、得るものも悟るものも無いというのが教えです。
逆に、座禅は手離すもの。
呼吸だけに意識を向け、執着を手離していきます。

中々、呼吸にだけ意識を向けるのは難しく、色んな感情が浮かんできます。
それでもOK。今の自分の状態を受け入れ認識するのも座禅の醍醐味です。

食事

曹洞宗は「食事も修行」です。黙食で、食材に関わった人々や自然に感謝しながら、我が肉体となり心を豊かに保つ「良薬」として頂きます。

1口1口食材に意識を向けて食べていると、その食べ物の味や食感をより感じられましたし、感謝をもって食べることができました。
また、量は多くないのですが満足感がいつもと違いました。

夕食の精進料理
朝食の小食

修行体験した結果

今回の体験では「自分の思考のクセ」に気づくことができました。
私の場合、坐っているときに
「あと何分くらいかな」「明日は何しようかな」と次のことを考えている。

また、座禅以外の時間でも、次の予定を考えているため
「今この瞬間」を楽しめていないことに気づきました。

確かに、いつも予定や家事、たまには大好きな食事をも
「タスク」として考えてしまいそのものを楽しめてい気が。

この気付きは今後の人生を楽しむうえで重要な気づきだと思いました。

修業を終えて

普段忙しくしてると、やることに追われて自分が何をやっていて何を考えているか分からなくなることがあります。

坐禅は、「今ここ」に集中し、自分の状態と向き合う時間。
今後も生活に取り入れたいなと思います。


絵天井の間が美しかった!


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