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阿久比のしごと・うれしかったこと

この週末は、嬉しいことつづきだったので、その気持ちを忘れないように、自分への覚書として、書いておこう。

職場のギャラリー企画で、イラストレーターの山下アキさんの阿久比の風景を描く、展示会が始まりました。わたしは事前にどんな作品を描かれるか知らされてなかったので、出来上がった作品を見て、胸がギュッとなりました。なぜなら、どの作品も、わたしが大事にしたいと思っていた風景だったから。

アキさんが描く阿久比(あぐい)町


外の人が、阿久比を大事に思って描いてくれた、その事実がうれしくて、そして、そこに共感くださるお客さんがいて...感無量でした。

わたしが特に好きな風景は、田園と赤い名鉄電車が走る風景。田んぼが遊び場だったわたしにとって、阿久比の田園風景は、特別で、いつまでも残したい風景の一つです。今回アキさんの展示を見て、阿久比のふつう、である田んぼの風景を大事に思える仲間ができたらなぁ、なんて思ってます。

赤い電車と田んぼ わたしの大好きな場所から


もう一つは、この週末、働いてるお店に浜松から出張料理人の「鮨場 まる」の丸山さんが来てくださり、お寿司の会(あぐいなりの会)を開催できたこと。

寿司屋の命であるシャリを、慣れない調味料と、お米で作ってくださったまるさんの心意気。とってもうれしくて、こっそり涙したのは内緒。

今回まるさんがつかってくださった阿久比のお米「れんげちゃん 」は、亡き祖父が、当時の仲間と一緒につくり始めたお米で、30年以上、この町で大切につくりつづけられてるのです。このお米を、来てくださったみなさんに味わっていただけたことを、とても幸せに感じました。

正直、自分の地元が、何もなくてほんとに嫌で、外を見たくて、色んなとこを転々としたときもあります。

今回、ほどよく外の視点が入ることで、地元を見直す機会になったので、これほどありがたいことはないです。

定期的にしょーもない、って思うこともあるけど、生まれ育った故郷を見捨てずにいたい。

阿久比に訪れてくださるみんなに、ここで働けることに感謝をこめて。

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