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AgVentureLabをご存じですか?

はじめまして!AgVentureLabの「中の人」です。
今回、AgVentureLabもNoteを初めてみようということになり、僭越ながら栄えある第1回の記事を担当いたします!どうぞよろしくお願い致します。
※「中の人」の自己紹介は追々発信予定ですので、お楽しみに!

AgVentureLabのロゴ。意外にスタイリッシュなんです。

1.AgVentureLabって何?

いきなり唐突にAgVentureLabというラボの名称が出ましたが、そもそもご存じない方もいらっしゃるはずですので、今回はラボのご紹介にお付き合いいただきたく思います。

AgVentureLab(通称:あぐラボ)は、JAグループの全国8連(JA全中、JA全農、JA共済連、農林中央金庫、家の光協会、日本農業新聞、JA全厚連、農協観光)が結集して、2019年に東京・大手町に開設されたイノベーションラボになります。

「次世代に残る農業を育て、地域のくらしに寄り添い、場所や人をつなぐ」ことをコンセプトに、AgTech・FoodTech・FinTech・LifeTech・地方創生の5領域に関わるスタートアップを支援​し、起業家育成からコンサルティングまで多種多様な取り組みを行っています。


AgVentureLabの対象領域


スタッフは大体30名強、全国8連からの出向者もいれば、中途入社であぐラボに入社してきたスタッフも在籍しており多様性に富んだスタッフ構成です。

AgVentureLabのスタッフの集合写真
和気藹々と楽しく働いています!

「JAグループが運営している」というお話をすると「農業や食しか対象領域ではないの?」とよく聞かれますが、そんなことは全くありません。
第1次産業を中心としつつも、実生活を支える様々なインフラやアセット(例:病院や介護施設)・パートナー企業・農業者との関わりはもちろん、全国各地の大学や自治体・行政、国内外の連携を有しており多方面からスタートアップの皆様をサポートできる環境が整っています。

AgVentureLabのステークホルダー

2.AgVentureLabって何をしているの?<JAアクセラレータープログラム編>

そんなあぐラボの主軸となっている事業が今期6期目を迎える「JAアクセラレータープログラム(通称:JAアクセラ)」です。
※応募締め切りは3月31日(日)までです!ぜひ下記URLをポチってみてください↓

そもそも、アクセラレータープログラムが何かご存知でない方もいるのではないでしょうか。もしくはインキュベーションプログラムとの違いは何?と思っていらっしゃる方もいらっしゃるかもしれません。
ネットで検索すると大体

・アクセラレータープログラム:大手企業が新興企業(ベンチャー・スタートアップ)に対して協業・出資を目的とした募集行為を開催するもの
・インキュベーションプログラム:新規事業の創出を目的とし、創業や起業を支援するサービス・活動

とあるように、インキュベーションは起業支援が目的であるのに対して、アクセラは協業や出資が目的になります。
JAアクセラは、JAグループらしくAgTech・FoodTechはもちろん、地方創生やFinTech、SDGs等第一次産業を中心に、幅広い領域でスタートアップを募集し半年間JAグループの職員が伴走支援を行うプログラムです。採択されると、農林中金や全農の職員による約半年間の伴走支援のほかにPoC代として採択スタートアップ1社につき最大100万円、農林中金キャピタルとの面談の可能性、東京大手町にあるラボのアクセラ期間中の利用など特典盛り沢山。過去5期通じて伴走者が終わった後の採択者アンケートではNPS5段階中4.6以上という脅威の満足度を誇ります

過去5期通じて採択率は5%以下という、熾烈な戦いを勝ち抜いてきたこれまでの採択企業は
どこも素晴らしい会社ばかりです

今このnoteを書いている「中の人」は、中途入社であぐラボのスタッフとなり、本JAアクセラを第三者的に見ることが多いものの、俯瞰で見ても第一次産業に関わるスタートアップにとっては登竜門的存在と言ってもいい存在だと思います。

他のアクセラでは出資をするための見定め期間として伴走期間を設定している場合もありますが、JAアクセラは特に協業(入り口としてのJAグループやアセットとの接続、ビジネスマッチングの設定等。あくまでも入り口であるため、どうしたらwinwinになるかを検討し単なる商談交渉の設定には留まりません)に力を入れております。出資とは一旦切り離し、伴走期間は純粋に採択スタートアップがスケールアップできるように尽力しているのです。

アクセラが終了した後も、そこで縁が途切れることはなく、あぐラボに顔を出してくださる過去採択者のスタートアップも多いです。「資金調達に成功した」という嬉しいニュースに共に喜び、「新しい販路を開拓したい」と言われ共に頭を悩ませたり、スタートアップとともにあぐラボのメンバー一同も共に成長をしていく関係性にあります。

第3期採択者MISOVATIONとあぐラボスタッフ
第5期採択者フェイガー、JAアクセラ伴走者とあぐラボスタッフ

3.AgVentureLabって何をしているの?<JUMP編>

JAアクセラとともに、あぐラボを支えている事業「JA×University”MIRAI”Pitch-Contest(通称:JUMP)」があります。
JUMPは起業している・起業を目指す、学生チームのサポートを目的とした全国規模のピッチコンテストです。ビジネスプランの対象領域は、JAアクセラと同様の6領域(AgTech・FoodTech・LifeTech・地域創生・FinTech・SDGs等)になります。

JUMPは今年で第3期を迎えており、来月3月2日(土)にファイナリストによる最終審査会を実施予定です。JAアクセラ同様ファイナリストまでの選考通過のハードルは高く、今期3期については8%以下!期を重ねるごとに応募してくださる学生の皆様のレベルは上がっており、審査するあぐラボスタッフも心して書類を拝見しております。特典も賞金総額100万円・JAアクセラ面談選考への参加権・あぐラボを利用したりあぐラボスタッフからメンタリングを受ける権利等豪華なラインナップになっております。

第2期JUMPファイナリスト・スポンサー企業・審査員の皆様

4.AgVentureLabって何をしているの?<その他の活動編>

それ以外にもあぐラボ設立目的の1つとなっている「地域の社会課題解決」に向け、群馬県や富山県・福島県等地方自治体と連携しイベントを開催するのみならず、農業経営体とスタートアップ企業のマッチングを提案したり

群馬県とAgVenture Labとの「農と食のイノベーション創出に係る連携協定」締結
富山県主催の起業家育成プログラム「とやまスタートアッププログラム」との連携

中央省庁(特に農林水産省)との連携も実施し国内での活動にも尽力するほか、タイやシンガポール・フランス各国と連携し、現地でのビジネスマッチングイベントの開催やあぐラボで共同でのピッチイベントを開催する等海外へのスタートアップの進出も支援しています。

タイで実施したカシコン銀行との共催イベントの様子

この他にも、行政向けのイノベーション創発支援、JAグループ内の人材教育コンサルティングやベンチャー留学「NextStage」の運営、アプリ開発も実施中です。

5.まとめ

いかがでしたでしょうか?JAグループのイノベーションラボと言っても、農業や食と限定せず、多岐にわたる活動を実施していることが伝わると嬉しいです。
そしてさらに。従来の活動に加え、今年から新規のプログラムが始動予定となります。そのお話は次回に取っておくとして・・・・
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